8.3 無停電電源装置監視モニタの各メニュー説明

無停電電源装置監視モニタ  メニュー一覧表

システム ログ 無停電電源装置設定 ヘルプ
無停電電源装置監視 手動検索 イベントログ 無停電電源装置自己診断 ヘルプ
無停電電源装置監視 自動検索 データログ バッテリー使用開始日(交換日) バージョン情報
環境設定 終了アプリケーション情報 ブザーテスト
スケジュール ブザー
イベント情報 バッテリー自動テスト
アドミニストレータログオン 出力電圧/入力電圧感度選択
即時シャットダウン
終了

1.無停電電源装置監視 手動検索

[機能説明]
IPアドレスやコンピュータ名を入力すると、ネットワークを経由して他のパソコンを検索します。
検索したパソコンに
無停電電源装置(UPS)が接続され、かつPAがインストールされている場合、無停電電源装置(UPS)の状態を無停電電源装置監視モニタ画面に表示します。
無停電電源装置監視 手動検索]画面
(例1)コンピュータ名を入力した場合の例です。

(例2)IPアドレスを入力した場合の例です。

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2.無停電電源装置監視 自動検索

[機能説明]
IPアドレスやコンピュータ名がわからない場合、[無停電電源装置監視 自動検索]を起動すると、「PAがインストールされているコンピュータを自動的に検索します。
表示したい
無停電電源装置(UPS)が接続されているコンピュータ名をダブルクリックすると、無停電電源装置(UPS)の状態を表示することができます。
[注意]

コンピュータ名を表示できなかった場合には、再度「無停電電源装置監視 自動検索」ボタンを実行してください。
無停電電源装置監視 自動検索]画面

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3.環境設定

[機能説明]
シャットダウンに必要な時間やシャットダウン開始までの待機時間などを設定できます。

3.1    [シャットダウンパラメータ]の設定

[シャットダウンパラメータ]設定では、シャットダウンに関する時間や警告メッセージを表示するタイミングを設定できます。お客様のシステムに適した時間を設定してください。
設定をするときは、[シャットダウンパラメータ]のラジオボタンをクリックしてください。
[シャットダウンパラメータ]画面
[シャットダウンパラメータ]の各項目の意味は、次の通りです。

環境設定の[シャットダウンパラメータ]について

項目

意味

デフォルト

最小値

最大値

シャットダウン開始までの待機時間

無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してからシャットダウンを開始するまでの時間を設定できます。

60秒

0秒

36000秒

アプリケーション終了に必要な時間
(注1)
PA(Linux版)は、変更できません。ネットワーク上のWindowsコンピュータをモニタする場合は変更できます。
(デフォルト/最小値/最大値は、
PA(Windows版)の設定値です。)

300秒

0秒

540秒

システムシャットダウンに必要な時間

シャットダウンを開始してから無停電電源装置(UPS)が停止するまでの時間を設定できます。

600秒

30秒

600秒

システム自動再起動する
(注2)

入力電源回復後にシステムを自動再起動するかどうか設定することができます。[自動起動しない]場合は、ラジオボタンをクリックしてください。

する

 

- -
スタンバイモードを有効にする
(注3)
PA(Linux版)は、変更できません。ネットワーク上のWindowsコンピュータをモニタする場合は変更できます。スタンバイモードを有効にする場合は、ラジオボタンをクリックしてください。
(デフォルトはPA(Windows版)の設定値です。)

無効

- -

初回警告

無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してから初回警告メッセージを表示するまでの時間を設定できます。

30秒

1秒

30000秒

警告間隔

警告メッセージを表示する時間間隔を設定できます。

30秒

5秒

30000秒

スケジュールシャットダウン開始警告

スケジュール運転を開始する何秒前にコンピュータに警告メッセージを表示させるか設定します。

600秒

60秒

30000秒

各項目の設定方法は、次の通りです。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[シャットダウン開始までの待機時間]を変更したい場合

[シャットダウン開始までの待機時間]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[アプリケーション終了に必要な時間]の設定を変更したい場合

[アプリケーション終了に必要な時間]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[システムシャットダウンに必要な時間]を変更したい場合

