社員紹介STAFF

営業

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私がオムロンを選んだ理由は、センシング&コントロール+Thinkの技術に惹かれたからです。

私は就活時代、自身が生み出したもので多くの人に笑顔を届けたいという想いを持っていました。その中で、いくら高機能、高性能なものであっても、それをユーザが使いこなせなければ意味はなく、お客様に寄り添ったモノづくりを行う企業に努めたいと思っていました。様々な企業を見ていく中で、オムロンはセンシング&コントロール+Thinkという技術をコア技術に持ち、「相手の気持ちを考えて動く機械」をつくろうという思想を持っていたため、私のしたいことができる会社はオムロンだと思いました。

オムロンの中でも、OSSを選んだ理由は、OSSが社会課題の解決を担う企業だったからです。私の多くの人に笑顔を届けたいという想いを実現するために、広い視野で業界を問わず社会課題の解決に取り組むことができる企業に努めたいと考えていました。OSSは鉄道業界を初めとした、社会インフラを担う企業であり、それ以外の業界でも積極的に社会課題の解決に取り組んでいく会社だったので、OSSなら、自身のしたいことが実現でき、かつ、自分が生み出したもので、社会がより良い方向に変わっていき、たくさんの人が笑顔になっていく姿を自身の目で見ることができると考え、OSSへの入社を決めました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

鉄道業界を中心に、営業という立場でお客様の困りごとを伺い、ソリューションの検討・提案から受注~納入まで、企画や社内の工程管理的な面も含めた業務を行っています。

営業は、お客様と密接に会話できるポジションなので、発言の背景や意図を深堀したり、お客様の温度感を感じ取ったりして、自分なりに解釈し、解決策を考え、社内外の関係者と調整し、お客様に喜んでもらえるソリューションを提供できるよう業務を進めています。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

お客様から、「そういうものが欲しかったんだ」と言ってもらえた時です。

OSSにはイノベーションアワードと呼ばれる社内ビジネスコンテストのようなイベントがあります。その中で私は、かねてより興味のあった発達障がいを持った方が社会であまり雇用されていないといった課題の解決策を提案し、事業化できるよう尽力しました。その際何が原因で雇用が進んでいないのか、企業、発達障がいを持つ方はそれぞれどんな課題を抱えているのかを掴むために、多くの企業や、大学、研究機関、発達障がいを持つ当事者のもとを訪問し、お話を伺いました。その中で、課題解決につながり、企業の方、発達障がいを持った方に喜んでもらえそうな仮説が一つできました。
それを実際に企業の方、発達障がいを持った方にぶつけたところ、「そういうものが欲しかったんだ。ぜひ作ってほしい。」といった声をいただくことができ、飛び上がりそうなほど嬉しかったのを今でも覚えています。

このように、業界や職種限らず、自身のしたいことにチャレンジさせてもらえるのは、OSSならではの部分だと思います。今後も広い視野をもって、社会課題解決に取り組み、自分が生み出したもので、多くの人を笑顔にしていきたいと思います。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

私は技術者として入社し、入社3年目に営業という立場になりましたが、営業配属後すぐに受注した、駅ホームの安全を守る新システムの納入に苦労しました。先述した業務をはじめとした営業業務を行うのは初めてで、かつOSSとして初めて取り組む大きなプロジェクトだったので、社内関係者も多く、営業のことも、商品のことも、お客様のこともわからない自分にとっては、遂行が難しいプロジェクトでした。

しかし、自分の力不足のせいでお客様に迷惑はかけられないと考え、社内外問わず、1対1のコミュニケーションを大事にするようにしました。具体的には、極力電話や対面等で、自分はどこまで理解していて、何がわかっていないかを発信する等自分が腹落ちするまで話をしたり、メールでは聞きづらい、相手の発言の意図や、背景、想いも積極的に聞くようにしたりしました。
また、現場にはできるだけ通うようにし、自分の目でどこに何が納入されるのか、運用はどのように変わるのか確認するようにしました。

結果、無事新システムの納入は完了し、お客様から感謝の言葉ももらうことができました。また、プロジェクトの中で元技術者の強みを生かし、システムの技術的な部分も理解できたので、自身が中心となりお客様と今回の新システムの論文投稿まで行うことができました。 この経験を通して、大きなプロジェクトでも人と現場が大事であることを学ぶことができ、今でも会話と現場は大事にして仕事を行うようにしています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

先述した、自身が生み出したもので多くの人に笑顔を届けたいという想いは今でも変わりません。

ただ、最近はこの夢は抽象的だと考えており、多くの部署や仕事を経験させていただいた中で、自分が満足するキャリアを歩むためには、誰の笑顔を、どのような立場で見たいのか、をより深堀し、言語化していく必要があるのではと考えています。
そして、その言語化のためにはたくさんチャレンジすることが大事であると考えています。
なぜなら、入社してから自身のキャリアについていろいろと悩みましたが、やらずにいろいろ考えるよりも、やってみた方がたくさんのことが得られ、自分のしたいことがより鮮明になってきたからです。

具体的には、私は技術者としてOSSに入社しましたが、数々の仕事の中で、技術者としてお客様の要望をどのように実現するかではなく、お客様と会話し、どこに困っていて、何を提供したら喜んでもらえるかを考えるほうが、私はわくわくすると気づくことができました。そして、その気づきを社内に発信していくことで、自分の夢が実現できる部署にも配属してもらうことができました。

OSSにはたくさんのチャンスが転がっているので、これからもいろいろチャレンジして、自分も満足し、OSSにとっても価値のある新たな事業を生み出せるよう、業務に取り組んでいきたいと思います。