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省令改正(出力制御ルール)へのオムロンの対応について

 

省令改正(出力制御ルール)へのオムロンの対応について

For rules outputcontrol

更新日:2024/04/19

2015年1月26日に施行されました、再生可能エネルギー特別措置法施行規則の一部を改正する省令と関連告示(以降、「省令改正」とする)、特に出力制御ルールに対する当社の対応についてご案内させていただきます。

  1. 出力制御に対応した製品
  2. 出力制御対応の準備について
  3. 出力制御に必要な手続き
  4. ハイブリッド蓄電システムの併設可否について

※出力制御に関する運用などについては、当該の電力会社様のウェブサイトもご確認ください。

1.出力制御に対応した製品

現在、販売しています当社ブランド品のパワーコンディショナは全て、出力制御機能を搭載しています。
詳しくは、出力制御に対応した製品一覧でご確認ください。

出力制御の運用が開始される電力会社管内の場合は、必ず出力制御に対応したパワーコンディショナと出力制御機器(エナジーインテリジェントゲートウェイまたはゲートウェイ)をあわせてご利用ください。

出力制御に対応した製品一覧(パワーコンディショナ)

※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。

区分 シリーズ 形式
単相用 KPK KP30K2-A / KP40K2-A / KP55K2-A
KP40K2-P-A / KP55K2-P-A
KPK-A30 / KPK-A40 / KPK-A55
KPR KP48R-J3-A / KP59R-J4-A
KPR-A48-J4 / KPR-A56-J4
KPW KPW-A48-J4
KPW-A55-J4 / KPW-A55-SJ4
KPW-A55-2PJ4 / KPW-A55-2J4 / KPW-A55-2SPJ5 / KPW-A55-2SJ4*1
KPV KPV-A55-J4 / KPV-A55-SJ4
KPM KP44M2 / KP55M2
KP44M2-J4 / KP55M2-J4
KP44M2-PJ4 / KP55M2-PJ4
KP44M2-SJ4 / KP55M2-SJ4
KP44M-SJ4 / KP55M-SJ4
KP44M-A / KP55M-A
KP44M-J4-A / KP55M-J4-A
KP44M-PJ4-A / KP55M-PJ4-A
三相用 KPT KPT-A99 / KPT-A100 / KPT-A123
KPT-A99-E / KPT-A100-E / KPT-A123-E
CEPT-P3A*2 CEPT-P3AT2025B / CEPT-P3AU2025B
ハイブリッド
蓄電システム
KP48S KP48S2-HY-3A / KP48S2-HY-4A
KP48S2-SHY-3A / KP48S2-SHY-4A
KP55S KP55S3-HY-3A / KP55S3-HY-4A
KP55S3-SHY-3A / KP55S3-SHY-4A
マルチ蓄電
プラットフォーム
KPBP-A KPBP-A/KPBPA-S
  • ※形式は、製品本体の銘板に表記されている形式となります。
  • *1 KPW-A2シリーズを完全自家消費用から通常の太陽光発電システム用(従来型)に切り替えるとご使用いただけます。切替方法は従来型への切替施工マニュアルをご覧ください。
  • *2 余剰売電型自家消費システムとして使用する場合は指定の保護継電器・ゲートウェイボックスと組み合わせてください。詳細は製品ページより確認ください。

上記に該当しないパワーコンディショナは、出力制御に対応することができません。上記に該当しない場合は、販売店様にご相談ください。

出力制御に対応した製品一覧(出力制御機器:当社製品名「エナジーインテリジェントゲートウェイ」「ゲートウェイ」)

出力制御機器に該当する製品形式「エナジーインテリジェントゲートウェイ」

区分 形式
住宅向けPV用 KP-MU1P-M
産業向けPV用 KP-MU1F-M
住宅向け蓄電システム用 KP-MU1B-M / KP-MU2B-M
  • ※形式は、製品本体の銘板に表記されている形式となります。

出力制御機器に該当する製品形式「ゲートウェイ」

区分 形式
太陽光発電システム用ゲートウェイ KP-GWPV-Aシリーズ
自家消費用ゲートウェイボックス KP-GWSC-Aシリーズ
マルチ蓄電システム用ゲートウェイ KP-GWBP-Aシリーズ
自家消費三相システム専用ゲートウェイボックス KP-GWSCPT-A
  • *自家消費用ゲートウェイボックスの出力制御は内蔵された太陽光システム用ゲートウェイKP-GWPV-Aが実施します。

出力制御の運用が開始されるまでに該当する電力管内の出力制御に対応した最新のソフトウェアにアップデートする必要があります。
現在、出力制御の運用を開始されている電力会社と当社の出力制御機器「エナジーインテリジェントゲートウェイ」「ゲートウェイ」の最新ソフトウェアバージョンは以下の通りとなりますので、必要な場合はアップデートしてください。