[システムシャットダウンに必要な時間]の数値欄を選択し、設定可能な時間を選択してください。
[システム自動再起動する]を変更したい場合 [システム自動再起動する]のラジオボタンをクリックしてください。
[スタンバイモードを有効にする]を変更したい場合 [スタンバイモードを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。

[初回警告]を変更したい場合

[初回警告]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[警告間隔]を変更したい場合

[警告間隔]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[スケジュールシャットダウン開始警告]を変更したい場合

[スケジュールシャットダウン開始警告]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[デフォルト]に戻したい場合 [デフォルト]ボタンをクリックしてください。

注意事項

注1 [アプリケーション終了に必要な時間]について
PA(Linux版)では設定できません。
PA(Linux版)からPA(Windows版)の設定を変更する場合は、この機能は使用できます。
注2 [システム自動再起動]について
無停電電源装置(UPS)の機種によっては、設定できないものもあります。
注3 [スタンバイモードを有効]について
PA(Linux版)では設定できません。
PA(Linux版)からPA(Windows版)の設定を変更する場合、この機能は使用できます。

PA(Windows版)でBU707およびBU1007をご使用される場合は、この機能は、選択できません。

3.2 [ログ]の設定

[ログ]設定では、イベントログやデータログの容量や記録時間間隔などを設定できます。お客様のシステムに適した設定を行ってください。
設定をする場合は、[ログ]のラジオボタンをクリックしてください。
[ログ]画面
[ログ]の各項目の意味は、次の通りです。

環境設定の[ログ]について

項目

意味

デフォルト

最小値

最大値

イベントログを有効にする

イベントログを「使用する」/「使用しない」を選択できます。
使用しない場合には、ラジオボタンをクリックしてください。

使用する

イベントログ最大保存数

イベントログを記録する行数を設定できます。
200行で約20KBのハードディスク容量を使用します。

200行

10行

20000行

データログを有効にする

データログを「使用する」/「使用しない」を選択できます。
使用しない場合には、ラジオボタンをクリックしてください。

使用する

データログ最大保存数

データログを記録する行数を設定できます。
200行で約20KBのハードディスク容量を使用します。

200行

10行

20000行

記録間隔

データログを記録する時間間隔を設定できます。

60秒

5秒

30000秒

各項目の設定方法は、次の通りです。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[イベントログを有効にする]の設定を変更したい場合

[イベントログを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。

[データログを有効にする]の設定を変更したい場合

[データログを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。
[イベントログの最大数保存数]を変更したい場合 [イベントログの最大数保存数]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[データログの最大数保存数]を変更したい場合 [データログの最大数保存数]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[記録間隔]を変更したい場合 [記録間隔]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[デフォルト]に戻したい場合 [デフォルト]ボタンをクリックしてください。

3.3 [通信設定]の設定

[通信設定]は、無停電電源装置管理グループ、連携シャットダウン順、シリアルポートなどを設定でます。
お客様のシステムに適した設定を行ってください。
設定をする場合は、[通信設定]のラジオボタンをクリックしてください。
[注意]
PA(Linux版)では、SMTPメールは設定できません。
ただし、ネットワーク経由でPA( Linux版)からPA(Windows版)をモニタしている場合は、SMTPメール設定をすることができます。
[通信設定]画面
[通信設定]の各項目の意味は、次の通りです。

環境設定の[通信設定]について

項目

意味

デフォルト

連携シャットダウン順

無停電電源装置(UPS)をシャットダウンさせる順序を設定します。

1番目にシャットダウンする

無停電電源装置管理グループ

いくつかの無停電電源装置(UPS)を一つのグループとして管理します。このグループ単位によりシャットダウンの優先順位づけができます。
[注意]
スペースが入っているグループ名は登録できません。

Group A

連携シャットダウン無効にする

連携シャットダウンの有効/無効を選択できます。連携シャットダウンを有効にする場合は、ラジオボタンをクリックしてください。

無効

SMTPサーバネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由してPA(
Linux版)からPA(Windows版)のSMTPサーバネームを設定または変更する場合にご使用ください。

SMTPアカウントネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由して
PA(Linux版)からPA(Windows版)のSMTPアカウントネームを設定または変更する場合にご使用ください。

SMTPドメインネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由してPA(
Linux版)からPA(Windows版)のSMTPドメインネームを設定または変更する場合にご使用ください。

シリアルポート設定 無停電電源装置(UPS)を接続するシリアルポートを設定できます。 自動選択

[参考]

(1) SMTPに関する設定を行っておくと、各種イベント情報をメールで通知することができます。
(2)

SMTPとは
Simple Mail Transfer Protocolの略称で、インターネットメールの転送に利用されているプロトコル(通信手順)のひとつです。

各項目の設定方法は、次の通りです。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[連携シャットダウン順]の設定を変更したい場合

[連携シャットダウン順]の設定欄ををクリックし、表示される内容からシャットダウン順を選択してください。
[連携シャットダウン順]の内容は、[無停電電源装置監視モニタ]をご参照ください。

無停電電源装置管理グループ]の設定を変更したい場合

[無停電電源装置管理グループ]の設定欄を選択し、直接キーボードよりグループ名を入力してください。
[連携シャットダウンを無効にする]を変更したい場合 [連携シャットダウンを無効にする]のラジオボタンをクリックしてください。
[SMTPサーバネーム]を変更したい場合 [SMTPサーバネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPサーバネームを入力してください。
[SMTPアカウントネーム]を変更したい場合 [SMTPアカウントネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPアカウントネームを入力してください。
[SMTPドメインネーム]を変更したい場合 [SMTPドメインネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPドメインネームを入力してください。
[シリアルポート]を変更したい場合 シリアルポート自動選択の場合
[シリアルポート自動検出]のラジオボタンをクリックしてください。
シリアルポート手動選択の場合
[シリアルポート自動検出]のラジオボタンをクリックし、シリアルポート選択してください。
[シリアルポート]の内容は、[無停電電源装置監視モニタ]をご参照ください。

 

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4.スケジュール

[機能説明]
日時を指定し、無停電電源装置(UPS)の停止/起動や無停電電源装置(UPS)の自己診断を行うことができます。
日時の指定以外に、毎週、毎月という指定もできます。
なお、これらを指定し
無停電電源装置(UPS)を使用することをスケジュール運転といいます。
スケジュール運転を一覧で表示させることと、スケジュール運転の設定ができます。
[注意]
スケジュール運転時に電源異常などが発生した場合は、現在のスケジュール運転はキャンセルされ、次回のスケジュール運転の設定に従って動作します。
4.1 スケジュール運転の一覧表示
スケジュール運転の状況を一覧表示できます。
[スケジュール運転]のラジオボタンをクリックしてください。
[スケジュール運転]画面
[スケジュール運転]画面の各項目の意味は、次の通りです。

[スケジュール運転]の各項目の説明

項目

意味

スケジュール項目 現在、設定されているスケジュール運転をスケジュール項目別に表示させたり、すべてのスケジュール運転を表示させたりできます。
追加 スケジュール運転を設定できます。
削除 設定されているスケジュール運転を削除できます。
修正 設定されているスケジュール運転を修正できます。
OK 設定したスケジュール運転を登録します。
キャンセル 設定したスケジュール運転を登録しません。[スケジュール]画面を終了します。
4.2 スケジュール運転の追加/修正
スケジュール運転を追加したり、修正したりできます。
[スケジュール運転 追加/修正]のラジオボタンをクリックしてください。
[スケジュール運転 追加/修正]画面
[スケジュール運転 追加/削除]画面の各項目の意味は、次の通りです。

