7.[環境設定]について


7.1 [シャットダウンパラメータ]の設定

7.2 [ログ]の設定

7.3 [通信設定]の設定


ご注意

  1. [シャットダウンパラメータ]および[通信設定]の設定の一部は、環境設定[upsconfig.sh]から設定できます。
    それら以外の設定を行いたい場合には、XWindowを起動し、本ソフトウェアのモニタ画面から設定してください。
  2. ご使用されているパソコンにおいてXWidnowsを起動できない場合には、各LinuxOSのサポートセンタへお問い合わせください。
  3. ご使用されているパソコンにおいてXWindowsが起動できなくても、ご使用されているパソコンがネットワーク接続されている場合は、他のパソコンにインストールされている自動シャットダウンソフトウェア[PA(Windows版)またはPA(Linux版)からリモート操作で[環境設定]や[スケジュール運転]などの操作もできます。
  4. ご使用されているパソコンにおいてXWindowが起動できなく、かつネットワークに接続されていない場合は、環境設定[upsconfig.sh]以外の設定は、一切できません。(入力電源異常発生時にシステムをシャットダウンする機能のみ使用できます。)

7.1 [シャットダウンパラメータ]の設定

[シャットダウンパラメータ]設定では、シャットダウンに関する時間や警告メッセージを表示するタイミングを設定できます。お客様のシステムに適した時間を設定してください。
設定をするときは、[シャットダウンパラメータ]のラジオボタンをクリックしてください。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[シャットダウン開始までの待機時間]を変更したい場合

[シャットダウン開始までの待機時間]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[アプリケーション終了に必要な時間]の設定を変更したい場合

[アプリケーション終了に必要な時間]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[システムシャットダウンに必要な時間]を変更したい場合

[システムシャットダウンに必要な時間」]の数値欄を選択し、設定可能な時間を選択してください。
[システム自動再起動する]を変更したい場合 [システム自動再起動する]のラジオボタンをクリックしてください。
[スタンバイモードを有効にする]を変更したい場合 [スタンバイモードを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。

[初回警告]を変更したい場合

[初回警告]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[警告間隔]を変更したい場合

[警告間隔]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。

[スケジュールシャットダウン開始警告]を変更したい場合

[スケジュールシャットダウン開始警告]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[デフォルト]に戻したい場合 [デフォルト]ボタンをクリックしてください。
[シャットダウンパラメータ]画面
[シャットダウンパラメータ]の意味は、次の通りです。

環境設定の[シャットダウンパラメータ]について

項目

意味

デフォルト

最小値

最大値

シャットダウン開始までの待機時間

無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してからシャットダウンを開始するまでの時間を設定できます。

60秒

0秒

36000秒

アプリケーション終了に必要な時間
(注1)
PA(Linux版)は、変更できません。ネットワーク上のWindowsコンピュータをモニタする場合は変更できます。
(デフォルト/最小値/最大値は
、PA(Windows版)の設定値です。)

300秒

0秒

540秒

システムシャットダウンに必要な時間

シャットダウンを開始してから無停電電源装置(UPS)が停止するまでの時間を設定できます。

600秒

30秒

600秒

システム自動再起動する
(注2)

入力電源回復後にシステムを自動再起動するかどうか設定することができます。[自動起動しない]場合は、ラジオボタンをクリックしてください。

する

 

- -
スタンバイモードを有効にする
(注3)
PA(Linux版)は、変更できません。ネットワーク上のWindowsコンピュータをモニタする場合は変更できます。スタンバイモードを有効にする場合は、ラジオボタンをクリックしてください。
(デフォルトはPA(Windows版)の設定値です。)

無効

- -

初回警告

無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してから初回警告メッセージを表示するまでの時間を設定できます。

30秒

1秒

30000秒

警告間隔

警告メッセージを表示する時間間隔を設定できます。

30秒

5秒

30000秒

スケジュールシャットダウン開始警告

スケジュール運転を開始する何秒前にコンピュータに警告メッセージを表示させるか設定します。

600秒

60秒

30000秒


注意事項

注1 [アプリケーション終了に必要な時間]について
PA(Linux版)では設定できません。
PA(Linux版)からPA(Windows版)の設定を変更する場合は、この機能は使用できます。
注2 [システム自動再起動]について
無停電電源装置(UPS)の機種によっては、設定できないものもあります。
注3 [スタンバイモードを有効]について
PA(Linux版)では設定できません。
PA(Linux版)からPA(Windows版)の設定を変更する場合、この機能は使用できます。

