特定計量制度に対応したPPAビジネス向けパワーコンディショナ
KPW-A-2-M をリリースしました。
完全自家消費専用パワーコンディショナ
屋外仕様KPW-A-2シリーズ
KPW-A-2 series
- 主な特長
- 仕様
- 資料ダウンロード よくあるご質問
主な特長
Features
業界初*1「完全自家消費」を
シンプル&高効率に
実現する次世代システム
今後の太陽光発電において主流となる、発電電力を売らずにかしこく使う「完全自家消費」。
オムロンの完全自家消費システムは独自の制御技術で、施工工数の最小化と発電量の最大化を同時に実現した画期的な次世代システムです。
- *1. RPR機能内臓と99%程度の高精度負荷追従が可能な完全自家消費システム。2020年3月、当社調べ
- 注)日射や消費電力の急変頻度により99%程度にならないことがあります。
- *2. KPW-A-2-Mシリーズ 2022年5月、当社調べ
低圧・高圧に幅広く対応
機器構成が
シンプル
最小限の機器構成や配線で完全自家消費を実現特許取得済
安全保護のために、より機器が必要だった高圧システムでも、必要な機能を専用保護継電器に集約し、最小限の機器構成で自家消費システムを構築できます。
- *1.発電電力>単相負荷の場合 *2.外部入出力を使用する場合はKPW-A55-2(S)PJ4を使用してください。
シンプル
なのに
高効率
高速・高精度負荷追従技術や
高速データ通信で発電量を最大化特許取得済
オムロンの完全自家消費システムなら「高速・高精度負荷追従」 技術で、発電を効率的に利用できます。
99%*程度の高精度負荷追従により、発電電力を最大化します。
低圧・高圧完全自家消費システム共通
- *日射や消費電力の急変頻度により99%程度にならないことがあります
構成が
シンプル
高施工性かつ最小限の機器構成で施工時間を短縮特許取得済
完全自家消費をおこなう場合、逆潮流を防止するためのRPR など、さまざまな機器が必要になり、設計や配線も複雑です。
また、保護継電器などを設置する場合、一度施設を停電させる必要があるため、迅速な作業が求められます。
オムロンの完全自家消費システムは、完全自家消費専用のパワーコンディショナと保護継電器でこれらの課題を解決します。
高圧完全自家消費システムの場合
4in1の専用保護継電器で必要機器・配線が最小限
一般的な自家消費システム
オムロンの完全自家消費システム
- *パワーコンディショナと電力線間の配線は省略しています
コンパクト筐体で設置スペースを削減
必要なスペースが小型の専用保護継電器1台分のみで設置場所の確保の手間がかかりません。
表面取付けなので簡単に設置が可能
盤の前面から作業ができるため、危険な盤内での作業が不要で短時間で施工できます。
低圧完全自家消費システムの場合
パワーコンディショナにRPR機能搭載で追加機器不要
パワーコンディショナがコントローラとRPR機能を内蔵しているため、用意する機器が少なく、RPRを追加するための工事も不要で施工時間が短縮できます。
一般的な自家消費システム
オムロンの完全自家消費システム
- *パワーコンディショナと電力線間の配線は省略しています
シンプル
なのに
高効率
高速・高精度負荷追従技術で発電量を最大化特許取得済
完全自家消費システムでは、逆潮流によるRPR の作動を防止するために、マージンをもった負荷追従制御によるパワーコンディショナの過剰な出力抑制で、必要以上に電力を捨ててしまいます。
オムロンの完全自家消費システムは、独自の高速・高精度負荷追従技術によって最適な制御をおこないます。
低圧・高圧完全自家消費システム共通
高精度負荷追従で捨てる電力を最小限に
消費電力に合わせて99%*程度の高精度で無駄なく負荷追従するため、捨てる電力は最小限になり、発電した電力を最大限利用することができます。
一般的な自家消費システム
オムロンの完全自家消費システム
- *日射や消費電力の急変頻度により99%程度にならないことがあります
高速負荷追従で逆潮流を防ぎ発電停止を阻止
低圧システムの場合はパワーコンディショナ、高圧システムの場合は専用保護継電器に含まれる電力計測機能が電力を監視し、高速のデータ通信による情報伝達で逆潮流を防ぎます。
高圧完全自家消費システムの場合
低圧完全自家消費システムの場合
- *パワーコンディショナと電力線間の配線は省略しています
発電電力が消費電力を超えることがないため、逆潮流発生による発電停止が起こらず、電力を無駄にしません。また、パワーコンディショナの復旧作業も不要です。