[スケジュール運転 追加/削除]の各項目の説明

項目

意味

スケジュール運転項目 スケジュール運転内容「システムの停止/起動」または「自己診断」を選択できます。
また、「指定日」/「毎週」/毎月を指定できます。
追加 設定したスケジュール運転を[スケジュール運転]画面の一覧表に追加します。
キャンセル 設定したスケジュール運転をキャンセルし、[スケジュール運転]画面に戻ります。
OK 設定したスケジュール運転を登録します。
キャンセル 設定したスケジュール運転を登録しません。[スケジュール]画面を終了します。
4.3 スケジュール運転の設定方法
ここでは、スケジュール運転の新規追加、修正、削除の設定手順について説明します。
[新規にスケジュール運転を登録する場合の設定手順]
(1) [スケジュール運転]画面の[追加]ボタンをクリックしてください。
(2) [スケジュール運転 追加/修正]画面が表示されます。
(3) スケジュール運転項目を選択してください。
スケジュール運転項目 説明
停止日/起動日 システムを停止させたり起動させたりします。
自己診断実施日 自己診断を実施します。
指定日 指定日にスケジュール運転を実施します。
毎週 毎週 設定されている曜日にスケジュール運転を実施します。
毎月 毎月 設定されている日にスケジュール運転を実施します。
(4) 停止日または自己診断実施日と実施時間を指定してください。
(5) スケジュール運転に従ってシステムを起動させるまたは起動させないを選択してください。
選択する場合は、[スケジュール運転(起動日)Iを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。
[スケジュール運転に従ってシステムを起動する場合]
起動日と実施時間を指定して、(6)に進んでください。
[スケジュール運転に従ってシステムを起動しない場合]
起動日と実施時間は指定できません。(6)に進んでください。
(6) [追加]ボタンをクリックしてください。
(7) [スケジュール運転]画面に戻りますので、設定したスケジュール運転内容を確認のうえ必ず[OK]ボタンをクリックしてください。
[OK]ボタンをクリックせずに、[スケジュール運転]画面を終了すると、設定したスケジュール運転は、登録されません。
[設定済みスケジュール運転を修正する場合の設定手順]
(1) [スケジュール運転]画面のより、変更したいスケジュールをクリックし、[修正]ボタンをクリックしてください。
(2) [スケジュール運転 追加/修正]画面が表示され、現在設定しているスケジュール運転内容が表示されます。
(3) 変更したいスケジュール運転を選択して変更してください。
[注意]
スケジュール運転項目を変更した場合は、新規登録としてスケジュール運転に追加され、変更したいスケジュール運転は、変更されません。
(4) 変更した後、[追加]ボタンをクリックしてください。
(5) [スケジュール運転]画面に戻りますので、設定したスケジュール運転内容を確認のうえ必ず[OK]ボタンをクリックしてください。
[OK]ボタンをクリックせずに、[スケジュール運転]画面を終了すると、設定したスケジュール運転は、登録されません。
[設定済みスケジュール運転を削除する場合の設定手順]
(1) [スケジュール運転]画面のより、変更したいスケジュールをクリックし、[削除]ボタンをクリックしてください。

注意事項

(1) [スケジュール運転 追加/修正]画面において、[スケジュール運転(起動日)を有効にする]を選択できない機種では、以下の設定が必要になります。
[指定日時に起動させる場合]
環境設定]画面の[システム自動再起動する]のラジオボタンをクリックし、システムが自動再起動するように設定します。
[指定日時に起動させない場合]
環境設定]画面の[システム自動再起動する]のラジオボタンをクリックし、システムが自動再起動しないように設定します。
(2) スケジュールを設定する時は、すでに設定しているスケジュールと重複しないようにしてください。日時が早い順にスケジュール運転は実行されます。
(3) BX35XF,BX50XF,BU70XS,BU100XSなどの無停電電源装置(UPS)で内蔵バッテリー電圧が低い時に自己診断を実施した場合、自己診断結果が「異常あり」と表示されます。
また、バックアップ運転中に自己診断を実施した場合も自己診断結果が「異常あり」と表示されます。
このような場合、内蔵バッテリーの充電が完了した後に、手動で自己診断を実行してください。操作方法については、「無停電電源装置 自己診断」をご参照ください。
(4) Red Hat Linux 8.0 ProfessionalおよびRed Hat Linux 8.0 Personalに付属のKDEデスクトップ(英語)では、「Schedule」の画面が正常に表示できません。KDEデスクトップを日本語表示に設定していただくか、GNOMEデスクトップをご使用ください。

