辞書環境は wnnenvrc ファイルで管理され、
一部の設定を除き「環境設定ツール wnnenvutil 」で変更できます。
システムの標準設定にする場合は「システム環境設定ツール wnnsysenv_client」を利用してください。
※wnnenvutil/wnnsysenv_client の詳細は「Wnn8 ユーザーズマニュアル 第6章」を参照してください。
■システム辞書の追加
※「頻度ファイル名」は任意です。また頻度学習が必要でなければ設定しなくても構いません。
※「usr/@USR」は標準のユーザ辞書ディレクトリを意味します。"@USR" はアカウント名に展開されます。
!!! 注意 !!!
通常、辞書ファイルは jserver が管理します。ユーザ辞書 (頻度ファイル) のパスを変更された場合、
変更先ディレクトリには jserver プロセスの実効ユーザID (bin や wnn8) で読み書きできる権限が必要になります。
権限がない場合、辞書の利用や学習情報の保存ができなくなります。
|
■システム辞書の削除
■ユーザ単語登録辞書の追加
再ログイン(X Window の再起動)時に辞書ファイルが作成され利用可能になります。
単語登録画面の場合は「辞書」リストに追加されて選択できる様になります。
■ユーザ辞書のホームディレクトリへの配置
以下はホームディレクトリ(/home/myname) 以下の wnn8dic/ にユーザ辞書ファイルを配置する場合の手順です。
usr/@USR/
」が含まれる辞書(頻度)ファイルが対象になります。
⇒
usr/@USR
」を「!/home/myname/wnn8dic
」 に変更します。!
」を明記してください。~
」や「@HOME
」も利用できます。(!~/wnn8dic, !@HOME/wnn8dic)
【単語登録辞書】 | 【頻度ファイル】 | ||
![]() | ![]() | ||
|
■独自変換辞書の作成
変換のみのシステム辞書として利用する場合は「辞書読み専用」を "ON" にします。
頻度ファイルも任意に指定可能です。
単語の追加登録を可能にする場合は「辞書読み専用」を "OFF" にします。
!!! 注意 !!!
辞書ファイルを標準パスに配置する場合は、必ず jserver プロセスの実効ユーザID (bin や wnn8) で読み書きできる権限を与えてください。ホームディレクトリに配置する場合はログインユーザが読み書きできる権限を与えてください。 |