エナジーインテリジェントゲートウェイ

※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。

区分/形式 ソフトVer 出力制御Ver 出力制御の運用開始されている電力会社
住宅向けPV用 / KP-MU1P-M Ver 3.9以降 Ver 1.2.0以降 九州電力様・四国電力様・沖縄電力様・中国電力様・東北電力様・北海道電力様・東京電力様・北陸電力様・中部電力様・関西電力様の各管内の出力制御に対応した最新ソフトウェアは、ここから入手することができます。
産業向けPV用 / KP-MU1F-M Ver 3.9以降 Ver 1.2.0以降
蓄電システム用 / KP-MU1B-M Ver 3.9以降 Ver 1.2.0以降 九州電力様・四国電力様・沖縄電力様・中国電力様・東北電力様・北海道電力様・東京電力様・北陸電力様・中部電力様・関西電力様の各管内の出力制御に対応した最新ソフトウェアは、ここから入手することができます。
蓄電システム用 / KP-MU2B-M Ver 3.9以降 Ver 1.2.0以降

ゲートウェイ

※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。

区分/形式 ソフトVer 出力制御Ver 出力制御の運用開始されている電力会社
太陽光発電システム用 / KP-GWPV-A KP-GWSC-A Ver 1.4以降 Ver 1.1以降 九州電力様・四国電力様・沖縄電力様・中国電力様・東北電力様・北海道電力様・東京電力様・北陸電力様・中部電力様・関西電力様の各管内の出力制御に対応した最新ソフトウェアは、ここから入手することができます。
マルチ蓄電システム用 / KP-GWBP-A Ver 2.3以降 Ver 1.1以降 九州電力様・四国電力様・沖縄電力様・中国電力様・東北電力様・北海道電力様・東京電力様・北陸電力様・中部電力様・関西電力様の各管内の出力制御に対応した最新ソフトウェアは、ここから入手することができます。
  • *自家消費用ゲートウェイボックスの出力制御は内蔵された太陽光システム用ゲートウェイKP-GWPV-Aが実施します。
  • *出力制御Verは、系統連系装置のJET認証出力制御装置のソフトウェア管理番号です。

専用保護継電器

※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。

区分 形式
自家消費専用保護継電器 KP-PRRV-RPC
  • *余剰売電型自家消費システムで利用の場合は、製品番号(シリアル番号)末尾に「VA]が記載されていることを確認ください。詳細は製品ページより確認ください。

パワーコンディショナの出力制御ソフトウェアアップデート対応は、2023年8月末をもちまして終了しました。

2.出力制御対応の準備について

出力制御に対応するには、以下のステップで準備ください。

  1. パワーコンディショナ、エナジーインテリジェントゲートウェイ、またはゲートウェイが対応機種であることを確認する。 ※上記一覧表を参照ください。
  2. エナジーインテリジェントゲートウェイ、またはゲートウェイのソフトウェアが出力制御の運用を開始する電力会社に対応しているバージョンであることを確認する。 ※上記一覧表を参照ください。
  3. エナジーインテリジェントゲートウェイ、またはゲートウェイがインターネットに接続されていることを確認し、出力制御の設定をする。 ※詳細方法は施工・保守 補足説明書(出力制御編)をご覧ください。
  4. エナジーインテリジェントゲートウェイ、またはゲートウェイが正常にインターネット接続されると、ソフトウェア・出力制御スケジュールは自動更新されます。

オンライン方式とオフライン方式

3.出力制御に必要な手続き

出力制御に関するお手続きの案内が各電力会社様から発送されていますので、その内容をご確認して頂き、出力制御に必要な手続きをお願い致します。必要なお手続きについては、当該の電力会社様のウェブサイトでご確認ください。

出力制御の運用を開始された電力会社管内の発電事業者様が対象

出力制御に関するお手続きに必要な資料の記入例を電力会社様ごとに掲載しておりますので参考にお手続きをお願いします。

※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。

電力会社 出力制御関係資料の記入例
九州電力
四国電力
中国電力
関西電力*1
沖縄電力
東北電力
北海道電力
東京電力
北陸電力
中部電力
  • *1 関西電力の供給管内である淡路島南部地域についても四国電力管内と同様に出力制御が必要になります。洲本市、南あわじ市、あわじ市の一部が対象です。

省令改正についてはこちら

経済産業省ウェブサイト
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/150122_press.pdf

4.ハイブリッド蓄電システムの併設可否について

ハイブリッド蓄電システムと併設可能なソーラーパワーコンディショナの組み合わせは下記の3パターンです。
この組み合わせにて上記1項の出力制御に対応した製品から選択してください。

  1. ハイブリッド蓄電システム2セットを併設
    • ハイブリッド蓄電システムは、最大2セットまで併設できます。
    • 5.5kWタイプのハイブリッド蓄電システムと4.8kWタイプのハイブリッド蓄電システムの併設はできません。
  2. ハイブリッド蓄電システム1セットにソーラーパワーコンディショナを併設
    • 当社製ソーラーパワーコンディショナ(KPM/KPR/KPKシリーズ)を使用する太陽光発電システムは、最大5台まで併設できます。
  3. ハイブリッド蓄電システム2セットに加えてソーラーパワーコンディショナを併設
    • 当社製ソーラーパワーコンディショナ(KPM/KPR/KPKシリーズ)を使用する太陽光発電システムは、最大4台まで併設できます。