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5.イベント情報

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)で発生するイベント一覧を表示したり、イベントを通知するコンピュータ(ユーザ)を指定します。
また、各イベントは発生の都度、ネットワークに接続されているコンピュータ(ユーザ)に通知することができます。

[注意]
初期設定値は、入力電源異常/入力電源回復/スケジュール運転開始などのメッセージが通知されるようになっています。
初期設定値の内容については、「
各イベント情報内容の説明」をご参照してください。
5.1 イベント情報を通知するコンピュータ(ユーザ)の指定
「PA」がインストールされているコンピュータに対して、各イベント毎に、どのユーザ(ネットワークを経由してPA(Windows版)をモニタしている場合は、ドメインユーザとユーザ)に通知するかを設定できます。
設定をする時は、[イベント情報]のラジオボタンをクリックし、次の[イベント情報]画面を表示してください。
[イベント情報]画面
[イベント情報]画面の各項目の意味は、次の通りです。

[イベント情報]の各項目の説明

項目

意味

イベント内容 イベント情報を選択することができます。
各イベント情報の内容やデフォルトの設定は、「各イベント情報内容の説明」をご参照ください。
イベント内容の先頭に記載されている記号の意味は次の通りです。
記号 意味
× 重大
警告
情報
記録 イベント内容をデータに保存します。
即時シャットダウン イベント発生後、直ちにOSのシャットダウンを開始します。
外部コマンドライン イベント発生後、指定されたコマンドを実行します。
ユーザへの通知 [通知メッセージ]を送信する相手を選択できます。
通知する方法には、ユーザのパソコン画面に自動的に表示される[通知メッセージ]を送る方法と、通常の電子メールで送る方法の2種類あります。
通知メッセージで通知する場合は[ユーザへの通知]の[通知]欄に、電子メールで通知する場合は[ユーザへの通知]の[メール]欄に、それぞれ表示されているユーザ名をクリックしてください。
また、通知メッセージは、
PAが起動していないパソコンからTELNETなどを利用してパソコンにログインしているユーザに対して通知されます。TELNETなどでログインしていないユーザに対しては、通知されません。ログインしていないユーザに対して通知したい場合は、電子メールで通知するようにしてください。
5.2 通知先の登録
メッセージを通知したいユーザを登録します。
[通知先]画面
ユーザの登録方法は、次の通りです。
(1) 新規登録したい方のユーザ名/メールアドレスを入力してください。
(2) 入力完了後、[追加]ボタンをクリックしてください。
(3) [イベント情報]画面に戻り、必ず[OK]ボタンをクリックしてください。
[OK]ボタンをクリックせずに、[イベント情報]画面を終了した場合は、新規登録した方の情報は登録されません。
登録済みユーザを修正する方法は、次の通りです。
(1) 登録済みユーザを選択しクリックしてください。
(2) ユーザ名/メールアドレスが表示されますので、修正したい項目を選択して修正を行ってください。
(3) 入力完了後、[修正]ボタンをクリックしてください。
(4) [イベント情報]画面に戻り、必ず[OK]ボタンをクリックしてください。
[OK]ボタンをクリックせずに、[イベント情報]画面を終了した場合は、新規登録した方の情報は登録されません。
登録済みユーザを削除する方法は、次の通りです。
(1) 登録済みユーザを選択し[削除]ボタンをクリックしてください。
  [参考]

ご使用されているオペレーティングシステムによっては、通知メッセージを受信したときに”ピッピッ”という音がパソコンから聞こえます。

注意事項

Red Hat Linux 8.0 ProfessionalおよびRed Hat Linux 8.0 Personalに付属のKDEデスクトップ(英語)では、「Smart Events」の画面が正常に表示できません。KDEデスクトップを日本語表示に設定していただくか、GNOMEデスクトップをご使用ください。

