複合型サービスロボットToritoss導入事例
株式会社マルイファシリティーズ
営業時間中の清掃業務を
ロボット活用により自動化
環境・フードコート事業本部 環境清掃営業部 環境清掃課
課長 小口 茂久様
これまでの清掃業務では、どのような課題がありましたか?
店舗の通路は人通りが多く汚れやすいため、以前より営業時間前だけでなく営業時間中も清掃していました。営業時間中は、お客様のお買物の邪魔にならないよう人手で行っており、多くの時間を要していました。店舗のDX化を推進する中で、人手不足、高齢化対策とともに経費削減に向け、営業時間前、時間中とも清掃を自動化したいとの思いがありました。
営業時間前については水を利用した床洗浄タイプの清掃ロボットを活用していましたが、大型であることと床が濡れてしまうため、お客様がいらっしゃる営業時間中に稼働させることができませんでした。
複合型サービスロボットToritossを
導入するに至った経緯を教えてください。
営業時間中であっても安心して稼働させることができる点でToritossが適していると考え、導入に至りました。Toritossは除塵清掃タイプで水を扱わないため床が濡れる心配がなく、営業時間中でも使えます。また、Toritossは正面にディスプレイがあり、大人の腰ほどの高さがあるので、お客様がロボットの存在に気が付きやすく安心して稼働させることが出来ます。
実際にロボットを導入して稼働させてみた
感想をお聞かせください。
「自動充電機能」と「スケジュール機能」により難しい操作をしなくても完全自動で動いてくれるところが良いですね。バッテリー残量に応じて自動的に充電ステーションに帰還して補充充電しますし、稼働スケジュールを登録しておけば、後は操作が不要なので手間がかかりません。ロボットが自動で定期的に清掃してくれるので、例えば散髪店の前などの汚れやすい箇所などでは、清掃の手間をかなり削減することができました。
また、「思っていた以上にゴミが取れていてびっくりした」とか、「巡回警備させることで万引き抑止にも効果がありそう」、との声も従業員から挙がっています。お客様の反応も上々で、「動きや画像がかわいい」「ロボットが動き回っているのは今どきっぽくて、マルイらしい!」とのご意見をいただいております。
ロボット活用の今後の展望をお聞かせください。
現状でも正面ディスプレイにテナント様の紹介動画を表示するなどしてデジタルサイネージを活用していますが、テナント様以外の広告についても掲示する試みをオムロン ソーシアルソリューションズさんと検討中です。実店舗でのトライアルにより効果を見極めて、広告活用を更に推し進めていきたいと考えております。
株式会社マルイファシリティーズ DATA
マルイファシリティーズは、マルイグループの店舗を中心に、総合的なビル管理業務およびコンサルティングサービスを提供することにより、快適な社会環境の維持保全に貢献しています。