複合型サービスロボットToritoss導入事例

テルウェル西日本株式会社様

Toritossを活用し、
オフィスビルの清掃を自動化

総合ビルマネジメント部 商品開発部門
担当課長 栗田 眞也 様

担当課長 栗田 眞也 様

オフィスビルの清掃にToritossを採用した理由を教えてください。

オフィスビルの共用エリアの清掃は、日中はビルに入居しているテナント様が業務をしているため、夜間に清掃を行うことが望まれます。しかしながら、清掃業界は人手不足が深刻で、夜間の清掃員を安定的に確保することが難しくなってきています。また、清掃員による夜間の清掃は夜勤手当が必要になるケースもありコストが嵩むことに加えて、セキュリティ面や通勤面での課題もあり、日中に実施しているケースがほとんどです。
その点、設定さえしておけば自動で清掃ができるToritossであれば、夜間に清掃を実施できるため、これらの課題を解決することができると考え、採用に踏み切りました。
また、導入先のアーバンネット名古屋ネクスタビルはニューノーマル時代の今、変化にあわせて常にアップデートしていくことをコンセプトにしているビルであり、オーナー様の方向性とマッチしたことも理由の一つです。

Toritossの具体的な活用状況を教えてください。

一般的にオフィスビルの共用通路は、人がよく通る中央付近が汚れやすいです。オフィスビルの床材はタイルカーペットになっているケースが多く、人が落としたゴミや埃は端まで移動せず人の導線付近に留まります。この汚れている中央部分の埃をToritossでしっかりと清掃できているため、導入先のオフィスビルでの共用部の床清掃については、人手がほとんどかからなくなりました。
また、このオフィスビルではロボットを自動でエレベータに乗降できる仕様(※1)にしています。そのため、人手を介することなくB1F~19Fの各フロア共用エリア全てを毎日20時以降に自動清掃することが可能です。我々は朝出社したタイミングで前日の清掃状況の確認とゴミの回収のみ実施しています。1日あたりの清掃面積は1,200㎡程度で、集塵箱に溜まったゴミは毎日取り出して捨てているのですが、かなりの量のゴミが集められることに最初はとても驚きました。このレベルの清掃を毎日着実に実施してくれるので、清掃員は日勤中心で人にしかできない窓拭きや水回りなどの清掃に注力することができています。
(※1 エレベータに搭乗させるには、ロボット/エレベータ共に専用の開発が必要となります。詳細についてはオムロン ソーシアルソリューションズまでお問い合わせください。)

Toritossの具体的な活用状況を教えてください。?

その他にも導入で得られたメリットはありましたか?

日中はオフィスワーカーの邪魔にならないようToritossは充電ステーションで充電させたままにしています。ビルオーナー様の要望もあり、現在は正面ディスプレイにToritossの紹介や実際に当該ビルでエレベーターと連動して清掃している動画を表示しています。ロボットだからなのかToritossのディスプレイは人目を引きやすく、今後は当該ビル内の新店オープンやイベント情報の告知など、効果的な活用ができると感じています。

今後の展開について教えてください。

現在、NTTグループ関連施設の2ヵ所のオフィスビルでToritossを活用しています。今後ますます人手不足が進み、清掃員も集まりにくくなると考えられるため、スマートビルメンテナンスのサービスの一環としてオフィススペース(専用部)を得意とする「ロボ★メン」などとも組み合わせながらToritossの活用施設を拡大していきたいと考えています。

その他にも導入で得られたメリットはありましたか?

テルウェル西日本株式会社 DATA

テルウェル西日本は、NTT西日本グループとしてICT(情報通信技術)を活用した”スマートビルメンテナンス”のサービス提供により、快適なビル環境の維持保全に貢献しています。