社員紹介STAFF

開発設計(メカ)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

「自分の働きで多くの人を幸せにしたい」という就職活動における自分の思いに対して、多くの人に価値提供ができる「社会インフラ業界」という部分にまず魅力を感じました。なおかつOSSにおいては「チャレンジできる組織風土」を感じ、自分の考えが素直に伝えられ、実現したい自分の志に対して応援してくれる会社だと思い入社を決めました。

実際、根拠やデータなどを準備することで、チャレンジさせてくれた場面を数多く経験してきました。チャレンジするからこそ当事者としての責任感が生まれ、達成したときのやりがい・成長に繋がっているのだと実業務から実感しています。

社会人5年目になりますが、OSSの企業理念である「ソーシャルニーズの創造」「耐えざるチャレンジ」「人間性の尊重」について、非常に実感できる会社だと思います。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

駅に設置されている券売機の中の、交通系ICカードや乗車券を取り扱う「カード処理部」と呼ばれる機器のハードウェア設計を担当しています。直近業務では、約10年ごとにVerUPする券売機に対する、「カード処理部」の次世代機開発を行いました。現行品質の向上・コストダウンを目標に開発を実施し、お客様に「品質」と「価格」という価値を提供することができました。物理工学的な理論計算や3DCADツールを用いて設計⇒試作⇒検証とメカトロニクスをふんだんに発揮できます。もともと苦手な分野でしたが、業務を通じて学んでいけるのでご心配なく。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

小さなところから言うと、自分で仮説を立て、机上で算出した理論値計算結果が実動作にマッチしたときは気持ち良いです。そしてその内容を多くの人に認めてもらえた時にさらにやりがいを感じます。

この小さなやりがいを繰り返すことで、「誰よりもこの部分を理解している」という「スペシャリスト」となる分野が増えていき、今私は、担当である「カード処理部」を誰よりも理解している設計者へと成長できました。
このような自分の成長を実感できた時に1番「楽しさ」や「やりがい」を感じます。

また、自分の働きが誰かを幸せにしているという実感が得られた時にも「楽しさ」や「やりがい」を感じます。どんな設計においてもその背景には「お客様の要望」があります。自分が設計要望の解決者として完了したときに「要望にお応えできた(お客様に価値を提供できた)」と充実感を得られます。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

現地での障害事象の解決です。同時期に4つの障害事象の解決事案を抱えており、 1件1件に対して、要因要素の洗い出し→細分化→細分化した要因要素の絞り込み→絞り込んだ要因要素の検証という膨大な工程を短期間で実行するという内容でした。雲を掴むような状態から膨大な仮説検証を繰り返しました。大変でしたが得たものが非常に多かったです。社内有識者への知見をかき集める作業における「人脈」。仮説検証で得た「分析・洞察力」。客先報告書の作成や報告における「文章構築力」「コミュニケーション力」。
障害事象の解決という傍から見ると地味な業務だと思われがちですが、自分のこの働きがお客様や保守会社様の余分な対応業務を削減することに繋がる大事な業務であることに気付けました。また、大きな成長の糧となりました。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

OSSという土台の中で、全く新しい事業を立ち上げることが目標です。

社会は環境問題・食料危機・人種差別・格差社会・多様性・気候変動など重大な社会課題を 多く抱えています。社会の公器であるOSSでこの重要課題の解決をより多く実現したいと考えています。しかし、今まで数多くの企業で進められてきた「成長戦略思考」ではなく、「持続可能性」が求められる中で、今までのやり方は通用しないと考えてます。社会課題に対するジレンマや矛盾構造をシステムや仕組みで捉え、潜在的ニーズに対するソリューションを探索中です。また、社内においても、このような社会情勢に対する関心や危機感を共有し、社員一人一人が能動的にソーシャルソリューションに向けた「創発」ができる組織風土改革を実践し会社全体で世界課題解決へ挑戦することが夢です。