次の手順でPowerAct Proをインストールします。
最初にインストール時の注意点を確認してください。 |
Mac OS X 10.9.x / Mac OS X 10.9.x Server へインストールする場合 |
1. お使いのコンピュータ環境で、システムが正常に終了できることを確認してから、本インストール作業を開始してください。システムが正常に終了できない環境にインストールしても、本ソフトウェアによるシャットダウン動作は正常に行えません。 2. 他の自動シャットダウンソフトウェアを使用している場合は、必ずそのソフトウェアをアンインストールし、システムを再起動した後に本ソフトウェアのインストールを行ってください。各ソフトのアンインストール方法は、各ソフトウェアの取扱説明書を参照してください。 3. 「無停電電源装置(UPS)との接続」により、接続を行ってから本ソフトウェアのインストールを行ってください。 4. 本ソフトウェアをインストールするためには、CD-ROMドライブが必要です。 5. 本ソフトウェアは、オムロン製 無停電電源装置(UPS) およびオムロン製 OEM供給品の無停電電源装置(UPS)以外では使用できません。(対象無停電電源装置(UPS)については、「動作環境」を参照してください。) 6. Administrator権限があるユーザ名でMac OSへログインしてください。 |
以下の手順に従ってPowerAct Pro(Master Agent)をインストールします。
1. Mac OSを起動した後に、本ソフトウェアのCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。 2. デスクトップのインストールCDアイコンをダブルクリックします。CDウィンドウが表示されます。 3. CDウィンドウ内で[PowerAct_Pro] > [Ver4x] > [Mac] > [program] > [Master]の順にフォルダを開き、[PowerAct Pro(Master Agent)]アイコンをダブルクリックします。 4. [続ける]ボタンをクリックします。 |
5. 製品ライセンスの内容を確認し、[続ける]ボタンをクリックした後、同意いただける場合は[同意する]を、同意いただけない場合は[同意しない]のボタンをクリックします。同意いただけない場合は、本ソフトウェアを使用できません。 |
6. プログラムのインストール先を選択します。インストール先を変更する場合は[インストール先を変更...]ボタンをクリックして変更してください。よろしければ[インストール]をクリックします。 |
7. 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して[ソフトウェアをインストール]ボタンをクリックします。 |
8.
SSL暗号通信の使用の有無を設定します。SSL暗号通信を使用する場合は[Yes]を、使用しない場合は[No]をクリックしてください。
9.
SSL暗号通信を使用するかどうかのダイアログで[Yes]を選択した場合は、SSL認証設定画面になります。SSL暗号通信に必要な項目を入力し、[OK]をクリックします。
10.
通信ポートの設定方法を選択します。[OK]をクリックします。
コンピュータに接続されているUPSが自動的に検索され、通信テストが実行されてから通信ポートテスト結果が表示されます。結果を確認したら[OK]をクリックします。
【注意】 ご使用になるUPSとコンピュータをUSBケーブルで接続している場合、UPSを自動検出できない場合があります。この場合は、インストールを継続し、インストール完了後にOSの再起動を行ってください。
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11.
UPSの使用開始日、バッテリーの使用開始日(交換日)、次回のバッテリ交換(予定日)を入力して[OK]をクリックします。[キャンセル]をクリックするとこの操作が無効になり次の操作に移ります。
12.