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6.アドミニストレータログオン

[機能説明]
「PA」上で擬似的にroot権限としてログオンする機能です。ただしOS上での権限は変わりません。
OS上でroot権限でネットワークへログインしている場合は、同一ネットワーク上の他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を確認することができます。また、他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更することもできます。
OS上でroot権限以外でネットワークへログインしている場合、同一ネットワーク上の他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を確認することはできますが、他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更することはできません。
他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更したい場合には、[システム]-[アドミニストレータログオン]を選択して[アドミニストレータログオン]画面を表示し、一時的にroot権限でログインすると、他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更できます。
[アドミニストレータログオン]画面
なお、root権限でログインしている場合は、[システム]-[アドミニストレータログオン]は選択できないようになっています。

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7.即時シャットダウン

[機能説明]
即時シャットダウン遅延時間後にOSのシャットダウンを実行します。
なお、即時シャットダウン実行後、無停電電源装置(UPS)は、次の条件にしたがって動作します。

(条件)
1.[自動再起動する]と設定している場合:
入力電源がある場合は、一定時間後、自動的に無停電電源装置(UPS)は再起動します。
入力電源がない場合は、入力電源が回復した後、無停電電源装置(UPS)は再起動します。

2.[自動再起動しない]と設定している場合:
無停電電源装置(UPS)は、停止状態を継続します。
無停電電源装置(UPS)を再起動したい場合は、無停電電源装置(UPS)の電源スイッチを入れなおしてください。

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8.イベントログ

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)で発生する動作状況(入力電源異常、スケジュールシャットダウン、環境設定、バッテリーテストなど)を記録することができます。
[イベントログ]画面
[ログ]-[イベントログ]を選択するか、ツールバーのボタンImage7.gif (212 バイト)をクリックすると、 [イベントログ]画面が表示されます。
[削除]をクリックすると、イベントログのデータを消去できます。
[印刷]をクリックすると、印刷されます。
[ログオプション]をクリックすると、環境設定の[ログ]画面に移ります。

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9.データログ

[機能説明]
データログでは、時間・入力電圧・出力電圧・接続容量・入力周波数・無停電電源装置内部温度などのさまざまなデータを記録することでができます。
[データログ]画面
データログで記録できる情報と各情報の意味は、次の通りです。
(1) 入力電圧 商用コンセントの電圧レベルです。
(2) 出力電圧 無停電電源装置(UPS)から出力されている電圧レベルです。
(3) 接続容量 無停電電源装置(UPS)に接続されている機器の容量です。
(4) 入力周波数 商用コンセントの周波数レベルです。
(5) 無停電電源装置内部温度 無停電電源装置(UPS)の内部の温度です。
(6) バッテリー電圧 バッテリーの充電電圧レベルです。
(7) バッテリー容量 バッテリーの充電レベルです。
(8) 出力周波数 無停電電源装置(UPS)から出力されている周波数レベルです。
[ログ]の[データログ]を選択するか、ツールバーのボタンImage8.gif (179 バイト)をクリックすると、[データログ]画面が表示されます。
[削除]をクリックすると、データログのデータを削除できます。
[印刷]をクリックすると、印刷されます。
[ログオプション]をクリックすると、環境設定の[ログ]画面に移ります。

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10終了アプリケーション情報

PA(Linux版)では、この機能は使用できません。
ただし、ネットワークを経由しPA(Linux版)からPA(Windows版)をモニタする場合、この機能が使用できます。
[機能説明]
PA(Windows版)は、システムをシャットダウンする前に、開いているファイルを自動的に保存してから、アプリケーションを終了します。終了したアプリケーションと保存したファイルに関する情報を表示します。
[終了アプリケーション情報]画面

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11.無停電電源装置 自己診断

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)の各機能が正常に動作しているかどうかを診断する機能です。
診断は、スケジュール運転で設定し自動的に行う方法と、手動で行う方法があります。
無停電電源装置(UPS)の自己診断は、スケジュール運転で自動的に実施されることをお勧めします。
[設定方法]
[手動で自己診断を実施する場合]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[無停電電源装置 自己診断]を選択し、診断を実行してください。
(3) 今回のバッテリー使用開始日(交換日)の日付を確認してください。
日付が正しければ、[OK]ボタンをクリックしてください。
日付が正しくなければ、キーボードより設定したい日付を入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。

[スケジュール運転で自己診断を実施する場合]

