無停電電源装置|Japan
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無停電電源装置(UPS)導入事例
「絶対的な信頼性」が要求される医療電子カルテシステム
オムロンの無停電電源装置(UPS)がデータを守っている
株式会社ビー・エム・エル
カルテを電子化するシステムで医療の質は大きく向上していく
バイオと医療情報システムの分野で多様な事業を展開している株式会社ビー・エム・エル(BML)では、最先端の電子カルテシステム「Medical Station CLINIC」を多くの医療機関に提供しています。
「電子カルテ」とは、従来の紙カルテではなく、電子データによって患者の情報を管理するシステムのことです。1999年4月に厚生省(現、厚生労働省)がコンピュータで作成した文書の保存を認めて以来、急速に普及してきました。
電子カルテ導入のメリットはたくさんあります。
まず第一に、カルテの情報をデータベース化、ネットワーク化することで閲覧性や検索性が大幅に高まり、医療全体の質の向上につながります。また、患者さんへの告知や情報の開示(インフォームドコンセント)の促進にも大きな役目を果たすはずです。
さらに窓口業務を効率化することで患者さんの待ち時間を短くしたり、病院や診療所の経営分析への活用など、その効果は計りしれません。
安定した電源供給でシステムの堅牢性を向上
BMLグループのソフトウェア会社として「Medical Station CLINIC」の開発を行ってきた株式会社メリッツで電子カルテシステムの導入支援・サポートを担当する第二システム部電子カルテサポート課主任の小林裕さんはこう説明します。
電子カルテシステムに求められる前提条件としてシステム自体の堅牢性は欠かせません。このため、ハードウェアの構成を決めるにあたって、無停電装置やバックアップ装置などの選択が非常に重要なポイントでした。」
そして、UPS(無停電電源装置)に採用されたのが、オムロンの機器と電源管理アプリケーションだったのです。
信頼性と多様なOSへの対応がオムロンのUPSを選択した理由
電子カルテシステム用のUPSの選択にあたって、小林さんたちが求めたのは次のような条件でした。
「まずシステムやデータ保護という目的から、機器の信頼性と安定性は絶対に譲れない条件でした。最初にこれらの点について調査を行い、オムロンを含む3社ほどの製品が候補に残ったのです。その後、総合的なコストパフォーマンスの比較を行い、最終的にサーバ用にはオムロンの『BN100XS』、クライアント用にはオムロンの『BX35XFV』を選びました。」
オムロン製品を採用したのには、もうひとつ大きな理由があったそうです。
「オムロンのUPSは自動シャットダウンソフトが多くのOSに対応しており、これはシステム設計上、大きなメリットだったのです。」
あくまで機能とコストパフォーマンスの面から選択したオムロンのUPSでしたが、実際にシステム構成機器として医療機関に設置してみたところ、ユーザー側からの評判もかなりいいそうです。
「電源関係の機器というとどうしても無骨なものが多いのですが、特にBX35XFVは厚さ45mmの薄型デザインに、私自身、好感をもちましたし、お客さまに話を伺っても、『縦置きにもできるのでスペースをとらずに便利』という声を聞きます。もちろん性能面では非常に満足できる製品であり、満足度は高いですね。」
顧客が安心できるシステムの構築には信頼できる機器の選択が欠かせない
臨床検査事業、医療情報システム事業などを通して多くの医療機関と半世紀近いパートナーシップを保ってきたBMLにとって、新しいサービスである電子カルテシステムの提供にあたっても、最優先してきたのは「顧客との信頼関係の維持」だといいます。
「システムの紹介をするときにも、『データの安全性は大丈夫なんだろうね。』といった質問は必ず受けます。私たちはそのときに、ソフトウェアだけでなくハードウェアについても『こういう理由で安心できる機器だけを使っています。』と説明できなければなりません。オムロンは健康機器や産業用製品で知られている企業ですから、電子カルテシステムのトータルな信頼性を伝えるときにも自信をもって『オムロンのUPSを使っています。』と言える。これはシステム開発を行っている私たちにとっては、本当に大きなメリットなのです。」
【取引先企業データ】
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