ホテル関連の展示会でオムロンのスマーレを知ったのですが、筐体がコンパクトという点が最大の採用ポイントでした。当社では新規開業店舗ではなく、既存の営業中ホテルに、できるだけローコストで導入する方法を模索していました。特にホテルごとのレイアウトにあわせて設置できる仕様が必要でした。
また、弊社で採用している卓上型スマーレですとイニシャルコストも大型のものより抑えることができる上に、これまでカウンター内で使用していた自動釣銭機を取り出してスマーレと連携させることができ、資産を有効に活用できます。現在はスマーレと既存の釣銭機の組み合わせによりチェックインから支払いまでをお客様ご自身で行う作業として完結でております。他にもメーカーの提案がありましたが、最終的にはオムロンがこれまでに駅券売機などの社会システムで数多くの実績があり、自動機メーカーとして信頼がおけるというところも決め手になりました。

これまでの人手によるチェックイン業務では後工程の作業も多いため、繁忙時はお客様へおもてなしを行う精神的、時間的余裕が持てないことがありました。それがセルフチェックイン機導入後は、より一層お客様に寄り添ってお声掛けをしたり、カウンター外での観光案内をしたりなど、受け身ではなく能動的に接客できるようになったと思います。操作に関しては、機械に不慣れな方はいらっしゃっても、その場合はカウンター内のPCから遠隔操作で入力補助することもできるので、スムーズに運用しています。チェックインにかかる所要時間自体は人手のチェックインとあまり変わりませんが、リピーターの方になるとかなりスピーディに操作をされる方もおり、今後リピーターが増えることでホテル側はさらに接客面へ注力することができると思います。