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EV充電器の種類を比較|自宅の普通充電・急速充電・V2Hの違いと費用

  • 投稿日:2025.10.01
  • 更新日:2025.10.01

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及が進む中で、充電インフラの整備は重要な課題となっています。EVを快適に利用するためには、適切な充電器の選定と、充電方法の理解が欠かせません。ここでは、普通充電器や急速充電器など、EVの充電器の種類や特徴、加えて「電気を車から家に供給する」V2H(Vehicle to Home)システムについても詳しく解説します。

V2Hを導入するメリットについては「V2Hとは?導入メリット・デメリットと必要機器・費用を徹底解説」をご覧ください。

EV Charger EV充電器の種類について

EV充電器の主な種類

EVの充電器には、家庭用の「普通充電器(200V)」や、外出先で短時間充電が可能な「急速充電器(CHAdeMO方式など)」があります。また、家庭と車で電力をやり取りできる「V2H対応充電器」も登場しています。

1. 普通充電器(AC充電)

普通充電器は、家庭やオフィス、商業施設などに設置される最も一般的な充電器です。主に200Vの交流電源(AC)を使い、車両側で直流(DC)に変換してバッテリーに充電します。

出力:3kW〜6kWが一般的(高出力タイプでは8kW〜10kWも)
充電時間:フル充電までに6~12時間程度(車種や容量により異なる)
設置場所:家庭用充電器として利用されることが多い
メリット:バッテリーへの負担が少ない、設置費用が比較的安価、補助金対象になることが多い
デメリット:急速充電に比べて時間がかかる

2. 急速充電器(DC充電)

急速充電器は直流電源(DC)を用いて、短時間でバッテリーを充電する装置です。高速道路のSA・PAやEV充電ステーションなどで利用されます。

出力:20kW〜150kW(最近では350kWの超急速充電器も登場)
充電時間:約20〜40分で80%程度の充電が可能
対応規格:CHAdeMO(日本中心)/NACS(北米、主にテスラ)
メリット:長距離移動時の充電が短時間で済む、公共インフラとしての利便性が高い
デメリット:機器や設置工事の費用が高額、頻繁な急速充電はバッテリー劣化の原因になることも

急速充電器(DC充電)

3. V2H(Vehicle to Home)対応充電器

V2Hは、EVに蓄えた電力を家へ供給する双方向型のシステムです。充電器というよりは「電力変換機」ですが、EVの充電と放電の両方が可能な装置として注目されています。

役割:通常時:EVへの充電(普通充電と同等)
非常時:EVから家への放電(停電時の非常用電源として)
出力例:充電時 6kW〜8kW程度、放電時 最大6kVA程度の出力で家へ供給
対応規格:基本的にはCHAdeMO規格に対応したEVが必要
メリット:停電時の非常用電源として活用できる、太陽光発電との連携でエネルギー自給率が高まる、EVを家庭用蓄電池としても使える
デメリット:専用のV2H充放電器が必要(設置費含めて高額:100万〜200万円程度)、車両の対応可否を確認する必要あり

V2H(Vehicle to Home)対応充電

オムロンのV2HであるマルチV2Xシステムの対応車種については「【2025年最新】V2H対応車種一覧|国内・海外メーカー別に紹介」をご覧ください。

目的・使用環境に応じた充電器選びのポイント

EV充電器は使用目的や環境に応じて選ぶことが重要です。自宅用ならコストと充電時間のバランスが良い普通充電器が最適。外出先では短時間で充電できる急速充電器が便利です。災害時の備えや家への電力供給も考えるなら、V2H対応機器の導入がおすすめです。V2Hを使った災害対策については「電気自動車の電気は災害時に使える!V2Hで家庭の電気も災害時対策」をご覧ください。

使用場所 推奨充電器 理由
一般家庭、事務所 V2H機器、普通充電器(3〜6kW) V2Hなら安定的に充電しつつ、災害時にも備えられる
集合住宅 スマート充電対応普通充電器 複数世帯でも公平な電力分配が可能
商業施設 急速充電器(50〜90kW) 顧客の短時間滞在中に充電ニーズを満たせる
公共施設・高速道路 急速充電器(90kW以上) 長距離ドライバーの即時充電ニーズに対応

EV充電器・V2H機器の設置に関する注意点

購入場所や施工について

購入先は、EV専門の販売店、家電量販店、インターネット通販のほか、工事込みで販売する住宅設備業者や電気工事店でも取り扱っていますが、設置には電気工事士による施工が必要です。

電気設備の容量確認

家庭に充電器やV2Hを導入する場合、分電盤の主幹ブレーカーの容量が30A〜60A以上必要なこともあります。

設置スペース

V2H機器はサイズが大きめのため、屋外に十分なスペースが必要です。

補助金制度の活用

国や自治体によって、V2Hや充電器の設置に対する補助金が用意されています。詳しくは詳細ページをご覧ください。

オムロンV2H補助金詳細ページはこちら

まとめ:用途に応じた充電器選びを

EV充電器はそれぞれの用途や設置場所、予算に応じて選定することが重要です。また、V2Hは今後のスマートエネルギー社会を支える重要な技術であり、オムロンのV2H機器「マルチV2Xシステム」は家庭用蓄電池の代替にもなり、太陽光発電との連携性からも注目されています。EVの購入やV2H導入を検討している方は、車両・機器の対応可否、設置条件、補助金制度の有無などを事前に確認したうえで、信頼できる販売・施工会社と相談しながら進めることをおすすめします。

オムロン V2H独自のメリットは「オムロンV2Hの5つの独自メリット|他社品と比べて優れている理由」をご覧ください。

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