社員紹介STAFF

開発設計(ソフトウェア)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

社会課題に対して、事業を通じて解決策や価値を提供することで、ユーザーからの「ありがとう!」の気持ちを実感できる会社であると考えたからです。もちろん、この気持ちは直接伝えてもらえないときもあります。しかし、OSSは社会事業に携わっているので、提供するものが日常生活にあり、世の中が便利になっていることを肌身で感じることができると考えたので、OSSを選びました。

また、オムロンの風土に魅力を感じたことも選んだ理由の一つです。就職活動をする中で、説明会や面接を通して、夢を語り、それを追い続けることができる社会人生活をイメージすることができました。(実際、面接であなたの夢は?という問いに対して、某SF映画の超快適な社会を実現したいと語ったら、「いいね!じゃあどうやって実現しようか?」と盛り上がり、とても楽しかったことを鮮明に覚えています)

現在も、「いいね!やってみよう!」の風土を存分に活かし、大変ながらも楽しい毎日を送っています。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

オムロンの新規事業テーマ創出におけるマーケティング業務を担当しています。グループの垣根を越えて、未来の事業の種はどこにあるのか?について調査・分析を行っています。今、社会は移行期にあり、「大量消費・大量生産社会」から、「循環型社会」になりつつあります。この移行に伴う価値観のぶつかり合いから生まれた社会課題は何か?その社会課題に対して、誰にどんな価値を提供することで課題解決に繋がるのか?を調査・分析しています。「正解」があるわけではない業務なのですが、世に散らばっている情報から、この道筋ならば事業として成立するのではないか?!と解き明かしたときは、非常に達成感を感じます。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

私たちで作ったシステム(価値)が、社会インフラの一つとして当たり前に稼働し、社会に役立てていることを実感した時です。OSSのシステムは、現在の社会の当たり前を支えています。当たり前過ぎて、なかなか価値に気付いてもらえないのですが、新しいシステムを納入した後、「ちょっと変わった?いいね」との一般ユーザーからのコメントを聞いたときは、何事にも代えがたい喜びを感じます。自分の作ったシステムが多くの人に良い影響を与えられている、これを実感した瞬間は私の仕事をする上での何よりも代えがたいモチベーションとなっています。

また、楽しく働くことができているのは、「やりたいことは、熱意があれば実行させてもらえる」からだと思っています。私は、入社以前より、プロジェクトマネジメントや新規事業創出に携わりたいと考えていました。一般的には、少し経験を重ねないと任せてもらえないことが多いのですが、積極的に熱意を伝えることで、私は入社2年目より、小さいプロジェクトながらも、リーダーや新規事業のマーケティング業務に携わらせていただきました。もちろん経験がない私にとって苦労が絶えませんでしたが、得られるものがとても多く、充実した時間を過ごすことができました。この経験は、私にとってかけがいのないものになっており、「やりたいことを伝えてもいいんだ!」と改めて実感するタイミングとなりました。様々なことに挑戦する原動力となっています。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

システム開発から、新規事業マーケティングに業務が変わり、仕事を進める上での考え方を変える必要があったことです。仕事内容が異なるので、一見当たり前のように思えるのですが、ここまで大きな違いがあるとは思っていませんでした。

システム開発のときは、「いかに完璧なものを効率よく提供できるか」を常々考えていました。目指すべきゴールがあり、そこに向けて辿るべきプロセスは構築されていたので、いかに効率的に顧客に価値を提供できるかがキーでした。

しかし、新規事業マーケティングでは、「汚く(完璧ではなく)とも、いかに速く仮説立案・検証を繰り返すことができるか」を考える必要がありました。新規事業創出に正解はなく、定められたプロセスなどありません。とにかく早く0から1を生み出す種を見つけ出し、トライ&エラーを繰り返さなければいけません。(新規事業が成功するのは1000の種のうち5つくらいと言われています)

今後の事業を創造するためには、0から1を生み出す思考が必要不可欠です。まだまだ勉強中ではありますが、新たな事業を創造する担い手になれるよう精進して行きたいと考えています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

私は「社会の新しい当たり前」を作りたいと考えています。みなさん、当たり前について考えたことはありますか?蛇口を捻ったら水が出る、毎日寝坊せずに会社・学校に行く、など、これらは普段何気なく使っている設備や実行している生活習慣です。観点としては様々なものがありますが、当たり前を継続できているってとても難しいことだなと私は思っています。そんな「当たり前」を私は作りたいです。少し概念的な話になりましたが、簡単に言うと、20~30年後に「これ当たり前じゃないの?」「うん、それ考えたの俺だけど」って胸を張って言えることが私の目標です。

変化が激しいこの時代、今後どのような社会になっているかは誰にも分かりません。だからこそ、今分かっていることを丁寧に分析し、未来社会を仮説立て、何が求められるのかを考えていくスキルが必要になります。また、求められていることへの価値提供は、一人、一企業だけでは達成することは難しくなってきています。他者(他社)を巻き込み、推し進めていく力も必要になります。これらの力は経験を重ねることでしか得ることができません。
今はまだまだ未熟者ですが、OSSのチャレンジングな風土を活かし、経験を積みながら、夢に向かって挑戦を続けていきたいと考えています。