社員紹介STAFF

開発設計(ソフトウェア)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

大きく2点。
「センシングに興味があったこと」
「社会に役立っていることを実感できるような業務がしたかったこと」
です。

大学時代、研究室を選ぶ時、何がやりたいのか、自己分析していると、色々なデータをまとめたり、変換することで、どう見えるかということを考えることに喜びを見出していると気づきました。そこから、何かをセンシングしたり、センシングした結果を処理したりということを、人生の大半を占める仕事の中で取り組めたらと思うようになりました。
また、同時に自分の開発した商品が、日常生活の一部にあると、「これは自分が開発したシステムなんだよなぁ」と、社会貢献を目に見える形で感じることができ、モチベーション高く働けると思っていました。

自動改札機や信号機は、日本全国どこにでも存在します。
そんな「当たり前」を作ってきたオムロンソーシアルソリューションズに魅力を感じ、入社を決めました。
入社してから分かったことですが、緊張感を持ちながらも、雰囲気の良い職場なので、入社して正解だと思いました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

新規事業の開発ということで、一言で表すなら、「OSSの新しい姿を作っていくこと」でしょうか。

新しい事業を作るということで、色々なことを総合的に実施する必要があります。
お客様の所へ訪問し、マーケティング活動をする営業的な側面。お客様から出てきた要望を取りまとめて、開発側へインプットするSE的な側面。それ以外にも、リリース後の保守運用体制について検討したり、どんな売り方があるか話し合ったり、事業を作るために何でもやっています。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

設計開発として入社し、4年目から新規事業開発へ移ったという経歴なのですが、どんな業務でも、自分の成長を実感できた時が一番の喜びです。
設計開発業務に携わっていた時は、自分が設計し、コーディングし、テストを重ねたシステムが、現場に上手く導入出来た時です。
その時担当していたのが、交通管制システムのソフト開発でした。交通管制システムの一番の特徴は、「24時間複数の装置が連動しながら動いていること」だと思っています。交通管制システムは、基本的には各都道府県に1つだけなので、自分1人のミスで、その都道府県の住民の方全員にご迷惑をお掛けするというプレッシャーの中、新人の頃は先輩のサポートが必要だったのに、1人で導入出来たという経験は何物にも代えられない宝物です。

また、複数の装置が連動しているということで、自分の担当している装置以外も俯瞰的に見る必要があります。最初は自分の担当装置だけしか見れなかったのが、少しずつ見れる範囲が広がっていくことは、自分の成長を定量的に実感させてくれます。

新規事業開発では、初めてやることばかりなので、より成長を実感できます。初めて世に出す製品で、やってみないと正解は無い中、それでも一つ一つの機能や、体制、業務フローなどを論理的に決めていくためには、状況をよりリアルに想定する必要があります。勿論、1人で出来ることでは無いので、皆で相談しあい、時にはぶつかりながらも、成長を実感する日々です。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

開発として入社し、新規事業開発の立場に変わった今、このギャップに戸惑っています。

特にお客様対応という点では、今も四苦八苦し、どうすればもっと上手く出来るのかを考えながら、業務に臨んでいます。
お客様を探すために、公式HPのお問合せ番号に電話し、アポイントを取ること。お客様のところへ訪問し、提案活動を行うこと。全く初めての経験で、最初のうちは全然アポイントも取れず、悔しい思いをしていました。お客様ごとに正解は無く、その場で臨機応変に対応する必要があることに、自分では無理だと思ったこともあります。
ただ、先輩や上司の方が、アポイントの電話をしている所を見たり、一緒に提案活動に伺ったりし、試行錯誤しながら初めてアポイントを取れた時、自分の中の引き出しを増やすこと・やり方を変えることで、自分でも十分に出来る技術だと考えを改められました。

もちろん臨機応変に対応する必要はありますが、事前に「想定される質問」や「会話の方向性」を準備していくことで、今では臆すること無く、アポイントの電話をかけることができます。勿論、アポも取ることができます。
何事も初めてやる時は、自分では無理だ、と諦めそうになりますが、一つ一つの「出来ない」を「出来る」ことに変えることで、どんどん成長していきたいと思っています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

将来的には、大きく2つの「文化」を作りたいと思っています。

1つ目は、自動改札機や信号機が当たり前にある世の中を作ってきた、オムロンソーシアルソリューションズに居るので、未来では「〇〇があるのは当たり前」と呼ばれるような文化を作りたいです。
もちろん、そのためには一筋縄では行きません。世の中はどんどん便利になり、「あったら嬉しいモノ」は多くあっても、「絶対に無いと困るモノ」は、生み出しにくくなっています。

そんな、当たり前と呼ばれる〇〇を生み出すために、社内の技術力アップであったり、異なる開発手法を実施してみたり、品質の基準を考え直してみたりと、社内の文化を変えていきたいです。
そのために、私自身、様々な角度から俯瞰的に物事を見れる人間になりたいと思っています。幸い、今の新規事業開発では、新しい角度を発見する日々なので、このチャンスを逃さず、自分の力として溜めていけたらと思います。

将来でも、オムロンソーシアルソリューションズは、世界中の人々に安心・安全・快適に生活できる社会を提供できるように、日々レベルアップしていけたらと思います。