一般的な自家消費システム
オムロンの完全自家消費システム
運用が
シンプル
制御スケジュールの
設定不要で簡単運用特許取得済
保守が
シンプル
メール通知設定や異常の
履歴取得で保守性を向上
特定計量制度対応パワーコンデショナKPW-A-2-M
特定計量制度に対応した
PPAビジネス向けパワーコンディショナ
2022年4月施行の特定計量制度に対応した高精度計測を実現。発電用スマートメーター不要で、機器コストと施工コスト、さらに長期使用でランニングコストも抑えられ、PPAビジネスに最適です。
「特定計量制度について」はこちらからご確認ください。
PPA事業者様向け遠隔監視サービススマートメーター相当の高精度計測を実現
KPW-A-2-Mは、スマートメーター(普通電力量計)に相当する経済産業省「特定計量制度に係るガイドライン」の公差階級n3(*)を実現しており、電力量計測値を取引に使用できます。
- (*)JEM 1514(半導体電力変換システム及び装置の電力量検査方法)による。使用前等検査の公差2%以内、使用中の公差3%以内(普通電力量計相当)
発電用スマートメーター不要だからダブル削減
PPAビジネスで必要である発電用スマートメーターを取り付ける必要がなくなり機器コスト削減を実現。さらに施工の配線工数なども削減。タブルでコストを削減し、PPAビジネスを促進します。
- (注)余剰電力を逆潮流して売電を行う場合は売電用スマートメーターが必要になります
長期使用が可能
15年間使用できるからランニングコストも削減
計量法で定められた発電用スマートメーターの10年ごとの機器交換が不要。パワーコンディショナの設計上の標準使用期間*である15年間使用でき、トータルコストを削減できます。
- *設計上の標準使用期間は、保証期間とは異なります。
(注意) 本製品の電力量計測値を取引に使用するには経済産業省への届出が必要です
- 1. 特定計量制度の概要
- 太陽光発電や蓄電池、電気自動車充放電器等の分散型リソースの普及に伴い、リソース毎の取引など、新たな取引ニーズが増えており、
このような取引に用いる電気計量について、事前に届出を行った事業者に対し、適切な計量の実施および、計量器の精度や需要家へ説明を求める等、一定の基準を満たした取引に対しては、計量法の適用を除外して、計量法の検定を受けていない計量器を活用できる制度です。
- 2. 特定計量開始までの手続き
- 特定計量を開始するには、電気事業法施行規則第132条の15の通り、特定計量開始までの30日前までに、あらかじめ経済産業大臣に届け出る必要があります。届け出ずに計量を開始した場合、計量法違反となります。
- 3. 具体的な手続き方法
- ① 届け出書類について
- 届け出に必要な書類は経済産業書資源エネルギー庁HPの「特定計量制度に基づく電気の計量について」に記載例や記載要領が掲載されています。
- ② 弊社PCSに関する記載事項
- 別途記載例を用意しておりますので、弊社担当営業までお問い合わせください。
仕様
Specification
完全自家消費専用パワーコンディショナ
※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。
形式 | KPW-A55-2PJ4*1 | KPW-A55-2J4 | KPW-A55-2PJ4-M*1 | KPW-A55-2J4-M | KPW-A55-2SPJ4*1 | KPW-A55-2SJ4 | KPW-A55-2SPJ4-M*1 | KPW-A55-2SJ4-M | |
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タイプ | 一般タイプ | 重塩害対応タイプ | |||||||
直流入力 | 定格入力電圧 | DC320V | |||||||
運転可能電圧範囲 | DC50~450V | ||||||||
最大許容短絡電流*2 | 4回路:DC50A(1回路:12.5A) 3回路:DC49.8A(1回路:16.6A)*3 2回路:DC40A(1回路:20A) |
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最大動作入力電流*2 | 4回路:DC44A(1回路:11A) 3回路:DC36A(1回路:12A) 2回路:DC24A(1回路:12A) |
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入力回路数 | 4回路(1MPPT) | ||||||||
