Wnn8 for Linux/BSD

文字入力技術

Wnn8 ロゴ
Red Hat Enterprise Linux 8/CentOS 8 での注意事項
インストールに関する注意事項
  • wnn8le をご利用いただく場合は xorg-x11-fonts-misc, compat-openssl10, gtk2-immodulel-xim, gtk3-immodulel-xim パッケージの追加インストールが必要になります。
    これらがインストールされていない場合は Wnn8 のインストールが中止されますので、OS のインストールメディア等より追加インストールしておいてください。
  • SELinux が有効になっていると jserver の自動起動ができなくなる場合があります。
    Wnn8 のインストール時に SELinux のポリシー許可パッケージインストールの確認メッセージが表示された場合は、インストールしておいてください。
SELinux の設定変更
  • SELinux が有効になっていると、jserver の動作が制限され自動起動ができなくなってしまいます。 SELinux 向けの許可ポリシーパッケージを追加インストールしてください。Wnn8 のインストール時に自動で追加できます。
    Wnn8 のインストール時に追加しなかった場合は、手動でインストールしてください。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「4-1 jserver が自動起動しません」 を参照してください。
GNOME 環境をご利用の場合
  • GNOME を「Wayland ディスプレイサーバー」環境でご利用の場合、XIM が利用できないため Wnn8 による日本語入力がご利用いただけません。
    恐れ入りますが GNOME は「X11 ディスプレイサーバー」環境にてご利用ください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
  • Qt 5 では XIM がサポートされていないため、Qt 5 アプリケーションには wnn8le が接続できず、入力が行えません。
  • Qt 4 アプリケーションでは、入力時にアプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
ともに詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
GUI ツールをご利用時の注意事項
  • OS/バージョンによっては wnnenvutil や wnndictutil などのグラフィカルツールの起動時、ターミナル上に「Gtk-Message: ****: Failed to load module "canberra-gtk-module"」 というメッセージが表示される場合がありますが、動作に影響はありません。
Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7 での注意事項
インストールに関する注意事項
  • xorg-x11-fonts-misc パッケージの追加インストールが必要になります。
    また iiimf-wnn8 のインストールには、libgnomeui, libbonoboui およびそれらが依存するパッケージ群が必要になります。
    これらがインストールされていない場合は Wnn8 のインストールが中止されますので、OS のインストールメディア等より追加インストールしてください。
  • SELinux が有効になっていると jserver の自動起動ができなくなる場合があります。
    Wnn8 のインストール時に SELinux のポリシー変更の確認メッセージが表示された場合は、変更しておいてください。
  • GNOME 環境では、OS バージョンによっては標準の IME が強制的に IBus に設定されてしまい、Wnn8 がご利用頂けなくなる場合があります。
    GNOME 環境をご利用の方で Wnn8 のインストール時に IBus 無効化の確認メッセージが表示された場合は、無効化しておいてください。
SELinux の設定変更
  • SELinux が有効になっていると、jserver の動作が制限され自動起動ができなくなってしまいます。 SELinux のポリシー設定を変更してください。Wnn8 のインストーラから自動で設定できます。
    Wnn8 のインストール時に変更しなかった場合は、手動で変更しておいてください。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「4-1 jserver が自動起動しません」 を参照してください。
GNOME 環境をご利用の場合
  • システム環境によっては Wnn8 の初期設定が IBus の設定で強制的に上書きされてしまい、wnn8le が利用できなくなる場合があります。
    Wnn8 のインストール時に IBus を無効化していなかった場合は、Wnn8 FAQ の 「2-3 GNOME 環境で wnn8le が起動できません」を参照して無効化してください。
  • gnome-terminal や gedit など一部の GNOME アプリに日本語入力できない場合は、最新のアップデートを適用してください。
    アップデート後も改善しない場合は、~/.profile を作成して下記設定を記載してください。
    export XMODIFIERS=@im=iiimx
    export GTK_IM_MODULE=xim
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
  • Qt 5 では XIM がサポートされていないため、Qt 5 アプリケーションには wnn8le が接続できず、入力が行えません。
  • Qt 4 アプリケーションでは、入力時にアプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
ともに詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
GUI ツールをご利用時の注意事項
  • OS/バージョンによっては wnnenvutil や wnndictutil などのグラフィカルツールの起動時、ターミナル上に「Gtk-CRITICAL **: IA__gtk_widget_get_direction: …」 というメッセージが表示される場合がありますが、動作には特に影響ありません。
Red Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6 での注意事項
SELinux の設定変更
  • SELinux が有効になっていると、jserver の動作が制限され自動起動ができなくなってしまいます。 SELinux のポリシー設定を変更してください。Wnn8 のインストーラから自動で設定できます。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「4-1 jserver が自動起動しません」 を参照してください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
  • Qt 4 アプリケーションへの入力の際、アプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、 各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
Vine Linux 6 での注意事項
wnn8le の初期設定について
  • アップデートアーカイブ内に収録されているセットアップツールを実行して初期設定を行ってください。
    詳細は wnn8le_setup/vine6x/README を参照してください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
  • Qt 4 アプリケーションへの入力の際、アプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、 各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
Debian GNU/Linux 9 (stretch) での注意事項
インストールに関する注意事項
  • iiimf-wnn8 のインストールに libgnomeui-0, liborbit2、およびそれらが依存するパッケージ群が必要になります。
    これらがインストールされていない場合は Wnn8 のインストールが中止されますので、 OS のインストールメディア等より追加インストールしてください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
日本語 EUC ロケールの追加について

