エネルギー問題解決の重要なコンポーネントの開発
我々の開発するシステムは日本のカーボンニュートラル達成のための一つの手段として期待されています。このような、社会課題解決ど真ん中の商品に携われていることはパワエレ技術者としてやりがいを感じています。
パワエレ技術者として社会に貢献している実感

私が技術者としてやりがいを感じた出来事として、蓄電用パワーコンディショナの開発があります。この商品では、顧客価値の向上のために業界初となる新パワーデバイスを採用しました。この開発の中で私は新パワーデバイスを用いた電力変換回路の設計を担当しました。
パワーコンディショナは、扱う電力が大きいことや、長期使用が前提なこともあり、特に信頼性が重視されます。その中で、パワーコンディショナの心臓部ともいえるパワーデバイスに世の中でも新しい部類のデバイスを採用することは大きなチャレンジでした。
今までとは異なる特性に起因する扱い方や長期信頼性の観点など、誰も答えを持っていない中、製品として世に出せる状態まで持っていくことは非常に苦労しましたが、多くの方に助けてもらいながら製品として世に出すことができました。
この商品は今では、OSSの主力製品となっており、パワエレ技術者として世の中に貢献できたことは大きなやりがいにつながっています。
成長を支援してくれる風土
私は入社当初から回路設計を担当していましたが、商品開発を経験する中でパワエレ技術者として不足しているところが見えてきました。
それは、パワエレ技術における性能の向上には回路と制御を含めた最適設計が必要不可欠ということです。
現在、顕在化している社会課題を解決するためには、パワエレ技術者として成長が必要と考えましたが、私は制御設計に関わる専門分野は未経験であり、新たに制御設計を習得するには高いハードルがありました。そんな中、上司の後押しやメンバのサポートがあり、私は現在、制御設計者として、パワエレ技術を磨くことができています。これは、OSSが持つ社員の想い(will)を尊重し後押しする風土があったからだと思っています。
再生可能エネルギー普及という課題を商品開発で解決

日本は2050年の目標として、「カーボンニュートラルの実現」を掲げています。
しかし、そのためには再生可能エネルギーの普及が課題となっています。
太陽光発電は、期待されるエネルギー源の一つですが、単純に導入量を増やすとかえって電力系統を不安定にさせる恐れがあります。
私は、OSSがこれまで培ってきたエネルギー制御技術を用いて、安心・安全な新たなエネルギー商品・サービスを生み出し、再生可能エネルギーの普及とその先のカーボンニュートラルの実現に貢献したいと考えています。
社会を大きく動かし、より良い社会を実現できる
パワーエレクトロニクス技術は外からは中々重要性が見えにくい技術ですが、あらゆるところで社会を支えている重要な技術であり、だからこそ世の中を大きく変えることができる可能性もあると思っています。現在、持続可能な社会に向けて世の中が大きく動いている中でパワーエレクトロニクス技術で社会課題を解決し、一緒により良い社会を実現していましょう。