社員紹介STAFF

開発設計(エレキ)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私の就職活動における信念は、「社会に影響力のある製品をつくりたい」、「何かを自動化する技術を身につけたい」という2つの思いでした。

そんな中オムロンの説明会で、世界初の自動感応式信号制御機・無人駅システムの開発をしたことや、橋梁モニタリングシステム開発に取り組んでいることを知り、”数十年後の社会ソリューションの姿を自動化技術で変えるのはこの会社だ!”と感じました。

また当時から、就活生ならではの悩みごとなどを親身に聞いて下さる社員の姿勢にも感銘を受け、オムロンを選ぶ後押しにもなりました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

道路交通ソリューション機器のエレキ設計を担当しています。

道路で稼働する機器はとてもタフで、信号制御機などは1年中休むことなく、雨・風にさらされ、真夏の直射日光に照らされたり、あるいは雪に埋もれたり、あらゆる厳しい環境のなかでも十年以上稼働し続けます。

この仕様を満たしながらさらなる高機能・低コスト化を実現するため、屋外仕様に特化した技術スキル・ノウハウを身に着けながら回路設計に励んでいます。

また最近は、橋梁など構造物の老朽化をモニタリングする製品開発にも注力しております。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

自分が悩み・こだわった設計デザインが製品に反映され、それが社会を支える一端として、現場で稼働しているのを目の当たりにするとこの仕事を選んでよかったと感じます。

道路交通向けの製品は、屋外の厳しい環境の中で何年も稼働しつづけるため、機能性と耐久性のバランスをとるのが難しいケースが多々あります。単にコネクタを1つ選定するだけでも”現場で作業する人の効率を考えてこんな設計にしたいけど...過去の実績から品質面に不安が...“などと葛藤することは少なくないのですが、これは良い!というアイディアをチームメンバと協創し、それが製品化され全国に広がっていくのは、やはり誇らしいです。

また若手のうちからやりたいことを主張できる職場のため、奇抜なアイディアであってもそれを尊重してもらえるし、納得がいくまで意見交換ができるという点で、スキルアップするためには恵まれた環境だと日々感じています。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

システムを開発する場合の、品質・信頼性を定義するのは常に難しく感じています。

入社2年目のとき、モニタリングシステム開発の信頼性評価試験を担当していたのですが、設置する環境や、ソフトの動作モードが既存商品と全く異なるため、評価試験の方法も従来の比にならないほど多くの時間と手間がかかるということに、試験を始めてから気付くことになってしまい、想定以上の検証時間を要してしまいました。

これをきっかけに、今では設計の前段階で作成する書類には曖昧な表現を使わないよう細かく突っ込み、その後も常にチームメンバ間で認識の整合や意見交換をするよう心掛けています。

品質を十分に確保するために過剰過ぎない適切なレベルで評価をするためには、リスクを予見する目利き力や技術力だけでなく、現場の設置環境、周囲の環境変化、他社様の製品との折衝がないか、などあらゆる知識・経験が必要な場合があるのがこの仕事の難しくてやりがいのある部分だと感じています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

私の目標は、世の中にある装置の点検・修理を完全自動化し、自然災害や老朽化による故障や事故をゼロにすることで、人々の暮らしと安全を守ることです。

私の所属しているグループは日頃からコミュニケーションが活発で、冗談じみた雑談から斬新な発想が生まれたり、それらを技術的な観点で真剣に考えて”こうすればできるんじゃないか”と発想を膨らまる社員が多いです。このように自由な発想を大事にし、若手の意見を取り入れてくれる風土と、今までOSSが蓄積してきた技術・ノウハウを組み合わせることができるこの職場だからこそ私は目標を実現できると考えています。