Crosstalk

座談会02エネルギー事業で働くって面白い

類家
エネルギーソリューション事業本部
エネルギーサービス本部長
家庭向け(低圧電力)新規サービス開発の責任者
平岩
キャリア入社
家庭向け(低圧電力)新規サービスの企画を担当
鍋谷
新卒入社
家庭向け(低圧電力)新規サービスのシステム開発を担当
榎並
エネルギーマネジメント事業本部長
企業向け(高圧電力)エネルギー事業の責任者
渕上
キャリア入社
企業向け(高圧電力)エネルギーシステムの設計・施工を担当

私がOSSを選んだ理由

オムロンはメーカーですが、電力に関するサービス事業もやっていることが大きな特長だと思います。メーカーが電力事業なんて本当にやれるのかについては不安はありませんでしたか?

私は元々、電力小売の会社で働いていたので、オムロンが家庭用蓄電池を売っていたのは知っていました。
なのでオムロン=エネルギーのイメージはあり、電力事業と聞いてもそこまで違和感はなかったですね。

元々、なぜ電力小売の会社を選ばれたんですか?

当時、電力自由化があったので旧一電のような大きなところとも勝負できるかもと期待して、電力の分野に飛び込みました。ですが実際には資金力勝負の世界でしたね。

なるほど。独立系の電力会社ではサービスを広げていきたくても、大きな資金力がなくて広げていけなかったということですか。

* 旧一般電気事業者の略称。2016年の電力小売全面自由化以前から許可を受けて電気事業をおこなっていた関西電力、東京電力などの大手電気事業者を指す。

座談会の様子

そうなんです。ですが家庭用蓄電池の制御という分野でなら、この先、大きなチャレンジができる可能性があるなと考えていました。
家庭用蓄電池で国内トップクラスのシェアであるオムロンであれば、それを制御できればおもしろいことができるかなと思って入社しました。

制御はオムロンにとって価値創造の源泉です。制御という一番おもしろいことを実現しているのが鍋谷さんですね。

そうですね。今は蓄電池がある各家庭の電力の需給調整ができるクラウドシステムを開発しているところです。
低圧の各家庭の電力を見てみると1つ1つは小さいですが、集めると凄い量ですよ。なので、自分の仕事がすごく影響力を持っていて、意義のある仕事だと強く感じられますね。

ITエンジニア・技術者という目線だと、今の仕事はどうですか?

元々クラウドサービスの開発は、チームの一員としてプロジェクトマネジメントに参加したことはありました。
ですが今は実際にクラウドサービスの開発に取り組んでいます。なので、開発者としての純粋なスキルも伸びていると実感できますね。

座談会の様子
おうちdeソーラー

渕上さんは建設業界から転職されてきましたが、どのような経緯で建設業界に入られたのですか?

私は前職が公共建築の空調・給排水などの設備設計をしていました。
元々は大学で建築を学び、建物を建てることはある意味、自然を壊してしまうことになるのですが、建物の設備システムによっては環境に配慮した建物を建てられることを環境工学という分野を学んで知ったことで設備設計に興味を持ち、設備設計の会社に新卒で入社しました。

なるほど。大学時代に興味を持ち、志望した業界に就職されたのですね。

希望していた業界ではあったのですが前職では環境に配慮した設備システムを創りながら、それを事業や利益につなげることは正直、難しくてモヤモヤしていました。
そこで転職を考えたときに設備設計のスキルを活かしながら、環境に配慮した仕事ができるオムロンを見つけました。

ソラモニ

成長を実感できる環境とサポート

実際に、渕上さんのような「環境に配慮しつつ、事業としても成立している仕事がしたい」って人って、きっといっぱいますよね。そういた想いを持って入社してみて、実際にはどうですか?

実は私はオムロンに入るまで、電気分野の設計はやっていませんでした。なので、今は電気設備のことも教えてもらいながら設計ができているので、すごくありがたい環境だと感じています。

渕上さんは、設備設計の知識を活かしながら、電気設備という新たな分野も学んでいただきました。このように既存の能力に加えて、必要となる新たな能力を付けていただくケースは非常に多いです。
各人がもつ強みを大切にしつつも、社会が必要とする能力があれば、新たに習得し、その掛け合わせて価値を創るといった、能力を伸ばしていけるのがオムロンの良さだと思います。

私の場合、入社後に気が付いた職場環境の話だと、元々はベンチャー企業だったので裁量大きく任せてもらえるスタイルだったんですが、OSSのような企業だと、規模が大きいので仕事も細かく分割されていて物足りなく感じるかなと思っていました。
ですが、実際には担当した仕事に関しては裁量大きく任せてもらいつつ、適時フォローをしてもらえるのでどんどん自分が成長していく機会がありましたね。

座談会の様子
座談会の様子

そういう成長機会は多いと思います。私もクラウドのシステム開発以外にも、デジタル活用による業務効率化という分野もやっていきたいと考えていました。そういった自発的なアイデアに対してネガティブな反応は全くなく、むしろ私のチャレンジを応援し、何かあれば助けてもらえます。
支援してくださる社内のメンバも、エネルギー以外の部署や職種を経験された方が多く、視野が広がるという点も成長に繋がっています。

私も前職が建設業だったこともあって、社内のメンバの多様なバックグラウンドには驚かされました。
今までは建設業界の方としか仕事をしていなかったので、OSSの多様な部署出身の方々と一緒に働くことで自分の世界が広がりましたね。

私たちマネジメントをする側も、それぞれのメンバについては自分の世界を広げていただくために、エネルギーや環境という軸の中で、他部署のメンバとのプロジェクトへの参画や、社外の協力先様とのプロジェクトの参画にも、参加いただけるよう配置転換を含めてマネジメントしています。

組織横断型のプロジェクトは非常に重要視しています。従来の業務を行うだけでなく、部門を超えて協働することで、異なる視点を獲得できるような機会を社内では積極的につくるようにしています。
仮に、失敗したとしても、それを活かして次のチャレンジをしてくれればいいと思っています。もちろんメンバそれぞれのキャリアに関してはマネジメント側で何度も議論していますので、皆さんには思い切ってチャレンジしていただきたいです。

座談会の様子
座談会の様子

未来に向けた私のチャレンジ

こうした多様なメンバで話せたからこそ、キャリアやマネジメントにまで踏み込んだ話ができたと思います。ありがとうございます。最後にそれぞれの今後についてお話していただけませんか。

個人的にですが家庭用蓄電システムって値段が高いと思うんです。その割に電力をためても、投資回収のような形で賢く使っているお客様は少ないと思います。
だからこそ、メーカーとして家庭用蓄電池を導入してくださっている方に、一番賢い使い方を伝えていきたいですね。それによってどんどん家庭用蓄電システムが広がっていければいいなと考えています。

僕も平岩さんと話は似ているんですが、お客様が普段使っていらっしゃる再生可能エネルギーに応じて、その価値が還元されるシステムを創りたいですね。その価値が還元されて、お客様にとって使っているだけで得をするよね、といったビジネスはお客様にも、環境にも、私たちにとっても、最適化されたものだと思うので、そういった仕組みを創っていきたいですね。また、技術者としてもスキルアップしていきたいですね。

例えば空調などの設備は、室温制御が重要な製造工場だけでなく、住居など、どのような空間にもあり、それを当たり前に使っていますが、それと同時にCO2を排出してしまうため環境問題につながります。
今はそうした環境問題を意識した企業も増えてきているので、私は環境のことを意識せず当たり前のように使っても、クリーンで環境に配慮されている設備システムを設計して、それをビジネスにも結び付けていきたいですね。

座談会の様子
座談会の様子
座談会の様子