社員紹介STAFF

開発設計(エレキ)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私がOSSを選んだ理由は、日常生活で多くの人の目に触れて、社会インフラを支えている商品を開発したいと思ったからです。

就職活動では多くの企業と出会いましたが、その中で最も社会を支えている商品を開発しているのはOSSであると感じました。またOSSだけでなく、オムロングループ全体が高い意識を持って企業理念を実践し、社会を支えていると感じた事も入社の大きな決め手となりました。

また、私が就職活動を行う際に重視したのは、入社した企業の一員となり業務を進めていく中で、自分自身が成長することができるかという点です。私の大学での専攻分野はOSSに直接繋がるものではありませんでしたが、企業説明会などに参加する中で、専攻は異なるけれどチャレンジしてみたいと思うようになりました。オムロングループは、若手のうちから新しいテーマや大きなテーマの仕事を任してもらえ、チャレンジや成長の機会が多く与えられていると感じ、その中でもOSSは社会インフラの構築という大きな責任感のある仕事を行いながら、自身が成長できる環境であると考え入社しました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

私は駅で皆様に利用されている改札機や券売機などの駅務機器のエレキ設計を担当しています。

駅務機器はCPU、ロジックICなどの電子部品、センサ、アクチュエータなどの電装品を組み合わせて構成されており、駅務で必要とされる機能を実現するための、エレキに関わる部分の構想検討、設計、評価を行っています。その中でのエレキ設計では、電子回路設計、FPGA設計、ハーネス設計を担っています。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

私の設計した駅務機器が、駅で多くの人に利用されている姿を見た際に、社会の役に立っているなとやりがいを感じます。

一人では作り上げることができない駅務機器を、テーマメンバ全員で協力し長い時間をかけて作り上げてきているため、自分が関わった機器が駅で安定して稼働している姿を見ると、安心感とともに一人では得ることができない大きな達成感を得ることができます。

また、自身の成長を実感できる際に楽しみを感じます。例えば、一年目、二年目の時には理解できなかった電子回路について、自身での学習や、多くの業務を経験することによって、理解できるようになりました。その上で、私自身が新しい技術を導入してさらなる改善を達成できたり、新たな回路を創り上げることができた際に成長を実感できています。社会インフラを支える機器であり、現行の構成を変えていくのは容易ではありませんが、困難であるほど私自身が新規技術を導入し、より良いものを作り上げていくことに楽しみを感じています。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

私が最も困難であると感じていることは、多くのテーマメンバで一つの目標に向けてものづくりを進めていくことです。

製品を設計開発する際には、営業、開発、生産、品質保証、保守などの様々な部門が関わります。さらに設計部門だけでも、エレキ、メカ、ソフトと異なるスキルメンバが携わります。これらの部門間やスキル間で正しい情報の受け渡しができなければ、優れた製品を市場に送り出すことができません。

例えば、私が1年目のときに、後工程へ伝達する情報を誤ってしまったために、製品を生産する工程に影響を与えてしまいました。後工程での行われる内容を正確に把握できていれば、情報を正しく伝えることができ、問題は起こらなかった工程であったため、他のメンバに伝える情報の大切さを痛感しました。大きなテーマになればなるほどメンバは増えて、様々な意見や情報が交錯します。テーマ全体の流れを捉えて、的確なインプットを選択し、的確なアウトプットを行うことを意識し、他メンバとの情報共有を密にするように心がけています。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

これまでに解決できなかった社会課題を解決し、それが社会に存在するのが当たり前となるような機器を設計する事が私の目標です。ソーシャルニーズの創造を掲げ、一丸となって取り組んでいるOSSとオムロングループでは、そのような機会が必ず得られると考えています。

その目標を達成するために、エレキ設計者として経験を積み上げ成長してきた自身のスキルを、今後の駅務機器の開発において発揮すると共に、足りない部分はさらに努力しスキルを高めていきます。スキルが高まれば、社会課題を解決する策を創造し、より良い社会を実現するチャンスが増えると思っています。私は他の人では解決できなかった社会課題を自身のスキルで解決したいです。

但し、単にスキルを持っているだけでは社会課題の解決はできません。社会のニーズを的確に捉え、助けを必要としている現場に適切なソリューションを提供し、正しく運用されて初めて、課題が解決できると考えます。そのようなソリューションを提供する力となれるように、社会の変化に目を向け、私自身が行動を起こせるようにしていきます。