評価ポイント

両手に大きな荷物を抱えて、よろつきながらゲートを通過する高齢者。トロリーバッグを引きながら、ゲートコーナーにぶつけてしまう旅行者。そんな人々を観察し、幅広ゲートを企画した点と、公共機器のデザインとしてまとまった仕上がりが評価されました。

評価ポイント

出発搭乗口では旅客通過確認や人数の把握など、携帯電話やICカード等の複雑な情報読み取りが必要です。かざし忘れや読み取り結果の不具合等について、機器中央上部を面発光させるアイディアで旅客へ確実に認知させる手法をとっている点と、違和感の無いラウンドフォルムと端正な面処理による形態で、空港のインテリア環境とも調和し、安心感や信頼感を表現していることを評価されました。

評価ポイント

鉄道の駅で使用される自動券売機や自動改札機について、障害者や高齢者等の様々な利用者の誰にでも使いやすいユニバーサルデザインに積極的に取り組んだこと、そして自社製品開発にとどまらず、業界の自動券売機バリアフリー設計指針の作成などにも貢献したことが評価されました。

登録のポイント

世界初の自動改札システムは、電気･電子技術と機械機構をたくみに融合させた、わが国の機械技術の粋であると評価されました。駅改札業務の迅速化・省力化と利用者の利便性を飛躍的に向上させ、国民の生活・文化に多大に貢献していることが登録のポイントでした。