[UPS Power Manager]の[モニタ]表示を見る

UPS Power Managerは、無停電電源装置(UPS)の動作状態をリアルタイムでモニタ表示します。

次の手順でモニタ表示画面を表示します。 

  1. メニューバーの[UPS Power Manager]アイコンをクリックします。

  2. 表示されたメニューから[UPS Power Manager Monitor]を選択します。
    モニタ表示画面が表示されます。

表示される項目とその内容は以下のとおりです。

項目 

内容

日時 

現在の日付と時間を表示します。この項目は、変更できません。

前回のバッテリ使用開始日(交換日)

前回バッテリを使用開始(交換)した年月日を表示します。

UPS型式

現在モニタしているUPSの型式を表示します。

UPS状態

無停電電源装置の状態(商用運転中、バックアップ中、バイパス運転中、無停電電源装置異常、接続容量オーバー)を自動的に表示します。各表示の内容は次のとおりです。

商用運転中

入力電源異常は発生していません。無停電電源装置(UPS)は、接続されている機器に電力を供給しています。

バックアップ中

入力電源異常が発生しています。無停電電源装置(UPS)は、バックアップ運転をしながら接続されている機器に電力を供給しています。

接続容量オーバー

無停電電源装置(UPS)に接続している機器の消費電力容量が、無停電電源装置(UPS)の出力容量(100%)を超えています。

バイパス運転中

無停電電源装置(UPS)は、内部回路故障、接続容量オーバーなどにより、バイパス回路を経由して接続されている機器に電力を供給しています。

ハードウェア異常 

内部回路故障、接続容量オーバー、出力ショート(短絡)、内部温度異常などが発生しています。

【「UPS状態」が「ハードウェア異常」と表示された場合】

「異常」が発生した場合は原因調査を行ってください。「異常」の原因は、以下のようなことが考えられます。 

a. 接続容量オーバー

b. 出力ショート(短絡)

c. 内部温度異常

d. 内部回路故障

e. その他

出力コンセントA(制御なし)状態

出力コンセントB(制御あり)状態

出力コンセントC(制御あり)状態

各出力コンセントの出力状態を表示します。 「出力中」または「出力停止」が表示されます。

【注意】
出力コンセント制御機能を搭載していない無停電電源装置(UPS)の場合は、「出力コンセントB(制御あり)」と「出力コンセントC(制御あり)」には何も表示されません。

バッテリ状態

バッテリの状態(正常、バッテリロー、バッテリ未接続、バッテリ劣化)を表示します。 各表示の内容は次のとおりです。

表示

説明 

正常

バッテリに問題はありません。

バッテリロー

バッテリ容量が少なくなっています。

バッテリ未接続 

バッテリが接続されていません。バッテリを接続してください。

バッテリ劣化 

バッテリが劣化しています。新品バッテリに交換してください。 

増設バッテリ 

増設されているバッテリの数を表示します。

 

ブザー

ブザー設定の状態(ならす/ならさない)を表示します。 ブザーの設定方法は、「UPSを設定する」を参照してください。 各表示の内容は次のとおりです。

表示

説明

ならす

バックアップ時にブザーをならします。

ならさない

バックアップ時にブザーをならしません。

バッテリ 自動テスト 

4週間に1度に実行する「バッテリ自動テスト」を実行するかしないかを表示します。バッテリ自動テストの設定方法は、「UPSを設定する」を参照してください。 

出力電圧/入力感度

出力電圧/入力電圧感度設定の状態を表示します。出力電圧/入力感度の設定方法は、「UPSを設定する」を参照してください。各表示の内容は次のとおりです。

 

表示

 説明

100V/標準感度

出力電圧はAC100Vです。停電検出電圧感度は、標準感度です。

100V/低感度

出力電圧はAC100Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。

115V/標準感度

出力電圧はAC115Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度です。

115V/低感度

出力電圧はAC115Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。

【注意】
「出力電圧/入力感度」設定機能を搭載していない無停電電源装置(UPS)の場合は、何も表示されません。

UPS起動/再起動

入力電源が回復した後、無停電電源装置(UPS)を自動的に再起動するかしないかを表示します。UPS自動再起動の設定方法は、「UPSを設定する」を参照してください。 各表示の内容は次のとおりです。

表示

説明

する

無停電電源装置が再起動します。

しない

無停電電源装置は再起動しません。

通信ポート

無停電電源装置(UPS)が接続されている通信ポート(USB1、USB2など)を表示します。

テスト結果

無停電電源装置(UPS)の自己診断結果(異常なし、異常あり)を表示します。 自己診断テストの方法は、「UPSを手動で操作する」を参照してください。 自己診断結果の更新は、自己診断完了後に行います。 各表示の内容は次のとおりです。

表示

説明

自己診断異常なし

無停電電源装置(UPS)は正常です。

バッテリ自動テスト異常なし

バッテリは正常です。

自己診断異常あり

モニタ画面上の「UPS状態」を確認してください。

バッテリ自動テスト異常あり

モニタ画面上の「バッテリ状態」を確認してください。

 

推定バックアップ時間 

接続されている機器の負荷容量でどれくらいバックアップできるかを推定して、その時間を表示します。

【注意】
バックアップ時間テスト機能を搭載していない無停電電源装置(UPS)の場合は、何も表示されません。

 

次回のシャットダウン(日時) 

システムをシャットダウンする予定日時を表示します。 スケジュール運転の設定方法は、「環境設定を行う」を参照してください。 

次回のUPS起動(日時)

無停電電源装置(UPS)を再起動させる予定日時を表示します。 スケジュール運転の設定方法は、「環境設定を行う」を参照してください。

入力電圧

商用コンセントから無停電電源装置(UPS)に供給されている電圧を表示します。

出力電圧

無停電電源装置(UPS)が出力している電圧を表示します。

入力周波数

商用コンセントから無停電電源装置(UPS)に供給されている入力電源の周波数を表示します。

接続容量

無停電電源装置(UPS)に接続されている機器の負荷容量をパーセントで表示します。

バッテリ容量

バッテリへの充電状態を表示します。

システムログ

最新の2件のシステムログ(動作記録)が表示されます。

 

[イベントログ]ボタン

クリックするとイベントログの一覧が表示されます。 

[印刷]ボタンをクリックするとプリントでき、[保存]ボタンをクリックするとファイルに保存できます。[OK]をクリックすると閉じられます。

[データログ]ボタン

クリックするとデータログの一覧が表示されます。 

[印刷]ボタンをクリックするとプリントでき、[保存]ボタンをクリックするとファイルに保存できます。[OK]をクリックすると閉じられます。

[ヘルプ]ボタン

クリックすると「UPS Power Managerヘルプ」が表示されます。

[ロック]ボタン

ボタンの形がになっている場合は、設定欄がロックされて設定を変更できません。
設定を変更する場合は、このボタンをクリックしてください。

認証画面が表示されたら、管理者のユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックしてください。

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