お役立ち情報
完全自家消費低圧単相システムのご紹介
自家消費システムの3つの特長
①機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応
②シンプル構成で簡単施工
③プログラムレスでも最大発電
特長①機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応
まず「機器の組み合わせで多様なお客様ニーズに対応」です。自家消費は需要家様のお悩み、ニーズに対して的確なご提案をすることが非常に重要になってきます。
オムロンの完全自家消費システムでは、次の4つの機器を組み合わせることで、需要家様のニーズに応じた柔軟な提案が可能です。
- 発電量を最大化するパワーコンディショナ
- イニシャルコストの削減に寄与する専用保護継電器
- 保守・運用を簡略化するゲートウェイボックス
- 発電電力の有効活用を可能にする蓄電池
これらの機器を組み合わせることで、個々の需要家様の課題や条件に合わせた最適な自家消費システムを提案することができます。
一番基本となるのが「パワーコンディショナ」と「ゲートウェイボックス」の組み合わせです。こちらは小規模オフィスなどの低圧の受電契約の需要家様におすすめの構成です。
一方、需要家様が高圧受電を契約している場合、こちらが最も多いパターンになると思われますが、この場合は、先ほどの基本の構成に自家消費専用に開発された保護継電器を加えた3つの機器の組み合わせで提案が可能です。
さらに、需要家様が停電対策を重視している、またピークカットを行いたいといったご要望をお持ちの場合は、そこに蓄電池、マルチ蓄電プラットフォームを組み合わせてご提案いただけます。
以上のように、需要家様のニーズに合わせて、4つの機器の組み合わせで最適なご提案が可能となります。
特長②シンプル構成で簡単施工
2つ目の特長は、「シンプル構成で簡単施工」です。
ここでは、専用保護継電器を用いた高圧のシステム構成を用いてこの特長をご紹介します。
左が一般的な完全自家消費システムになります。
自家消費システムを構成しようとすると、パワコンに加えて、保護継電器が2種類、地絡を検出するOVGRと、逆潮流を検出するRPRが必要です。
さらに自家消費制御のため、電力の計測器、コントローラ、通信機能が必要になります。
オムロンの完全自家消費システムは、専用保護継電器が1台で、地絡のOVGRや、逆潮流防止のRPR、さらに電力計測器を内蔵しています。
また、パワコンにはコントローラーが内蔵され、この2つの最小構成で、完全自家消費を実現しています。
これは、系統保護技術がルーツのオムロンだからこそ生むことができた「完全自家消費システム」です。
パワコンや保護継電器が様々な機能を内蔵してるという部分は、設置する機器が少ない分、実際に施工を行う際の時間の短縮につながります。
さらに、保護継電器は施工のしやすさにもこだわった設計になっています。
例えば上記、左の図のように複数の機能を内蔵し、かつ小型な設計で一般的な自家消費システムの設置容積を約85%削減しています。
加えて、上記、右の図のように表面取り付け型にすることで、穴をあけてはめ込む作業をなくしました。
需要家様の建物で自家消費システムの施工を行う場合は、一度建物を停電させる必要があるので、正確かつスピーディな施工が求められます。
オムロンの完全自家消費システムは、シンプルな構成と施工のしやすい設計によって、時短かつ効率的な導入を実現できます。
特長③プログラムレスでも最大発電
3つ目の特長は、「プログラムレスでも最大発電」です。
一般的な自家消費システムは、逆潮が発生すると瞬時に停止する逆潮防止リレーが発生しないように、余裕をもたせてパラメータを設定することが多いため、
パワコンの出力上限の設定が必要であったり、消費電力に合わせて、余裕のある制御が必要でした。そのため、電力のロスが発生していました。
加えて、20%の余裕のある追従であっても、消費電力の急変時には逆潮防止リレーが作動し、システムが停止することがあります。この場合、管理者が現場に駆け付けて復旧作業を行い、プログラムなどの再設定が必要なため、設定やそのレベルを維持するための定期的な見直しも必要となってきます。
オムロンの自家消費システムでは、独自の制御技術を採用し、消費電力に対して自動で高精度に負荷追従を行います。このシステムは約99%という高い精度で負荷追従を実現し、電力のムダを最小限に抑えながら効率的に発電を行います。そのため、手間をかけることなく、発電した電力を最大限活用することが可能です。
さらに当社の自家消費サービスについて知りたい方のために、サービス資料をご準備しております。以下からダウンロード可能ですので、ぜひご覧ください。