交流出力 | 定格容量 | 5.5kW(力率0.95/1.0時) | |||||||
定格交流出力電圧 | AC202 ±12V | ||||||||
電力変換効率 | 96%(JIS C 8961準拠) | ||||||||
定格力率 | 1.0 | ||||||||
単独運転検出方式 | 能動的方式:ステップ注入付周波数フィードバック方式(無効電力発振抑制機能対応) | ||||||||
受動的方式:周波数変化率検出方式 | |||||||||
絶縁方式 | トランスレス方式 | ||||||||
電気方式 | 連系運転時 | 単相2線式(単相3線式配電線に接続) | |||||||
自立運転時 | 単相2線式 | ||||||||
自立運転時の定格容量(電圧) | 1.5kVA(AC101V) | ||||||||
夜間の消費電力 | 有効電力:0.5W、皮相電力:11.5VA | ||||||||
使用周囲温度 | -20~50°C | ||||||||
使用周囲湿度 | 25~95%RH(ただし、結露および氷結なきこと) | ||||||||
騒音 | 29dB(Typ) | ||||||||
電力量測定 | 規格 | JEM1514(半導体電力システム及び装置の電力量検査方法)に基づく | JEM1514(半導体電力システム及び装置の電力量検査方法)に基づく | ||||||
公差階級 | n3(使用前等検査の公差±2%、使用中の公差±3%) | n3(使用前等検査の公差±2%、使用中の公差±3%) | |||||||
使用期間*4 | - | 20年相当(設計上の標準使用期間は15年) | - | 20年相当(設計上の標準使用期間は15年) | |||||
外形寸法(横×高さ×奥行) | 450×484×232(単位mm) | ||||||||
質量 | 本体:約20kg、取付けベース板:約2.5kg | ||||||||
本体冷却方式 | 自然空冷方式(内部攪拌ファンあり) | ||||||||
ケース材質 | 金属ケース | ||||||||
ケース塗装色 | フロント:シルバー、サイド/リア:ダークグレー | ||||||||
取付け方式・取付け方法 | 壁掛け方式・ネジ止め | ||||||||
設置環境*5 | 海岸および汽水域から500mを超える屋外または屋内設置 | 屋外設置*6 | |||||||
保護構造 | IP55 | IP66 | |||||||
JET認証登録番号 | MP-0151 |
自家消費単相システム専用ゲートウェイボックス*8
※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。
形式 | KP-GWSC-A | KP-GWSC-A-1*7 |
---|---|---|
機能 | 遠隔モニタリング、遠隔設定、異常時メール送信 | |
ボックス内蔵品 | 太陽光発電システム用ゲートウェイ(KP-GWPV-A)、電力計測ユニット(KP-GWAP-MU)、LTE ルータ、サーキットプロテクタ | 太陽光発電システム用ゲートウェイ(KP-GWPV-A)、LTEルータ、サーキットプロテクタ |
パワーコンディショナ接続台数 | 最大12台 | |
接続可能太陽光発電用 パワーコンディショナ |
KPW-A55-2PJ4、KPW-A55-2J4、KPW-A55-2SPJ4、KPW-A55-2SJ4 | |
表示部 | LCD 2行 半角16文字 文字色:白、背景色:黒/LED 4点 | |
表示内容 | LCD設定内容、発電量などを表示/ LEDシステム正常/異常、発電有無、運転状態 |
|
操作方法 | 操作ボタン(▼/▲/決定/戻る) | |
外部I/F | USB2.0 A(保守作業用) | |
通信 | FDD-LTE[NTTドコモ10年分通信費用は製品代金に含まれます] | |
動作電源 | 単相三線 AC100/200V、50/60Hz | 単相二線 AC100V、50/60Hz |
最大消費電力 | 15W以下 | |
使用温度湿度範囲 | -20~+50℃、RH25~85%(結露および氷結なきこと) | |
保存温度湿度範囲 | -20~+50℃、RH25~85%(結露および氷結なきこと) | |
外形寸法(横×高さ×奥行) | 300×400×165(単位mm ※突起部分含めず) | |
質量 | 約5.5kg | |
ケース材料 | PC+ABS樹脂 UL94-5VB (ライトグレー(RAL7035)) | |
取付方法 | 壁面取付 ※壁取付金具による取付 | |
