(1)太陽光発電による自家発電比率の向上
大容量蓄電池(NAS電池)を併設する事で、広大な敷地を活用し、工場・事業所内の消費を上回る太陽光発電システムの設置が可能となります。平常時、日中の太陽光発電による余剰電力を大容量蓄電池(NAS電池)に蓄電し、夜間に使用することで自家消費の比率を高め、太陽光発電による電力を最大限活用できるようになります。
(2)エネルギーコストを削減
OFEが独自開発したEMSコントローラーにより、「太陽光で発電した電気」を「蓄え」・「使う」を最適に制御することで、最大効率でエネルギーの使用が可能になります。これにより購入電力量を抑え、化石燃料を由来としたエネルギーの削減ができます。
(3)BCP対策を強化
停電時、大容量蓄電池(NAS電池)に蓄電された電力を場内に供給、非常電源の役割を果たすので操業を停止することなく事業を継続できます。昨今急務となっているBCP対策として欠かせない「電源の確保」が可能となり、レジリエンス強化が期待できます。また地域の防災拠点としての活用も考えることができ地域への貢献にもつながります。
導入したシステムの構成
(*1)NAS電池:日本ガイシ株式会社(本社:名古屋市)製の大容量蓄電池。
(*2)PGRE30:PGREはPrivate Generation of Renewable Energy(再エネ自家発電)の略であり、「30」は達成時期の2030年頃と自家発電比率目標値の30%程度を意味します。
(*3)Smart-EMS:創エネ、蓄エネ、省エネを組み合わせ、スマートにコントロールし、最適なエネルギーソリューションを提供することを意味するオリジナルの造語。
(*4)EMSコントローラー: PLC(プログラマブルロジックコントローラー、オムロン株式会社製)に独自開発のアプリケーションを搭載し最適な制御を実現。
太陽光発電システム
写真左:第二工場屋根に設置した太陽光パネル / 写真右:敷地内に野立てした太陽光パネル
大容量蓄電池(NAS電池)
太陽光発電システム容量 | :1,100kW(野立て:500kW、新工場屋根:600kW) |
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大容量蓄電池(NAS電池) | :定格出力:400kW 定格容量:2,400kWh |
導 入 場 所 | :東北アンリツ 第二工場(福島県郡山市待池台一丁目20番地8) |
運 転 開 始 | :東2023年1月 |
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先 オムロン フィールドエンジニアリング株式会社
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エネルギーマネジメント事業本部 TEL:03-6773-5871 |
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