産業用自家消費システム

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完全自家消費低圧単相システムのご紹介

2024.04.24
セミナーアーカイブ

自家消費システムの3つの特長

①機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応
②シンプル構成で簡単施工
③プログラムレスでも最大発電

特長①機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応

まず「機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応」です。 今回セミナーのテーマを「提案編」とさせていただいているように、自家消費は需要家様のお悩み、ニーズに対して的確なご提案をすることが非常に重要になってきます。

そこで、オムロンの完全自家消費システムは、発電量を最大化するパワーコンディショナ、イニシャルコストの削減に寄与する専用保護継電器、

保守・運用を簡略化するゲートウェイボックス、発電電力の有効活用を可能にする蓄電池の4つを組み合わせることで、需要家様のニーズにあったごご提案が可能になります。

一番基本となるのが「パワーコンディショナ」と「ゲートウェイボックス」の組み合わせですが、こちらは小規模オフィスなどの低圧の受電契約の需要家様におすすめの構成になります。

需要家様が高圧受電、こちらが最も多いパターンになってくると思われますが、この場合は、先ほどの基本の構成に自家消費のために開発した、自家消費専用の保護継電器を加えた3つの機器の組み合わせで、ご提案が可能です。

さらに、需要家様が停電時に備えたい、またピークカットをおこないたいといったご要望をお持ちの場合は、そこに蓄電池、マルチ蓄電プラットフォームを組み合わせてご提案いただけます。
以上のように、需要家様のニーズに合わせて、4つの機器の組み合わせで最適なご提案が可能となります。

特長②シンプル構成で簡単施工

二つ目の特長は、「シンプル構成で簡単施工」です。
専用保護継電器を用いた高圧のシステム構成を用いてこの特長のご紹介をします。
左が一般的な完全自家消費システムになります。
自家消費システムを構成しようとすると、パワコンに加えて、保護継電器が2種類、地絡を検出するOVGRと、逆潮流を検出するRPRが必要です。

さらに自家消費制御のため、電力の計測器、コントローラ、通信機能が必要になります。
オムロンの完全自家消費システムは、専用保護継電器が1台で、地絡のOVGRや、逆潮流防止のRPR、さらに電力計測器を内蔵しています。

また、パワコンは、コントローラーが内蔵され、この2つの最小構成で、完全自家消費を実現しています。
これは、系統保護技術がルーツのオムロンだからこそ生むことができた「完全自家消費システム」です。

パワコンや保護継電器が様々な機能を内蔵してるという部分は、設置する機器が少ない分、実際に施工を行う際の時間の短縮につながります。

さらに、保護継電器は施工のしやすさにもこだわった設計になっています。
例えば画面左、複数の機能を内蔵し、かつ小型な設計で一般的な自家消費システムの設置容積を約85%削減、

加えて、画面右、表面取り付け型にすることで、穴をあけてはめ込む作業をなくしました。
需要家様の建物で自家消費システムの施工を行う場合は、一度建物を停電させる必要があるので、正確かつスピーディな施工が求められます。
オムロンの完全自家消費ならシンプル構成で、設計も、施工もカンタンで時短が可能なシステムとなります。

特長③プログラムレスでも最大発電

3つ目の特長は、プログラムレスでも最大発電です。

一般的な自家消費システムは、逆潮が発生すると瞬時にとまる逆潮防止リレーが発生しないように、少し余裕をもってパラメータを設定することが多いため、
パワコンの出力上限の設定が必要であったり、消費電力に合わせて、余裕のある制御が必要でした。そのため、電力のロスが発生していました。

加えて、20%の余裕のある追従であっても、消費電力が急変したら逆潮防止リレーが作動し、管理者が駆け付けて復旧、
プログラムなどの再設定が必要なため、設定やそのレベルを維持するための定期的な見直しも必要となってきます。

当社の自家消費システムなら、独自の制御技術により消費電力をムだなく自動で負荷追従し、99%程度の高精度負荷追従を行うことで発電を効率よく行います。
手間をかけずに発電した電力を最大限活用できるというのは、自家消費を行う上で非常に重要なポイントです。

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