社員紹介STAFF

営業

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私がオムロン、そしてOSSを志望し入社を決めた理由として、
1、会社の目指す方向、考え方に共感した。
2、社会に貢献していることが分かりやすく目に見える事業だと感じた。
という2点の理由が挙げられます。

就職活動開始当初、「絶対にこんな業界で働きたい!」というような強い軸を見つけられず、業界・業種・職種を問わず幅広い就職活動をしていました。悩みに悩んだ就職活動でしたが、強い軸が見つけられなかったからこそ「社会に役に立っていることが分かりやすい仕事がいいな」という気持ちが強くなり、“価値がわかりやすい仕事”をイメージしながら就職活動を続けていました。

オムロンは、「オムロンの事業=社会課題の解決」という会社の方向性を企業理念として掲げています。この考え方が、私のイメージする“価値が分かりやすい仕事”にリンクしたことが、オムロンを志望することになったきっかけです。また、オムロンの中でも「世の中の役に立っていることが目に見てわかる仕事だな」と一番感じることができた社会システム事業を希望し、最終的に入社を決めました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

新しい事業領域を創り出す役割の部署で、そのために必要な顧客の開拓、新しい製品・サービスの企画を行っています。

オムロンが新しい事業を作る時に必要になってくるのは、“どこにどのような社会課題が存在するか”という情報です。そのような情報を、OSSのことをまだ知らないお客様から抽出してくること、そしてその情報を整理し、新しい製品・サービスの企画を行うことが私の担当業務です。今は人・情報が集まる場所をターゲットとし、観光地や空港に新たな価値提供ができないかを探索しています。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

OSSでの働く上でのやりがい/楽しさを感じる瞬間は以下の2点です。
1、チームで一体となってモノづくりができる
2、日常生活の中で、納品した製品が世の中の役に立っている瞬間に立ち会える

OSSの営業/企画担当は、社内や現場とお客様をつなぐ役割、そして受注/企画した案件を管理し、プロジェクトとして動かしていく際の旗振り役を担います。1つの案件に対し、SE・設計・開発・生産・スタッフ部門・工事部門・そして営業、と多くの人が関わり、それぞれの専門性を生かしながら1つの案件を動かしていきます。
学生時代から、部活動やゼミ活動を通し、1人で何かをやり遂げることよりも、複数人が集まって、それぞれの強みを発揮しながら何か1つのことをやりきる、ということが非常に楽しいと感じていました。このような経験もあり、OSSの営業/企画担当として、他部門と連携しながら案件を動かしていくことに、とても面白みを感じます。

そしてそんなチームで作り出した案件が無事に納品/設置され、動き出す瞬間はとても感動的であり、やりがいに繋がる瞬間です。また、“社会システム”を扱っているOSSだからこそ、日常的にオムロンの製品に出会うことができます。先日1年目に納入した交通信号機を久しぶりに見かけたときは、とても懐かしく、そして継続して社会の役に立っているということを再確認できる時間となりました。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

新製品提案/納入の際は、苦労したなと思います。

昨年度、幸いにもOSSとしてリリースして間もない製品の受注に成功し、チームで納品までを遂行していくことになりました。入社して数年、交通管制システムや、車両検知に係る周辺装置の営業として主に官公庁様を担当していたしていた私は、この製品のリリースを機に、民間企業様向けに担当を持つこととなりました。営業環境も変わり、なおかつ各部署に情報が分散している新製品を扱う、という印象に残る案件でした。

提案を続ける中、お客様から従来の仕様範囲外の要件を強く求められることがありました。オムロンとして想定していない仕様だったことから、従来であれば断らなければならない内容でしたが、お客様のお話を伺うと、現場の運用として確かに必要な機能であるということが分かってきました。現場の声を整理し社内に要件を伝え、技術的に譲れないポイントはどこにあるか、その中でいただいた要件をどうすれば反映させられるか、というところを各部署の知見者から集約し、お客様との交渉を続けました。社内を巻きこんでいくことに苦労も覚えましたが、「なぜこの要件を検討しなければいけないか」というところを説明することを心掛け、最終的に両者の納得のいく結論を出し、納品完了に結び付けることができました。

当時を思い返すと本当にバタバタとしていた中でしたが、“自分自身の手で新しい価値を世の中に広める”ということを体現した実感を初めて持つことができた経験でした。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

目標は、“自分自身の手で新しい価値を世の中に創りだすこと”です。

このようにみると、とても大きな目標であるようにも見えますが、提供する価値の大小は問わず小さな困りごとでもいい。現場や社会の困りごとを少しでも解決できるような製品・サービスを企画したいです。
今、私はOSSが製品を納入したことのない新しい領域の現場が、どのようなことを求めているのか、現場のニーズや困り事を探す役割を担っています。実際の現場を観察させていただいたり、お客様や現場のお話しを伺ったりしていると、少子高齢化・都市一極集中による労働力不足や、インバウンド顧客の増加に伴う顧客ニーズの多様化など、多くの課題が山積している状態であることが分かってきました。

これまでOSSのことを知らなかったお客様が、業界知見のない私のような営業/ヒアリング担当に現場を見せてくださったり、話を聞かせてくださったりする背景には、オムロンに対する「期待」があるのではないかと感じています。それはオムロンが世の中に対して、これまでも多くの驚きや価値を提供してきたからこそ得られるのだと思っています。新しい課題を見つけ、そこから製品やサービスを企画すること、というのは正直なところ非常にチャレンジングなミッションです。だからこそ、お客様や社会からの「期待」をモチベーションとして、そのような「期待」に沿えるような商品を創り続けていかなければならないと実感しています。