オムロンソーシアルソリューションズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：近藤喜一郎）は、安心・安全な社会の実現に貢献することをめざして、様々な研究開発に取り組んでいます。画像処理技術の向上もそのような研究開発テーマの一つです。その研究開発の過程においては、社外で取得した画像情報を利用することがあり、弊社ではかねてから社内規定にもとづいて管理に努めてまいりましたが、このたびその取り扱いが不適切であった事案が過去に2件あったことが、判明いたしました。本件によって、ご迷惑とご心配をおかけしたすべての関係各位にお詫びいたします。

今回、判明した事案の概要は以下の通りです。

弊社が2006年度から2010年度にかけて行った画像処理技術の研究開発の過程において、社外の公共施設などで取得して、その施設の管理者様からお預かりしていた画像情報を、事前に当該管理者様の許可を確認することなく、その目的の範囲を超えて一部利用していました。本件は、弊社の業務におけるミスに起因するもので、許可の確認がない状態で利用してしまったことを当該施設管理者様ならびに関係者の方々にお詫びいたします。

また、2012年に京都市内の商業施設において、研究開発用の画像情報取得を目的として、当該施設管理者様の事前許可を得ずに映像を弊社社員が撮影いたしました。本件は、社外での適切な撮影手順に関する周知徹底不足に起因するものであったと反省しております。当該施設管理者様ならびに本件関係者の方々にお詫びするとともに、今後の必要な対策等について協議してまいります。

なお上記2件において、個人データの漏洩はありません。

弊社は、社内規定に基づき、情報の管理体制の整備、社員教育に努めてまいりましたが、今回のような事態を招いたことを真摯に受け止め、社員教育の更なる徹底と画像情報の入手および使用における手順の改訂・強化など、管理レベルをさらに引上げて情報管理の適正化を図ってまいる所存です。

以上