社員紹介STAFF

開発設計(メカ)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私がOSSを選んだ理由は、社会貢献を身近に感じられる仕事ができ、新しいことにチャレンジできるためです。

ドキュメンタリー番組などでオムロンには元々良い印象がありましたが、企業として機械系のイメージがなく、自分の活躍できるところは少ないのではないかと思っており、最初は候補ではありませんでした。たまたま会社説明に行ったときに、機械系技術者の活躍の場があることやオムロンの社会貢献に対する強い想いを知り、オムロンという企業について興味を持ちました。私は就職活動の時に人の役に立つ仕事ができるか、自分の仕事を心から誇れるかということを重要視していたのですが、それがオムロンにはあると思い、志望を決めました。

OSSを選んだ理由は、オムロンの中でも特に社会との結びつきが強い事業を担っており、社会に一番近いところで活躍できると感じたところが大きいです。しかし何よりも、説明会で聞いた「次の50年を一緒に作っていきましょう」という言葉が決め手となりました。チャレンジ精神を尊重しているオムロンだからこそ新しいことにチャレンジし、社会と近い環境でよりよい社会を、未来を創っていきたいと思い、OSSを選びました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

私は、駅の券売機に搭載されている紙幣処理メカと呼ばれる機器の開発設計を担当しています。

紙幣処理メカには、投入された紙幣の真贋と金種を判別し、金種ごとに振り分けて金庫に収納する機構や、お釣りとして出金する機構といった様々な機構があります。主にその機構の設計や試作機製作と設計検証等を行なって、機器に求められる機能・性能を作り上げる業務を行っています。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

自ら設計した商品の試作機ができたときは特に楽しさや達成感が得られます。
OSSの商品には、複雑な機構を有するものが多く、開発設計には多くの時間がかかります。パソコン上で数100点ほどの部品を設計したものが、実際に組み上げられ、動き出すというところは何度経験しても達成感があります。

また、OSSの商品は社会との結びつきが強く、生活している中で自社商品を見る機会が多くあります。自分が作った商品が世の中に出て、人々の役に立っているところを見るととてもやりがいがある仕事だと感じます。

また、社内でも社会にとってどのようなサービスや商品が必要か?といったことを考える機会があり、自分たちの生活の中で問題になっていること、社会で問題となっていることをどうすれば解決できるか、ということを考えることが多くあります。社会との結びつきが強いOSSだからこそ、何かできないか、こうすればできるのでは?と働きながら考えることは、とても楽しくやりがいがあると感じています。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

OSSの駅務機器商品には、顧客である鉄道会社様からのご要望を満たすために、カスタマイズして提供する業務があります。ご要望を満たす仕様の商品を納期通りに提供するために、営業や生産、ソフトウェア設計者と打合せを行いながら進めるのですが、技術的な議論が必要なため、商品の知識が多く必要となります。私は、そのカスタマイズ性の高い商品の1つの設計主担当を任されました。当初は本当に分からないことばかりで大変でしたが、先輩社員の方にサポートしてもらい、主担当としての進め方や心構えを学び無事完了することができました。私の職場には聞いたことには快く教えてくれるいい雰囲気があり、その中で日々努力しています。

また、使用していた部品が生産中止となり生産継続のため、代替部品へと切り替える仕事でも苦労をしました。代替部品は機能・性能は満足するものの既存の構造ではメンテナンスができなくなるという課題があり、大幅に構造を変更する必要がありました。私はこれをチャンスだと思い、従来機以上に操作性を改善する設計にチャレンジしたいという想いを伝えました。すると快く了承してもらい、設計を任せてもらえました。新しいことにチャレンジした分、困難なこともたくさんありましたが、試作品が完成したときは大変嬉しかったことを覚えています。その経験から、私も誰かが新たなことにチャレンジできるよう、技術的な判断力を高め、サポートできる設計者になれるよう日々努力しています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

まずは、今担当している商品開発をしっかりと完了させることが目標です。
幸いにも高いシェアの商品の開発を任せて頂いています。商品開発は色々なことを試せる機会なので、様々なことにチャレンジして、さらに高いシェアを獲得できるように努めていきます。また、よりよい商品作りができるよう、この商品開発を通して自らの技術スキルも高めるよう努めています。

私たちの取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。OSSのメカ設計スキルは、駅務機器以外にも転用が可能であり、新たな領域へのチャレンジもしています。自分たちが生活する社会がもっと安心安全で快適となるような商品やサービスを自ら作り出せるよう、さらに技術力を磨いていきたいです。未来を切り開くのは私達だと思っています。社会にとって本当に必要とされる、そんな商品やサービスを作りだしていくためにも、新たな技術や社会の不安、不満への感度も高めていきたいと思います。