(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
メニューから[システム]−[スケジュール]を選択し、[スケジュール運転]画面を起動してください。
(2) [スケジュール運転]画面の[追加]ボタンをクリックしてください。
(3) [スケジュール運転 追加/修正]画面が表示されます。
(4) スケジュール運転項目から、[自己診断実施日]と実施する日(指定日/毎週/毎月)を選択してください。
スケジュール運転項目 説明
停止日/起動日 システムを停止させたり起動させたりします。
自己診断実施日 自己診断を実施します。
指定日 指定日にスケジュール運転を実施します。
毎週 毎週 設定されている曜日にスケジュール運転を実施します。
毎月 毎月 設定されている日にスケジュール運転を実施します。
(5) 自己診断実施日と実施時間を指定してください
(6) [追加]ボタンをクリックしてください。
(7) [スケジュール運転]画面に戻りますので、設定したスケジュール運転内容を確認のうえ必ず[OK]ボタンをクリックしてください。
[OK]ボタンをクリックせずに、[スケジュール運転]画面を終了すると、設定したスケジュール運転は、登録されません。

注意事項

自己診断結果が「異常あり」」になった場合には、内部回路故障、接続容量オーバー、出力ショート(短絡)、内部温度異常またはバッテリーが劣化している可能性があります。

[バッテリー劣化の場合の処理]
バッテリーが劣化している場合は、必ずバッテリー交換を行ってください。
「バッテリー劣化」のままご使用されると、停電などの入力電源異常が発生してもバックアップ運転を行うことができません。

[バックアップ電源の故障の場合の処理]
無停電電源装置(UPS)が故障した場合は、無停電電源装置(UPS)およびシステムを停止して、当社の周辺カスタマサポートセンタ(TEL 0120−77−4717)へご連絡ください。

無停電電源装置(UPS)の内蔵バッテリー電圧が低い場合や、バックアップ時の自己診断テストの処理]
BX35XF,BX50XF,BU70XS,BU100XSなどの無停電電源装置(UPS)で内蔵バッテリー電圧が低い時に自己診断を実施した場合、自己診断結果が「異常あり」と表示されます。
また、バックアップ運転中に自己診断を実施した場合も自己診断結果が「異常あり」と表示されます。
このような場合、内蔵バッテリーの充電が完了した後に、手動で自己診断を実行してください。操作方法については、「無停電電源装置 自己診断」をご参照ください。

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12.バッテリー使用開始日(交換日)

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)をはじめて使用開始した日付やバッテリー交換を行った日付を記録することができます。
記録することにより、次回のバッテリー交換日がいつ頃にするかなどの日付を予測することができます。
なお、バッテリー交換の方法は、各無停電電源装置(UPS)の取扱説明書をご参照ください。
[バッテリー使用開始日(交換日)]画面
バッテリー使用開始日(交換日)画面の各項目の意味は、次の通りです。

項目

意味

無停電電源装置 状態:

現在のバッテリーの状態を表示します。

前回のバッテリー使用
開始日(交換日):

前回のバッテリー交換をした日付を表示します。

バッテリー使用開始日(交換日): 現在のシステムの日付を表示します。
[設定方法]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[バッテリー使用開始日(交換日)]を選択し、[バッテリー使用開始日(交換日)]画面を起動してください。
(3) 今回のバッテリー使用開始日(交換日)の日付を確認してください。
日付が正しければ、[OK]ボタンをクリックしてください。
日付が正しくなければ、キーボードより設定したい日付を入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。

注意事項

無停電電源装置状態が「バッテリー劣化」表示された場合には、必ずバッテリー交換を行ってください。
「バッテリー劣化」のままご使用されると、停電などの入力電源異常が発生しても、バックアップ運転を行うことができません。
BU707およびBU1007は利用できません。

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13.ブザーテスト

[機能説明]
ブザーテストを実行すると無停電電源装置(UPS)のブザーが1秒間なります。
[設定方法]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[ブザーテスト]を選択してください。
ブザーが約1秒間なります。