バッテリ使用開始日の確認画面が表示されます。内容を確認し、[OK]をクリックします。
13. 下表の説明に従って、マスターエージェントのシャットダウンパラメータを設定し、 [OK]をクリックします。 |
項目 |
設定内容と方法 |
[シャットダウンパラメータ]タブ |
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UPS出力コンセント選択 |
接続している負荷をどの出力コンセントに接続するか選択します。 出力コンセントは、制御できるコンセントとできないコンセントがあります。 [注意] 出力コンセント制御をサポートしていない無停電電源装置(UPS)をご使用する場合は、この機能は使用できません。 |
待機時間 |
電源異常が発生してからシャットダウン動作を開始するまでの待機時間を秒単位で設定します。 0〜36000秒の範囲で選択できます。(デフォルトは60秒。0〜60秒までは10秒間隔、60〜36000秒までは60秒間隔) |
シャットダウン開始遅延 |
シャットダウン開始後に、さらにシャットダウン開始を遅延させたい場合に、この時間を設定します。 60秒間隔で0〜600秒の範囲で選択できます。 (デフォルトは0秒) |
外部コマンドライン |
シャットダウン動作が開始されるのと同時に起動されるプログラムを指定します。例えば、バックアップデータを特定のディスクに保存するなどのプログラムが考えられます。 |
外部コマンド実行時間 |
外部コマンドの実行に必要な時間を設定します。60秒間隔で0〜600秒の範囲で設定できます。 なお、この時間が経過するまでは、シャットダウン動作を一時停止します。(デフォルトは0秒) |
シャットダウンに必要な時間 |
OSのシャットダウンに必要な時間を設定します。 60秒間隔で0〜1800秒の範囲で選択できます。 (デフォルトは180秒) |
OS終了モード |
OS終了モードは「シャットダウンで終了する」固定です。 |
UPS自動停止 |
コンピュータのシャットダウンが完了した後、UPSを自動的に停止するかどうかを設定します。 |
その他のデバイス |
各コンセントの[その他のデバイス停止時間](Turn Off Time Of Other Device)を30〜600秒の範囲で入力欄右側の矢印をクリックすると表示されるリストから選択して設定します。 [注意] 出力コンセント制御機能のない無停電電源装置(UPS)を接続している場合はコンセントBおよびCの設定はできません。 |
入力電源異常時の最大バックアップ時間 |
無停電電源装置(UPS)の入力電源に異常が発生した時、最大で何分間バックアップ運転を行うか設定します。 |
[UPS起動/再起動]タブ |
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UPS起動時の出力開始遅延時間 |
無停電電源装置(UPS)が起動するときに、出力コンセント別に出力遅延時間を秒単位で設定します。ただし、出力コンセントAについては0秒固定です。 出力コンセント制御機能のない無停電電源装置(UPS)を接続している場合は選択できません。 |
UPS自動再起動 |
電源異常が回復した後で、無停電電源装置(UPS)を再起動するかどうかを設定します。 |
UPS起動遅延時間 |
電源異常が回復した後で、無停電電源装置(UPS)を再起動するまでの遅延時間を秒単位で設定します。 |
バッテリ容量オーバ |
UPSに接続されているすべての機器の容量上限を設定します。 |
UPSコールドスタート機能 |
UPSコールドスタート機能を有効にするか設定します。入力欄右側の矢印をクリックすると表示されるリストから選択して設定します。 |
[通信設定]タブ |
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ネットワークポートアドレス |
ご使用のネットワークの状況に合わせて、HTTPポートのポート番号を設定します。通常は、デフォルトの80を設定します。 |
14. 管理者用のパスワードを設定します。画面の指示に従って設定してください。 |
15. CD-ROMを取り出し[閉じる]ボタンをクリックします。PowerAct Proのエージェントが自動的に起動し、デスクトップ画面に戻ります。 |
マスターエージェントのインストールは終了です。 バッテリの使用開始設定画面が表示された場合は、こちらをご覧ください。
《PowerAct Proスレーブエージェントのインストール》 以下の手順に従ってPowerAct Pro(Slave Agent)をインストールします。
1. Mac OSを起動した後に、本ソフトウェアのCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。 2. デスクトップのインストールCDアイコンをダブルクリックします。CDウィンドウが表示されます。 3. CDウィンドウ内で[PowerAct_Pro] > [Ver4x] > [Mac] > [program] > [Slave]の順にフォルダを開き、[PowerAct Pro(Slave Agent)]アイコンをダブルクリックします。 4. [続ける]ボタンをクリックします。 |
