UPSを設定する

ブザー、バッテリ自動テストの実行の有無、出力電圧/入力感度などの無停電電源装置(UPS)の動作を設定します。また、バッテリ使用開始日を設定することによって、バッテリ交換予定日を知ることができます。

次の手順でUPS設定画面を表示し、設定を行います。

  1. メニューバーの[UPS Power Manager]アイコンをクリックします。

  2. 表示されたメニューから[UPS Power Manager Monitor]を選択します。

  3. [UPS設定]タブをクリックします。

  4. 設定完了後に[OK]ボタンをクリックしてください。各項目に設定した値が有効になります。
    [キャンセル]ボタンをクリックすると、各項目で設定した値は反映されません。

表示される項目とその設定内容は以下のとおりです。UPS設定は、設定欄右端のをクリックして表示される一覧から選択してください。ご使用の無停電電源装置(UPS)によっては、選択できない機能もあります。

項目名 

設定内容 

ブザー 

バックアップ運転中に無停電電源装置(UPS)のブザーをならすかならさないか設定します。デフォルトは「ならさない」です。

「ならす」:バックアップ運転中にブザーをならす。 

「ならさない」:バックアップ運転中にブザーをならさない。 

【参考情報】
バッテリ劣化、バッテリーロー、無停電電源装置(UPS)異常などのイベントが発生した場合は、無停電電源装置(UPS)はブザーをならします。

バッテリ自動テスト 

バッテリ自動テストを行うか行わないかを設定します。デフォルトは「する」です。 

「する」:4週間毎のバッテリ自動テストを実施する。

「しない」: 4週間毎のバッテリ自動テストを実施しない。

【注意】
バッテリ自動テスト結果が「異常あり」になった場合、無停電電源装置(UPS)に内部回路故障、接続容量オーバー、出力ショート(短絡)、内部温度異常、バッテリ電圧が低い、バッテリ劣化などの可能性があります。

・バッテリ劣化表示場合の処理
バッテリが劣化している場合は、必ずバッテリ交換を行ってください。「バッテリ劣化」のまま使用すると、入力電源異常(停電など)が発生しても正常にバックアップ運転を行うことができません。

・ハードウェア異常表示の場合の処理
ハードウェアが異常の場合は無停電電源装置(UPS)およびシステムを停止してください。

出力電圧/入力感度 

無停電電源装置(UPS)の出力電圧および停電検出感度(入力感度)を選択できます。

出力電圧/入力感度は次の選択肢から選択して設定します。 

[100V/標準感度]
出力電圧はAC100Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度です。

[100V/低感度]
出力電圧はAC100Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。 頻繁にバックアップ運転に入る時に、選択してください。

[115V/標準感度]
出力電圧はAC115Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度です。

[115V/低感度]
出力電圧はAC115Vです。 停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。 頻繁にバックアップ運転に入る時に、選択してください。

【注意】
本機能を搭載していない無停電電源装置(UPS)をご使用の場合は、出力電圧100Vで停電検出電圧感度は、標準電圧感度固定となるため選択できません。

バッテリ使用開始(交換日) 

バッテリ使用開始日(交換日)を設定することにより、定期メンテナンス(バッテリ交換)を実施する時期を前もって予定することができます。

【補足】
日付を設定する場合は、年月日のそれぞれの数字をクリックし、入力欄右端の上下矢印で値を増減して設定します。

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