社員紹介STAFF

開発設計(ソフトウェア)

就職活動の際にOSS(オムロン)を選んだ理由を教えてください。

私は大学で画像処理の研究をしており、その知識を生かして仕事ができる企業を希望しておりました。OSSでは交通機器として、人や車両を検知する商品あったため、画像処理の技術を生かして、自分が日常で利用する機器のモノづくりができることが魅力に感じました。交通機器であれば、自分で設計した機器が運用されている道路を走行し、動いていることを見れることで、社会に貢献できていることを実感できると思いました。

入社前に、今のグループリーダーから交通機器の商品開発業務について次のような説明を受けました、「交通信号制御機や、道路に設置されたセンサで収集したデータを利用することで、交通の流れを最適化し、事故を防止し、命を救うことができる。自分たちの交通社会を安全で快適にするためになくてはならい仕事である。」この説明を聞いて、社会に欠かせない商品開発をしたいと強く感じました。

現在担当しているのはどのような業務ですか。

交通機器のソフトウエア設計を担当しております。

商品としては、交通信号制御機や、高速道路のサービスエリアやICの出入口等に設置されている画像センサがあります。

ソフトウエア設計担当として、仕様書の作成や、コーディング、検証を行っていますが、それだけではありません。商品を納入するにあたって、商品の仕様をお客様ご説明することから始まり、検査方法の検討や、機器の設置調整まで一貫して携わっております。

働くやりがいや楽しさを感じられるのはどんな時ですか。

自分が設計、調整した機器が問題なく運用開始できた時です。
設計から現地での調整まで、1つの商品に長くかかわるので、自分が携わった商品やシステムが問題なく運用開始されたときには達成感があります。自分がユーザーの立場となり、実際に利用できることも楽しみの一つです。

ソフト設計業務では、1年目~2年目は主に評価や検証を行っていましたが、仕様書の作成やコーディングなど、できることが増えていくことにやりがいを感じます。設計開発の業務だけでなく、他企業様と共同開発をしたり、お客様にご説明したり、現地で調整したりすることも多くあるため、お客様や他企業様と一緒になって、道路の安全のためできること検討しているときや、どのような技術を使って何を実現するかを検討してるときにはやりがいを感じます。

仕事で苦労した事、困難だった事はありますか。

2年目に携わった商品の不具合調査に苦労しました。
現場に設置された後、現場から不具合の連絡がありました。最初は、ソースを見直し、社内で検証を行っていましたが、複数の原因が絡み合っていたこともあり、発生原因がなかなかつかめませんでした。しかし、何度か現場に行くことで、不具合の原因を見つけることができました。机上だけでは本質が見えないことがあるため、問題の解決や、改善を行うためには、必ず「現場」に足を運び、必ず「現物」を手に取り、自分の目で「現実」の状況を直接確認することで問題を的確に捉えることができるということを学びました。

今後仕事をしていく上で成し遂げたいと考えている事や目標はありますか。

今後数十年後には、私たちの移動の形は劇的に変わるはずです。
例えば、様々な移動手段や、乗り物によって移動時間が短くなったり、自動運転技術の発展によって、事故が大幅に減少したり、車が空を飛ぶ時代が来るかもしれません。

社会の発展、技術の進化のスピードをいち早く捉え、交通の未来に不可欠な商品を開発し定来たいです。そのためには、ソフト、ハード問わず新しい技術を吸収しマルチな技術者として商品開発に貢献したいと思います。

また、開発から設置まで携わっている経験を生かして、商品開発だけでなく、生産技術や施工現場などにも注目し、メンテナンスや働き方の面でも新たな技術を用いて改良できるような技術者になりたいと思います。