PA(Windows版)でBU707およびBU1007をご使用される場合は、この機能は、選択できません。

7.2 [ログ]の設定

[ログ]設定では、イベントログやデータログの容量や記録時間間隔などを設定できます。お客様のシステムに適した設定を行ってください。
設定をする場合は、[ログ]のラジオボタンをクリックしてください。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[イベントログを有効にする]の設定を変更したい場合

[イベントログを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。

[データログを有効にする]の設定を変更したい場合

[データログを有効にする]のラジオボタンをクリックしてください。
[イベントログの最大数保存数]を変更したい場合 [イベントログの最大数保存数]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[データログの最大数保存数]を変更したい場合 [データログの最大数保存数]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[記録間隔]を変更したい場合 [記録間隔]の数値欄を選択し、直接キーボードより設定値を入力してください。
[デフォルト]に戻したい場合 [デフォルト]ボタンをクリックしてください。
[ログ]画面
[ログ]の意味は、次の通りです。

環境設定の[ログ]について

項目

意味

デフォルト

最小値

最大値

イベントログを有効にする

イベントログを「使用する」/「使用しない」を選択できます。
使用しない場合には、ラジオボタンをクリックしてください。

使用する

イベントログ最大保存数

イベントログを記録する容量を設定できます。

200行

10行

20000行

データログを有効にする

データログを「使用する」/「使用しない」を選択できます。
使用しない場合には、ラジオボタンをクリックしてください。

使用する

データログ最大保存数

データログを記録する容量を設定できます。

200行

10行

20000行

記録間隔

データログを記録する時間間隔を設定できます。

60秒

5秒

30000秒


7.3 [通信設定]の設定
[通信設定]は、無停電電源装置管理グループ、連携シャットダウン順、シリアルポートなどを設定でます。
お客様のシステムに適した設定を行ってください。
設定をする場合は、[通信設定]のラジオボタンをクリックしてください。
[注意]
SMTPメールは、設定できません。
ただし、ネットワーク経由でPA(Windows版)をモニタしている場合は、SMTPメール設定をすることができます。
[各項目の設定方法の説明]
設定したいこと 操作方法

[連携シャットダウン順]の設定を変更したい場合

[連携シャットダウン順]の設定欄ををクリックし、表示される内容からシャットダウン順を選択してください。

[無停電電源装置管理グループ]の設定を変更したい場合

[無停電電源装置管理グループ]の設定欄を選択し、直接キーボードよりグループ名を入力してください。
[連携シャットダウンを無効にする]を変更したい場合 [連携シャットダウンを無効にする]のラジオボタンをクリックしてください。
[SMTPサーバネーム]を変更したい場合 [SMTPサーバネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPサーバネームを入力してください。
[SMTPアカウントネーム]を変更したい場合 [SMTPアカウントネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPアカウントネームを入力してください。
[SMTPドメインネーム]を変更したい場合 [SMTPドメインネーム]の設定欄を選択し、直接キーボードよりSMTPドメインネームを入力してください。
[シリアルポート]を変更したい場合 シリアルポート自動選択の場合
[シリアルポート自動検出]のラジオボタンをクリックしてください。
シリアルポート手動選択の場合
[シリアルポート自動検出]のラジオボタンをクリックし、シリアルポート選択してください。
[通信設定]画面
[通信設定]の意味は、次の通りです。

環境設定の[通信設定]について

項目

意味

デフォルト

連携シャットダウン順

バックアップ電源をシャットダウンさせる順序を設定します。

1番目にシャットダウンする

無停電電源装置管理グループ

いくつかの無停電電源装置(UPS)を一つのグループ単位で管理します。このグループ単位によりシャットダウンの優先順位づけができます。
[注意]
スペースが入っているグループ名は登録できません。

Group A

連携シャットダウン無効にする

連携シャットダウンの有効/無効を選択できます。連携シャットダウンを有効にする場合は、ラジオボタンをクリックしてください。

無効

SMTPサーバネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由してPA(
Linux版)からPA(Windows版)のSMTPサーバネームを設定または変更する場合にご使用ください。

SMTPアカウントネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由してPA(
Linux版)からPA(Windows版)のSMTPアカウントネームを設定または変更する場合にご使用ください。

SMTPドメインネーム

PA(Linux版)は、設定できません。
ネットワークを経由してPA(
Linux版)からPA(Windows版)のSMTPドメインネームを設定または変更する場合にご使用ください。

シリアルポート設定 無停電電源装置(UPS)が接続されているシリアルポートを設定できます。 自動選択

[参考]

(1) SMTPに関する設定を行っておくと、各種イベント情報をメールで通知することができます。
(2) SMTPとは
Simple Mail Transfer Protocolの略称で、インターネットメールの転送に利用されているプロトコル(通信手順)のひとつです。