本システムは、第1期として2020年3月に稼働を開始した駐車場型メガソーラーシステム(1,200台分の駐車場を活用)に続く第2期のシステムです。本システムが稼働を開始したことで、メガソーラーシステムとして発電能力が約1.5倍に増加、年間で一般家庭850世帯分の消費電力に相当する発電が可能となり、2,394トンのCO2削減効果を見込んでいます。
1)発電効率の向上
一般的な表面発電パネルではなく、裏面でも受光可能な両面発電パネルを採用することで設置面積当たりの
発電効率を向上させています。これにより、表面への直射日光だけでなく、駐車車両、地面などから受ける
反射光により裏面側でも一定の発電が期待できます。
2)駐車場利用者の利便性向上
カーポート架台が駐車場利用者の邪魔にならないよう駐車エリアに支柱を配置しない構造とすることで、
発電によるCO2削減効果に加え、従業員の利便性向上が期待できます。
村田製作所グループは「気候変動対策の強化」を重点課題とした事業運営に取り組んでおり、本システムの導入を通じて地域のCO2排出量削減を進めています。本システムのEPC(設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction))、O&M(運用(Operation)&保守(Maintenance))はOFEが担当しています。
OFEは、今後も高まる再生可能エネルギーの有効活用や脱炭素化などのニーズに対し、創エネ、蓄エネ、省エネを組み合わせ、賢く制御することで最適なエネルギーソリューションを提供し、レジリエントで持続可能な社会づくりに貢献してまいります。