注意事項

BU707およびBU1007は利用できません。

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14.ブザー

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)のブザーをならすかならさないか設定できます。
バックアップ中にブザーをならしたくない場合は、「ならさない」にしてください。
バックアップ中であることがわかるように、「ならす」に設定することをお勧めします。
[設定方法]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[ブザー]を選択し、ブザーを「ならす」または「ならさない」を選択してください。

注意事項

BU707/BU1007では、設定できません。
BX35XF/BU50XFは、無停電電源装置(UPS)の「設定スイッチ」で設定してください。(設定スイッチをONにするとブザーは、なります。OFFにするとブザーは、なりません。

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15.バッテリー自動テスト

[機能説明]
自動的にバッテリーの劣化状態を診断するかしないかを選択できます。
「する」を選択すると、無停電電源装置(UPS)は、4週間間隔で自動的にバッテリー診断を行います。
[設定方法]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[バッテリー自動テスト]を選択し、バッテリー自動テストを「する」または「しない」を選択してください。

注意事項

バッテリー自動テスト結果が「異常あり」になった場合には、内部回路故障、接続容量オーバー、出力ショート(短絡)、内部温度異常またはバッテリーが劣化している可能性があります。

[バッテリー劣化の場合の処理]
バッテリーが劣化している場合は、必ずバッテリー交換を行ってください。
「バッテリー劣化」のままご使用されると、停電などの入力電源異常が発生しても、正常なバックアップ運転を行うことができません。

[無停電電源装置(UPS)の故障の場合の処理]
無停電電源装置(UPS)が故障した場合は、無停電電源装置(UPS)およびシステムを停止して、当社の周辺カスタマサポートセンタ(TEL 0120−77−4717)へご連絡ください。
BU707/BU1007は、無停電電源装置(UPS)の「選択スイッチ」で設定してください。

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16.出力電圧/入力感度

[機能説明]
無停電電源装置(UPS)の 出力電圧を100Vにするか115Vにするか選択できます。
電源仕様がAC115Vの機器を
無停電電源装置(UPS)に接続する場合には、出力電圧をAC115Vに切替えてご使用ください。
なお、AC115Vに切替えている場合、商用運転中及びバックアップ運転中ともAC115V出力になります。

また、
無停電電源装置(UPS)が停電を検出する電圧の感度を設定することができます。詳細は、次の表をご参照ください。
[設定方法]
(1) 無停電電源装置監視モニタを起動してください。
(2) メニューから[無停電電源装置設定]−[出力電圧/入力感度]を選択し、設定したい出力電圧と入力感度を選択してください。
各設定項目の内容については、[
出力電圧/入力感度 設定項目および説明]の表をご参照ください。

出力電圧/入力感度 設定項目および説明

設定項目 説明
100V/標準感度 出力電圧はAC100Vです。
停電検出電圧感度は、標準感度です。
100V/低感度 出力電圧はAC100Vです。
停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。
頻繁にバックアップモードに入る時に、選択してください。
115V/標準感度 出力電圧はAC115Vです。
停電検出電圧感度は、標準感度です。
115V/低感度 出力電圧はAC115Vです。
停電検出電圧感度は、標準感度より、低い値の設定です。
頻繁にバックアップモードに入る時に、選択してください。

注意事項

この機能は、BN75XS/BN100XS/BN140XSのみ動作します。
他の無停電電源装置(UPS)は出力電圧100Vで、停電検出電圧感度は標準感度です。

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17.ヘルプ

[機能説明]
オンラインヘルプでは「PAの各機能や設定方法などのさまざまな情報を記載しています。
本ソフトウェアをご使用になる前に、必ずオンラインヘルプを起動して各機能の説明や設定内容などをご参照ください。

注意事項

Red Hat Linux 8.0 ProfessionalおよびRed Hat Linux 8.0 Personalに付属のKDEデスクトップ上では、「Ctrl+F1」キーを押してもヘルプは表示されません。「無停電電源装置監視モニタ」上の「ヘルプ」アイコンボタンをクリックしていただくか、「ヘルプ」メニューを選択してください。

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18.バージョン情報

[機能説明]
バージョン情報には、本ソフトウェアのバージョン情報や著作権情報などが記載されています。

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19.終了

[機能説明]
無停電電源装置監視モニタの表示を終了します。

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