日本フィルム工業株式会社様

太陽光発電システム 事例

地球環境に配慮した省エネ工場が誕生!

地球環境にも配慮し、エネルギーコスト削減と作業環境の向上を目指して建築された省エネ工場が岡山県に誕生しました。

プロジェクト概要

導入ソリューション

導入までの背景/課題

-このたび太陽光発電の導入に至った背景についてお聞かせいただけますでしょうか?
代表取締役 花谷 寛様:五年ほど前に岡山に新工場を建設するという計画が出まして、その新工場を建てるにあたって、それならば環境に配慮した最新の省エネ工場を作ろう!という動きになりました。
ただ、その時点で太陽光発電は投資回収のメリットを感じることが出来ず一度白紙に戻したという経緯がありました。
その後工場が完成しまして、その直後にグリーン投資減税が創設されて、太陽光発電設備は全額即時償却できるという事を知りました。
さらに、全量買取制度も正式スタートしたので本格的に導入に向けて動き出しました。

-導入する際に気になった点やご不安に思われた点などはございましたか?
工場を建てる段階で『屋根にパネルを設置する可能性があるよ、荷重に耐えられる構造にしておいてくれ』と、建築業者には伝えていたので、その点については全然心配ありませんでした。

 
日本フィルム工業株式会社
代表取締役 花谷 寛様

-実際に発電するのか、という点についてはいかがでしたでしょうか?
オムロンさんに出してもらった、年間の発電量シミュレーションを出していただいて、このシミュレーションであれば大丈夫だと思いました。それを信用して導入を決めたという経緯はありますよね。

導入の決め手

-ありがとうございます。太陽光発電を調べる際にはどのような方法でお調べになられましたか?
インターネットでももちろん色々と調べたのですが、今回設置したのは岡山工場なので、当初は地元の業者さんとなるべく取引しようと考えていました

 
発電量を計測するのに不可欠な日射計

-弊社を選ばれた最大の理由をお聞かせください。
他社ではなかった売電開始後の発電ロスを防ぐためのO&M(保守&メンテナンス)の重要性を提案しくれた点ですね。そこが一番の違いでしたね。また、納期についても決定の理由になりました。当社の場合、3月末までに施工完了を要望していましたが、どの業者も期日までには完成する保証が出来ないと言う中、オムロンさんだけは『設備認定申請手続きも速やかに行い、3月末までには施工完了できるように全力を尽くします』といっていただいたので、この点も決め手としては大きかったですね。

導入内容
導入システム 太陽光発電システム
導入場所 岡山工場
発電容量 105kW(250W×420枚)
モジュール種別 トリナソーラー
設置方式 ハゼ式折板屋根/金具取付け工法
施工期間 2013年1月15日~3月31日
納入時期 2013年3月

導入後に実感している点

-導入して良かった点や実感された部分はどのあたりでしょうか。
そうですね、発電モニターを見て『ただいまの発電量は蛍光灯○○本分です』とか、あれを見て実感をしていますね。

期待したい効果としては、太陽光パネルによる屋根の遮熱効果もあると説明してくれたので、エネルギーコストの削減と、作業環境の向上を見込める点がありました。

 
太陽光発電見守りサービス 管理画面

現状の課題について

-現時点でご興味のある省エネ、創エネ、蓄エネ対策はございますか?
第一工場はもう10年を経過しており劣化している部分もあるので検討したいと思っています。第一工場を建設した時には氷蓄熱空調システムを導入しましたが、今はもっと省力化になっているんでしょうね。

-確かに10年前と比べても技術革新が進んでいますね。

4年ほど前にデマンド監視も第一工場に導入し、効果はあるんですが、やはり夏の一番暑い時期は室内温度が上がるので、それを我慢している状況ですね。

-温度上昇の原因としては、やはり空調の出力が大きいですよね。

そうですね、それとやはり生産設備関係の電力が大きいですね。
生産設備も年々台数が増えている中で、最大電力量も中国電力との取り決めも毎年上がるのが悩ましいところです。

-第一工場が6,000㎡、第二工場が4,000㎡と広いので、相当量の設備電力と空調電力とが掛かるわけですね。

そうですね。第一工場には印刷機械がありまして、印刷物を乾燥させる装置があるんです。それは外気を取り込んで内部の空気を全部吐き出すというものなんですが、装置の回転率がすごいんですよ。なので、空調が全然効かなくなってしまうんです。それはなんとかしなきゃとは考えています。

 
既存設備のエネルギー診断をすることで具体的なコスト削減策が見えてきます。

今後の課題や展望

-今後のエネルギーの取組みについて、課題や展望はございますか?
自然災害など万一の備えとして、蓄電には必要性を感じています。お取引先のお客様が『災害時に生産ラインが止まらない対策をされていますか?』とご質問を受けることがあります。
『供給体制はどうなっているか』、『電力確保は出来ているのか』。取引先にとっては気になる問題ですし、今の時代、弊社としても安心してお任せいただけるよう万全の体制を整えていきたいと考えております。

-蓄電池はピークシフトにも使えるという利点もありますので、デマンド削減に日常的にはご使用いただいて、という事も可能です。電力料金が昼間よりも安価な夜間に電気を貯めて、昼間のピーク時に放電するやり方です。
なるほど。使用電力のピークを抑えるためにも有効ということですね。

-省エネや蓄エネに関しましてもお役に立てますので、今後も御社のお役に立てるよう努力してまいります。本日はありがとうございました。


パワーコンディショナ、キュービクル設置


PAS設置工事

日本フィルム工業株式会社

  • 本社

    大阪府東大阪市

  • 設立

    昭和44年9月

  • 主な事業内容

    合成樹脂フィルム製品の製造及び印刷・加工・包装関連資材・機器の製造と販売業務

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