5. 内容を確認し、[続ける]ボタンをクリックします。 |
6. 製品ライセンスの内容を確認し、[続ける]ボタンをクリックした後、同意いただける場合は[同意する]を、同意いただけない場合は[同意しない]のボタンをクリックします。同意いただけない場合は、本ソフトウェアを使用できません。 |
7. プログラムのインストール先を選択します。インストール先を変更する場合は[インストール先を変更...]ボタンをクリックして変更してください。よろしければ[インストール]をクリックします。 |
8. 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。 |
9. スレーブエージェントの環境設定画面が表示されます。カギのアイコンをクリックします。 |
10. 管理者権限があるユーザのログインパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。 |
11. スレーブエージェントの環境設定を行います。 |
項目 |
設定内容と方法 |
マスターエージェント |
このスレーブエージェントを管理するマスターエージェントの種別を選択してください。 |
冗長電源機能 |
冗長電源機能の有無を選択します。通常は「無効」のままでかまいません。 |
マスターエージェントIPアドレス |
マスターエージェントのIPアドレスを登録します。設定したいマスターエージェントの番号を指定し、[検索]ボタンをクリックして検索を行い、リストから登録したいIPアドレスを選択し[追加]ボタンで登録を行います。リストにマスターエージェントのIPアドレスが表示されない場合は、直接IPアドレスを入力してください。 冗長電源機能が無効の場合は[マスターエージェント<B>]には入力不要です。 |
ポップアップメッセージ |
ポップアップメッセージの有無を選択します。 |
UPS出力コンセント選択 |
PowerAct ProスレーブエージェントをインストールしたコンピュータがUPSのどの出力コンセントに接続されているかを指定します。 出力コンセントA(制御無し) 出力コンセントB(制御あり) 出力コンセントC(制御あり)
【注意】 出力コンセント制御をサポートしていないUPSをご使用する場合は指定不要です。 |
シャットダウン開始遅延 |
このコンピュータのシャットダウン開始のタイミングを他のコンピュータより遅らせたい場合に設定します。60秒間隔で0〜600秒の範囲で指定できます。デフォルト値は0秒です。 |
シャットダウンに必要な時間 |
OSのシャットダウンに必要な時間を設定します。 設定範囲は0〜1800秒で、入力単位は60秒です。 デフォルト値は180秒です。 ただし、出力コンセント制御機能を装備していない無停電電源装置(UPS)を使用している場合は、設定範囲が0秒から600秒の範囲になります。 |
外部コマンド実行時間 |
外部コマンドの実行に必要な時間を設定します。60秒間隔で0〜600秒の範囲で設定できます。 なお、この時間が経過するまでは、シャットダウン動作を一時停止します。 |
外部コマンド |
シャットダウン動作が開始されるのと同時に起動されるプログラムを指定します。例えば、バックアップデータを特定のディスクに保存するなどのプログラムが考えられます。 |
OS再起動設定 |
停電から復電時にOSを再起動させるか選択できます。 コンピュータの種類によっては[する]に設定しても自動でOS再起動できない場合があります。この場合は自動でOS再起動させる方法はございませんので手動でコンピュータの電源を入れてOSを立ち上げてください。 |
※「シャットダウン開始遅延」+「外部コマンド実行時間」+「シャットダウンに必要な時間」の合計時間の範囲は0秒〜1800秒です。
※出力コンセント制御をサポートしているUPSをご使用の場合はUPS出力コンセント選択の項目で必ず指定してください。
デフォルトはコンピュータが出力コンセントAにのみ接続されている設定になっており、待機時間が経過したと同時に出力コンセントB・出力コンセントCは出力停止します
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12. CD-ROMを取り出し[閉じる]ボタンをクリックします。PowerAct Proのエージェントが自動的に起動し、デスクトップ画面に戻ります。 |
スレーブエージェントの動作状態を変更したい場合や設定を変更したい場合は、シャットダウンパラメータの設定およびエージェント機能をご覧ください。
スレーブエージェントのインストールは以上で終了です。
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