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完全自家消費導入事例のご紹介
導入事例①ー佳長さま
佳長様は和菓子の製造および販売を行う企業です。
佳長様はとてもユニークな会社様で、和菓子(おせんべい)を製造、販売される一方で、佳長ファームという法人を設立し、農業にも取り組んでいることです。
導入のきっかけとして、社長様は既にご自身の所有されている土地で、太陽光発電を設置され、全量売電で売電収入は会社に入ってくる形にされておられました。
しかし、社会の動向や自然環境への配慮から、自社で使用する電力も自然に優しいものにしたいと考え、会社の屋上に太陽光パネルを設置しました。また、停電への備えも意識されています。
期待値としては、電気代の削減よりも環境への配慮や停電対策が主な目的で、具体的な削減率には拘らない姿勢でした。もし電気代の削減に言及するならば、元々は電気代を50%ほど削減できれば良いと考えられていました。
導入効果として、元々の試算通り、月額80万円程度だった電気代が40万円程度に削減されました。
今後の展開として、導入効果に満足されており、コロナの影響が落ち着けば、別の工場にも導入を検討されています。
総括として、佳長様は環境への配慮が行き届いた、自然をされる会社さまです。工場でえびせんべいを製造し、出たえびがらを肥料にし、その肥料でお米を作り、おせんべいを作るという循環を作られています。このような環境意識の高い企業様には、自然エネルギーを活用する太陽光発電の自家消費が非常に相性が良いと言えます。
佳長様で実際に導入されたシステム構成についてご紹介します。
- ・太陽光パネルは97.2kWの容量で設置されており、パワーコンディショナー(パワコン)は9台が設置されています。過積載率は196.3%となっています。当社のパワコンでは、一律に過積載率何%まで対応可能とは謳っておらず、仕様上の入力される電流・電圧の範囲内であれば接続が可能です。
- ・高圧のシステム構成となっており、キュービクルの中に専用保護継電器が設置されています。発電した電力はパワコンを介して電灯から消費され、余剰があった場合は動力側に消費されます。さらに余剰が生まれた場合は、専用保護継電器が検出し、RPRが働く前に負荷追従を行います。
- ・単相パワコンを複数台併設する場合、設置スペースや意匠性が懸念されることがありますが、当社のパワコン間の推奨離隔距離は30cm以上となっており、大きなスペースを取ることはありません。 以上が佳長様で導入されたシステム構成の概要です。
導入事例②ー野洲事業所
野洲事業所のシステム構成についてご説明いたします。
野洲事業所では、太陽光パネルが63.24kWの容量で設置されており、パワーコンディショナー(パワコン)は10台が設置されています。
左上キュービクル内には専用保護継電器が設置されています。
こちらの取り付けに関する詳細は、弊社のウェブサイト内の会員サイトで公開されています。
野洲事業所の実績データのグラフです。たまたま私がモニタリングサイトを閲覧していた際に追従性を発揮していたのでスクリーンショットをとったものです。この日は雲が多くて晴れ間が少ない休日でした。消費に対してほぼ99%で追従しているのがわかります。
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