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FAQ 3. Wnn7egg について

3-1Wnn7egg の対応している Emacs(XEmacs) のバージョンは?

最新のバージョン では以下の通りです。

  • Emacs 20.6
  • Emacs 20.7
  • XEmacs 21.1
  • XEmacs 21.4

※上記以外のバージョンへの対応については未定です。

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3-2Emacs 起動時に、標準で「楽々入力(入力予測)」を使いたいのですが。

$HOME/.emacs 等での Wnn7egg の設定の最後に、以下の内容を追加してください。

(egg-use-input-predict)

また標準の予測モードを「Window モード」にされる場合は、以下の一行も追加してください。

(setq egg-predict-mode "window")

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3-3Wnn7egg が使えません。[Ctrl+\] を実行しても切り替わりません。

Wnn7egg が Emacs にうまく読み込まれていない可能性があります。
以下の内容を確認してください。

  • $HOME/.emacs 等に Wnn7egg の設定が正しく記述されているかを確認してください。
  • Emacs 起動時に、ミニバッファに何かエラーが表示されていないかを確認してください。
    もし $HOME/.emacs 等における Wnn7egg の記述の前の段階でエラーとなっている場合は、エラーが発生している個所の記述内容に問題がないか確認してください。
    そのエラーのため Wnn7egg が読み込まれていない、もしくは無効になっている可能性があります。
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3-4「ひらがな入力」しているのに文字にアルファベットが混じってしまい、まともに入力できません。

恐らく xwnmo が起動しており、xwnmo からの入力が有効になっていると思われます。
XIM 対応でコンパイルされた Emacs(XEmacs) は、優先的に XIM 接続を行おうとします。
以下の要領で XIM 接続を無効にして Emacs(XEmacs) を起動してください。

$ XMODIFIERS="@im=none" emacs &

または

$ env XMODIFIERS="@im=none" emacs &

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3-5最初の変換時に時間がかかります。

Wnn7 Personal では「逆引き」機能が強化されている為、最初の変換時の「逆引き環境」の初期化で多少の時間がかかります。

Emacs 上で普段「逆引き」機能を使用されない場合は、eggrc-wnn7 ファイルの逆引き辞書関係の箇所をコメントアウトすることにより改善することが可能です。

こちらに修正済の eggrc-wnn7 ファイルを用意しましたので、元のファイル/usr/share/wnn7/elisp/emacs20(xemacs21)/eggrc-wnn7 と置き換えてください。 また $HOME/.eggrc-wnn7 として保存すれば、そのユーザでのみ設定が有効になります。
※「逆引き機能」は使用できなくなりますので、くれぐれもご注意下さい。

※リンクをマウスで右クリックし、「名前をつけてリンク先を保存」などでダウンロードしてください。

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3-6Emacs 起動時、ミニバッファに「1:BAD ERRORNO!!! 27:BAD ERRORNO!!! …」とエラーになり入力ができません。

Wnn6 の起動設定で Wnn7egg が起動しようとしている可能性があります。
以下の内容を確認してください。

  • $HOME/.emacs 等に Wnn7egg の設定が正しく記述されているかを確認してください。
  • $HOME/.emacs 等で、Wnn7egg の設定の記述の後に Wnn6 対応 egg の設定が書かれてないかを確認してください。
    この場合あとから読み込まれた Wnn6 対応 egg が有効になってしまいます。
  • $HOME/.emacs 等に問題がない様であれば、$HOME/.eggrc 等の Wnn6 対応 egg のファイルが存在していないかを確認してください。
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3-7Emacs をターミナルモードで起動すると、予測候補の選択・確定ができません。

Wnn7egg ver1.00 では Emacs のターミナルモードには対応できておりません。
お手数ですが アップデートセンター より、最新のバージョンへアップデートしてください。

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3-8egg V4 との併用は可能ですか?

残念ながら一部の設定が競合するため、Wnn7egg をロードした場合 egg V4 への切り替えはできません。

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3-9 「しゅ」「りゅ」などを変換すると「しゅう」「りゅう」の変換候補が表示されます。

申し訳ありません。
これは Wnn7 より搭載された入力補正機能の仕様と、Wnn7egg のベースとなるオリジナルの egg の仕様の不整合によるもので、自動的に入力補正が働いてしまう為に発生します。

現在弊社にて対応策を検討しておりますので、当面は恐れ入りますが下記の要領で回避してください。

  • Wnn7egg で小文節変換を行う

    例えば「しゅ」と入力し、一旦スペースキーにて変換します。
    変換された漢字の候補を確定せずに、[C-z] にて小文節変換を行います。
    続けて [C-z] もしくはスペースキーにて変換を実行することにより、「しゅ」の候補が順次表示されます。
    ※熟語の場合は [C-i] にて文節を縮めた上で [C-z] を実行してください。
    ※Wnn7egg は アップデートセンター より、最新のバージョンへアップデートしてください。

  • 入力補正機能を停止させる

    もし入力補正機能が必要でない場合は、入力補正機能を停止させてください。
    /usr/share/wnn7/elisp/emacs20/eggrc-wnn7 の139行目を修正します。
    ※XEmacs をご利用の場合は /usr/share/wnn7/elisp/xemacs21/eggrc-wnn7
    となります。
    ※各ユーザ単位で設定を行う場合は、この eggrc-wnn7 ファイルを
    $HOME/.eggrc-wnn7 として保存し、そちらを修正してください。

    (wnn7-set-boin-kabusoku t)

    (wnn7-set-boin-kabusoku nil)

    xwnmo もあわせてご利用の場合は、xwnmo 側でも設定しておきます。
    xwnmo パレットのメニュー「環境設定」→「変換」→[入力補正設定]より、
    "母音の過不足" のチェックボタンを解除してください。

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3-10文節区切り学習や無変換学習が使えません。

xwnmo 等の他のクライアントとの併用や複数の Emacs(XEmacs) を起動された際には、文節区切り学習や無変換学習が有効にならない 場合があります。

このような利用形態で文節区切り学習や無変換学習をお使いになる場合は、$HOME/.emacs 等に記載された Wnn7egg の設定の直後に、

(defun wnn7-env-create (proc env-id &optional name)
(if name
  (set (setq name (make-symbol name)) (make-vector 5 nil)))
(vector proc env-id name
    (make-vector 2 (WNN-const DIC_RW))))

と追記してください。
ただしユーザ辞書環境を独自にカスタマイズされている場合には、必ず bunsetsu や muhenkan 辞書ファイルを使用する設定となっていることを確認してください。別の障害が発生する可能性があります。
もし詳細が不明な場合は初期設定状態に戻してください。

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