4.[環境設定(upsconfig.sh)]について

メッセージに従って環境設定を必ず行ってください。
[環境設定]では、入力電源異常発生後の「シャットダウン開始までの待機時間」、「システムシャットダウンに必要な時間」、「初回警告」、「警告間隔」、「使用するシリアルポートの選択」、「バッテリー使用開始日(交換日)」などの設定を行います。
(注意)
LinuxOSによっては、英語端末を使用している場合に[環境設定]のメニューやメッセージが文字化けする場合があります。
この場合は、次のような手順を対処願います。

[手順]
@Ctrl+Cで[環境設定]中断してください。
A端末から”
export LANG=C”と入力してください。
B再度環境設定を実行してください。
  (コマンド:
/usr/lib/powerassistant/upsconfog.sh)
C[環境設定]完了後、端末から”
export LANG=ja_jp”を入力してください。

4.1 XWindowをご使用されている場合の設定手順

4.2 XWindowをご使用されていない場合の設定手順

4.3 環境設定の設定項目の内容について


XWindowをご使用されている場合の設定手順

1.事前準備
  • 日本語端末(kterm)より、次のコマンドを入力し、[環境設定]を起動してください。
    (コマンド)

    /usr/lib/powerassistant/upsconfig.sh
2.[環境設定]について

[環境設定]を起動すると次のような画面が表示されます。

-------------------------------------------------------
[環境設定]
-------------------------------------------------------
次の内容は、環境設定の内容です。
-------------------------------------------------------
1.シリアルポート[デフォルト=自動選択]            :自動選択
2.シャットダウン開始までの待機時間[デフォルト=60秒]  :60
3.初回警告[デフォルト=30秒後]                
:30
4.システムシャットダウンに必要な時間[デフォルト=600秒] :600

5.警告間隔[デフォルト=30秒毎]                :30

-------------------------------------------------------
この設定内容でよろしいですか?
「はい」の場合:[Y]キー、[いいえ]の場合:[N]キーを入力してください。

上記画面が表示されましたら「はい」:[Y]または「いいえ」:[N]キーを選択してください。
(備考)
この設定は、本ソフトウェアの無停電電源装置監視モニタ画面からも設定変更できますので通常は、「はい」:[Y]を選択してください。

「はい」:[Y]を選択した場合
各項目の設定は、現在設定されている設定値を使用しますので、6項目目の[バッテリー使用開始日]のみ設定を行ってください。


「いいえ」:「N」を選択した場合
メニューにしたがって6項目の設定を行ってください。

(注意)
各設定項目において設定値を入力しないまま[Enter]キーを押すと、デフォルト値が自動的に設定されます。
次のようなメッセージが表示されましたら、環境設定は完了しました。
[メッセージ]
次のコマンドを入力して、[PA(Linux版) メニュー]を起動してください。
コマンド:
/usr/lib/powerassistant/agentmanage

[PA(Linux版) メニュー]については、5.PA(Linux版)の使用方法]を参照ください。

XWindowをご使用されていない場合の設定手順

1.事前準備
  • 日本語端末より、次のコマンドを入力し、[環境設定]を起動してください。
    (コマンド)

    /usr/lib/powerassistant/upsconfig.sh
2.[環境設定]について

[環境設定]を起動すると次のような画面が表示されます。

-------------------------------------------------------
[環境設定]
-------------------------------------------------------
次の内容は、環境設定の内容です。

-------------------------------------------------------
1.シリアルポート[デフォルト=自動選択]           :自動選択
2.シャットダウン開始までの待機時間[デフォルト=60秒]    :60
3.初回警告[デフォルト=30秒後]           
     :
30
4.システムシャットダウンに必要な時間[デフォルト=600秒] :600

5.警告間隔[デフォルト=30秒毎]             
   :30
-------------------------------------------------------
この設定内容でよろしいですか?
「はい」の場合:[Y]キー、[いいえ]の場合:[N]キーを入力してください。  

上記画面が表示されましたら「はい」:[Y]または「いいえ」:[N]キーを選択してください。
(備考)
この設定は、XWindowを起動した後に、本ソフトウェアの無停電電源装置監視モニタを起動することにより、モニタ画面からも設定変更できます。
XWindowをご使用されていない場合は、「いいえ」:[N]キーを選択して各設定を行ってください。

「はい」:[Y]を選択した場合
各項目の設定は、現在設定されている設定値を使用しますので、6項目目の[バッテリー使用開始日]のみ設定を行ってください。


「いいえ」:「N」を選択した場合
メニューにしたがって6項目の設定を行ってください。

(注意)
各設定項目において設定値を入力しないまま[Enter]キーを押すと、デフォルト値が自動的に設定されます。
次のようなメッセージが表示されましたら、環境設定は完了しました。
[メッセージ]
次のコマンドを入力して、[PA(Linux版) メニュー]を起動してください。
コマンド:
/usr/lib/powerassistant/agentmanage

(注意)
XWindowをご使用されていない場合に上記コマンドを実行してメニューから無停電電源装置監視モニタを起動するを選択してもモニタは起動できません。
無停電電源装置監視モニタを起動したい場合は、必ずXWindowを起動してから無停電電源装置監視モニタを起動してください。
なお、XWindowを起動するコマンドは次のとおりです。
(コマンド)
startX
(備考)
[PA(Linux版) メニュー]については、5.PA(Linux版)の使用方法]を参照ください。

環境設定の設定項目の内容について

  1. シリアルポート設定
    パソコンと無停電電源装置(UPS)を接続しているシリアルポートを選択してください。
    (注意)
    シリアルポートを選択する場合は、無停電電源装置(UPS)とパソコンを接続しているシリアルポートを選択しているか、シリアルポートの選択を間違っていないか、パソコンのシリアルポートをLinuxOSが認識しているか、などを必ず確認してください。シリアルポートの設定が間違っている場合、無停電電源装置(UPS)と本ソフトウェアは通信できません。
  1. システムシャットダウン開始までの待機時間
    無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してからシャットダウンを開始するまでの時間を設定します。
  1. システムシャットダウンに必要な時間
    システムシャットダウンを開始してから無停電電源装置(UPS)が停止するまでの時間を設定します。
  1. 初回警告
    無停電電源装置(UPS)が入力電源異常を検知してから初回警告メッセージを表示するまでの時間を設定します。
  1. 警告間隔
    警告メッセージを表示する時間間隔を設定します。
  1. バッテリー使用開始日の設定
    無停電電源装置(UPS)にバッテリー使用開始日を設定されていない場合は、バッテリー使用開始日を入力するよう表示されます。
    また、
    すでにバッテリー使用開始日を設定している無停電電源装置(UPS)やバッテリー使用開始日を記録できない無停電電源装置(BU1007/BU707)は、バッテリー使用開始日の登録は行いません。
(注意) 「バッテリー使用開始日(交換日)」の設定を行っているときに、「通信エラー」が発生した場合は、次の点を再確認してください。
@ 2.無停電電源装置(UPS)との接続方法」に従って、接続されていること。
A 選択した「シリアルポート設定」が間違っていないこと。