保護構造 | IP65相当 | |
設置環境 | 海岸および汽水域から500mを超える屋外または屋内設置 |
現在状態表示
- *1. 外部入出力端子、系統電力計測CT入力があります。システム構成によって使い分けてください。
- *2. 「最大短絡電流値」と「最大動作電流値」の両方を満足するようシステムを設計してください。
- *3. 23年2月生産分より
- *4. 使用期間はJEM1514 4.8 通電耐久の影響による。 試験条件1:温度85℃、湿度85%、検査時間1000(h)
使用期間の定義は、JEM1514 解説3.8(p.22)による。 - *5. 直射日光が当たらない場所、揮発性、可燃性、腐食性およびその他の煙、ガスにさらされない場所等に設置してください。詳しくは必ず施工マニュアルでご確認してください。
- *6. 海水の波しぶきが直接かからない場所(ただし台風や強風の一時的な海水の飛散は除く)。
- *7. 専用保護継電器を使用する場合、および自家消費用ゲートウェイボックスとキュービクル内に設置するCTとの距離が30m以上離れる場合にご使用ください。
- *8. エコネットライト通信機能のみを利用する場合、太陽光発電システム用ゲートウェイ(KP-GWPV-A)単体での購入が可能です。太陽光発電システム用ゲートウェイは屋内設置仕様のため、収納ボックス等の中に設置してください。
完全自家消費単相システム専用保護継電器
※表は横にスクロールさせると全体をご覧いただけます。
形式 | KP-PRRV-CPC-B | |
---|---|---|
機種 | OVGR(64)+RPR(67P) | |
準拠規格 | JEC 2500 | |
保護要素 | 地絡過電圧(OVGR) | 逆電力(RPR) |
定格制御電源 | AC/DC110V | |
定格制御電源負担 | AC110V時:3.2VA(不動作時)、6.8VA(動作時) DC110V時:1.4W(不動作時)、3.2W(動作時) |
|
定格周波数 | 50/60Hz | |
電源電圧変動範囲 | 定格電源電圧の+30%、-20% | |
周波数変動範囲 | 定格周波数の±5% | |
定格入力 | ZPD*1(一次側電圧):3810V ZPD*1(二次側電圧):7.6V |
専用CT入力 定格5ACTの二次側を入力 |
動作値整定範囲 | 2-2.5-3-3.5-4-4.5-5-6-7.5-10-12.5-15-20-25-30%-ロック(16Tap) | 0.1-0.2-0.3-0.4-0.6-0.8-1-1.5-2-3-4-5-6-7-8%-ロック(16Tap)*2 |
動作時間整定範囲 | 0.1-0.2-0.3-0.4-0.5-0.6-0.7-0.8-0.9-1-1.2-1.5-2-2.5-3-5s(16Tap) | 0.1-0.2-0.3-0.4-0.5-0.6-0.7-0.8-0.9-1-1.2-1.5-2-2.5-3-5s(16Tap) |
トリップ出力 | OVGR接点:手動復帰/自動復帰(a₂ - c₁₋₂間)共通*3 ※機能選択スイッチ(ディップスイッチ)で選択 RPR:1a接点+Tr出力/自己診断:Tr出力 |
|
バックアップ時間 | 電断後、最大2秒 (5秒整定時は別途UPS等でのバックアップをお願いします) |
|
復帰方式 | 復帰ボタン/外部復帰入出力端子(LRESET)*4 | |
停電監視機能 | あり*4 | |
使用周囲温度 | -20~+65℃(ただし結露、氷結のない状態) | |
使用周囲湿度 | 85%RH以下(ただし結露、氷結のない状態) | |
標高 | 2000m以下 | |
外形寸法(横×高さ×奥行) | 138×149×69.5(単位mm) | |
消費電力 | 1.3W以下 | |
質量(約)本体のみ | 0.8kg以下 |
- *1. ZPD(VOC-1MS2-1)は別売品です。
- *2. 動作電力整定値で9-10%がありません。従来品KP-PRRV-CPCから置き換える場合は整定値が変更となる可能性があります。
- *3. KPW-A-2との通信による接続も機能スイッチ(ディップスイッチ)の選択と同じ動作となります。
- *4. 機能スイッチ(ディップスイッチ)で停電監視機能を選択できます。詳細は取扱説明書をご確認ください。
- *単相対応専用保護継電器は高圧連系向け商品のため、電気事業法で定められた法定点検の対象となります。
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