OS の標準状態では、Wnn8 の動作に必要な「日本語 EUC ロケール」が有効になっていません。 Wnn8 のインストーラから自動で追加できますので、必ず設定してください。インストール時に設定しなかった場合は、root 権限で以下の手順で有効にしてください。

1. /etc/locale.gen をお好みのテキストエディタで開き、 末尾に「ja_JP.EUC-JP EUC-JP」と追記します。
    ja_JP.UTF-8 UTF-8
    ja_JP.EUC-JP EUC-JP     ←追記
2. locale-gen を実行します。
    # /usr/sbin/locale-gen
3. 再ログイン(X Window System を再起動)します。
GUI ツールをご利用時の注意事項
  • wnnenvutil や wnndictutil などのグラフィカルツールの起動時、 ターミナル上に「Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module"」 というメッセージが表示されますが、動作には特に影響ありません。
    libcanberra-gtk-module パッケージをインストールすれば表示されなくなります。
Debian GNU/Linux 8 (jessie) での注意事項
インストールに関する注意事項
  • iiimf-wnn8 のインストールに libgnomeui-0, libborbit2、 およびそれらが依存するパッケージ群が必要になります。
    これらがインストールされていない場合は Wnn8 のインストールが中止されますので、 OS のインストールメディア等より追加インストールしてください。
  • GNOME 環境では、標準の IME が強制的に IBus に設定されてしまい Wnn8 がご利用頂けなくなる場合があります。
    GNOME 環境をご利用の方で Wnn8 のインストール時に IBus 無効化の確認メッセージが表示された場合は、無効化しておいてください。
日本語 EUC ロケールの追加について

OS の標準状態では、Wnn8 の動作に必要な「日本語 EUC ロケール」が有効になっていません。 Wnn8 のインストーラから自動で追加できますので、必ず設定してください。インストール時に設定しなかった場合は、root 権限で以下の手順で有効にしてください。

1. /etc/locale.gen をお好みのテキストエディタで開き、 末尾に「ja_JP.EUC-JP EUC-JP」と追記します。
    ja_JP.UTF-8 UTF-8
    ja_JP.EUC-JP EUC-JP     ←追記
2. locale-gen を実行します。
    # /usr/sbin/locale-gen
3. 再ログイン(X Window System を再起動)します。
GNOME 環境をご利用の場合
  • システム環境によっては Wnn8 の初期設定が IBus の設定で強制的に上書きされてしまい、wnn8le が利用できなくなる場合があります。
    GNOME 環境をご利用の方で Wnn8 のインストール時に IBus 無効化の確認メッセージが表示された場合は、無効化しておいてください。 インストール時に IBus を無効化していなかった場合は、Wnn8 FAQ の 「2-3 GNOME 環境で wnn8le が起動できません」を参照して無効化してください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合
  • Qt 4 アプリケーションへの入力の際、アプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、 各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
GUI ツールをご利用時の注意事項
  • wnnenvutil や wnndictutil などのグラフィカルツールの起動時、 ターミナル上に「Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module"」 というメッセージが表示されますが、動作には特に影響ありません。
    libcanberra-gtk-module パッケージをインストールすれば表示されなくなります。
FreeBSD 12.x/11.x-RELEASE での注意事項
インストールに関する注意事項
  • libiconv、gtk2、libglade2、libgnomeui およびそれらが依存するパッケージ群の追加インストールが必要になります。
    インストールされていない場合は Wnn8 のインストールが中止されますので、 OS のインストールメディア等より追加インストールしてください。
  • GNOME 環境では、OS バージョンによっては標準の IME が強制的に IBus に設定されてしまい、Wnn8 がご利用頂けなくなる場合があります。
    GNOME 環境をご利用の方で Wnn8 のインストール時に IBus 無効化の確認メッセージが表示された場合は、無効化しておいてください。
X11 アプリケーションご利用時の注意事項
  • FreeBSD バージョンによっては旧来の X11 アプリケーションのウィンドウが真っ黒に描画されてしまう場合があります。
    IIIMF も一部 X11 の技術を用いているため、Wnn8 の予測候補や変換候補ウィンドウが真っ黒で何も見えなくなってしまう場合があります。
    もし発生した場合は再ログイン(X Window の再起動)にて復旧してください。
GNOME3 環境をご利用の場合
  • 標準の Adwaita テーマをご利用の場合、コード一覧ツール(WnnCodeListAux)が強制終了する現象が発生します。
    /usr/local/share/themes/Adwaita/gtk-2.0 ディレクトリをリネームすることで回避できます。
  • システム環境によっては Wnn8 の初期設定が IBus の設定で強制的に上書きされてしまい、wnn8le が利用できなくなる場合があります。
    GNOME 環境をご利用の方で Wnn8 のインストール時に IBus 無効化の確認メッセージが表示された場合は、無効化しておいてください。 インストール時に IBus を無効化していなかった場合は、Wnn8 FAQ の 「2-3 GNOME 環境で wnn8le が起動できません」を参照して無効化してください。
KDE 環境(Qt アプリケーション) をご利用の場合

  • Qt 4 アプリケーションへの入力の際、アプリケーションからフォーカスが外れると日本語入力がオフになる、 各種入力ツールが起動できない、という制限事項があります。
    詳細は Wnn8 FAQ の 「2-4 KDE 環境(Qt アプリケーション)での制限事項について」 を参照してください。
64bit(amd64) 環境をご利用の場合

インストーラによるパッケージのアンインストール時、

「sed: stdout: パイプが破壊されてました」
「sed: stdout: Broken pipe」
というメッセージが表示される場合がありますが、アンインストールは正常に行えています。

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