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完全自家消費導入事例のご紹介
導入事例①ー株式会社 佳長さま
佳長様は和菓子の製造および販売を行う企業です。
同時に、「佳長ファーム」という法人を設立し、農業にも積極的に取り組むという、非常にユニークな活動をされています。
太陽光発電導入の経緯
社長様は以前から所有地に太陽光発電設備を設置し、全量売電を行っており、その収益を会社に還元されていました。
しかし、自然環境への配慮を考え、自社で使用する電力も環境に優しいものにしたいとお考えになり、会社の屋上に太陽光パネルを設置する決断をされました。
導入の目的と効果
電気代の削減以上に、環境への配慮や停電対策を主な目的とされています。
当初、電気代が50%ほど削減されれば十分とお考えでしたが、具体的な削減率にはこだわらない姿勢をお持ちでした。
導入効果として、試算通り、月額80万円程度だった電気代が40万円程度に削減されました。
導入システムの概要
佳長様で実際に導入された太陽光発電システムの構成は以下の通りです。
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太陽光パネル
97.2kWの容量で設置され、パワーコンディショナー(パワコン)は9台導入されています。
過積載率は196.3%で、オムロン社のパワコンは一律に過積載率何%まで対応可能とは謳っておらず、入力される電流・電圧の範囲内であれば接続が可能です。 -
高圧システム構成
キュービクル内に専用保護継電器が設置されています。
発電した電力は、まず電灯で消費され、余剰電力は動力側に使用されます。
さらに余剰が生じた場合、専用保護継電器が検出して負荷追従を行い、RPRが作動する前に調整されます。 -
省スペース
単相パワコンを複数台設置する場合、設置スペースや意匠性が懸念されることがありますが、オムロン社のパワコンは推奨離隔距離3cm以上で設置可能で、大きなスペースを必要としません。
今後の展望とまとめ
導入効果に満足されており、別の工場にも導入を検討されています。
総括として、佳長様は環境への配慮を重視する企業様です。工場でえびせんべいを製造し、出たえびがらを肥料にし、その肥料で育てた米からおせんべいを作るという循環型の取り組みをされています。このような環境意識の高い企業様にとって、自然エネルギーを活用する太陽光発電の自家消費が非常に相性が良いと言えます。
導入事例②ーオムロン野洲事業所
野洲事業所のシステム構成について
野洲事業所のシステム構成についてご説明いたします。
当事業所では、63.24kWの太陽光パネルを設置しており、パワーコンディショナー(パワコン)10台を備えています。
これにより、安定した電力供給を実現しています。
さらに、左上のキュービクル内には専用保護継電器が設置されています。
こちらの取り付けに関する詳細は、弊社の以下のサイトで公開されています。
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/products_service/energy/product/pm/kp-prrv.html
上記は、野洲事業所の実績データのグラフです。
この日は雲が多く晴れ間の少ない休日でしたが、発電は消費電力に対して約99%の追従性を示しました。
このように、産業用自家消費市場へのシフトが進む中で、EPC事業者の役割がますます重要になっています。この市場における最新の動向や、参入メリット、具体的な導入ステップについての理解が重要です。
こうした業界の展望について、詳しく解説したホワイトペーパーをご用意しています。太陽光発電市場の全体像から、自家消費市場の成長理由、さらにEPC事業者が直面する課題まで幅広くカバーしていますので、ぜひ今後の事業展開にご活用ください。