8.PAの機能について

PAの機能一覧表および説明

BN/BU1/BX/BU2は、次の機種を示します。
BN: BN75XS/BN100XS/BN140XS
BU1

BU100XR2/BU200XR2

BU70XR/BU100XR/BU200XR
BU100XR(B)/BU200XR(B)
BU70XS/BU100XS

BX:

BX35XFS/BX50XFS

BX35XFV/BX50XFV

BX35XF/BX50XF

BU2: BU707/1007
また、○および×は次の意味を示します。
○1 環境設定において、一部機能制限があります。
○2: 同一機種でもファームウェア違いによりスケジュール運転において、一部機能制限(システム自動再起動とスケジュール運転を独立して使用できない。)があります。

機能項目

説明

BN

BU1

BX

BU2

無停電電源装置監視 手動検索

IPアドレスやコンピュータ名を入力すると、ネットワークを経由して他の無停電電源装置(UPS)の状態をモニタすることができます。

無停電電源装置監視 自動検索

IPアドレスやコンピュータ名がわからなくても、[無停電電源装置監視 自動検索]を起動すると、ネットワークに接続されているすべての無停電電源装置(UPS)の状態をモニタすることができます。

環境設定

シャットダウンに関する時間/警告タイミングの時間/データログ/イベントログ/無停電電源装置管理グループ/連携シャットダウンなどのさまざまな設定を行うことができます。

○1

○1

スケジュール

無停電電源装置(UPS)の停止/起動や無停電電源装置(UPS)の自己診断をスケジュール運転することできます。指定日、毎週、毎月、停止/起動、自己診断の運転項目を設定できます。

○2

○2

イベント情報

無停電電源装置(UPS)で発生するイベント一覧です。各イベントは発生の都度、ネットワークに接続されているパソコンに通知することができます。どのパソコンに通知するかを設定できます。

[注意]
初期設定では、入力電源異常/入力電源回復/スケジュール運転開始などのメッセージが送信されるように設定されています。
なお、このメッセージの送信については次のようなケースが発生します。

(ケース1)
Linuxパソコン(PAインストール済み)を他のLinuxパソコン(PAインストール済み)からモニタしているときは、ポップアップメッセージとして表示されます。
モニタしていない場合は、ポップアップメッセージは、表示されません。

(ケース2)
Linuxパソコン(PAインストール済み)を他のWindowsパソコン(PAインストール済み)からモニタしているときは、ポップアップメッセージとして表示されません。
モニタ上のステータス表示のみ変更されます。

(ケース3)
Windowsパソコン(PAインストール済み)を他のLinuxパソコン(PAインストール済み)からモニタしているときは、ポップアップメッセージとして表示されません。
モニタ上のステータス表示のみ変更されます。

(ケース4)
Linuxパソコン(PAインストール済み)にTELNETで接続している場合、Linuxパソコンに接続しているパソコンのユーザに対してメッセージを通知し、ユーザが使用しているターミナル画面上に英語でメッセージを表示します。

なお、送信内容のについてオンラインヘルプをご参照ください。

アドミニストレータログオン

本ソフトウェアは、ユーザ管理に基づいてセキュリティチェックを行います。

root権限でログインしている場合は、無停電電源装置(UPS)の動作状態を確認することができます。
また、他の無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更することもできます。


root権限以外でログインしている場合、無停電電源装置(UPS)の動作状態を確認することはできますが、無停電電源装置(UPS)の動作状態を変更することはできません。
無停電電源装置(UPS)の設定を変更する場合は、必ずroot権限のアカウントを使用してログインしてください。

なお、本ソフトウェアのは、root権限を持っていない方はインストールすることができません。

イベントログ

無停電電源装置(UPS)で発生する動作状況(入力電源異常、スケジュールシャットダウン、環境設定、バッテリーテストなど)をイベントとして記録することができます。

データログ

データ記録時間・入力電圧・出力電圧・接続容量・入力周波数・無停電電源装置内部温度のデータを記録することでができます。

終了アプリケーション情報

PAは、システムをシャットダウンする前に、オープンしているファイルを自動保存してからアプリケーションを終了します。終了したアプリケーションソフトウェアと保存したファイルに関する情報を表示することができます。
(注意)
PA(Linux版)ではこの機能はありません。
PA(Linux版)からネットワーク経由でPA(Windows版)をモニタするときのみ[終了アプリケーション情報]を参照することができます。

無停電電源装置 自己診断

無停電電源装置(UPS)の各機能が正常に動作しているかどうか、バッテリーが劣化していないかどうかを簡易診断します。

バッテリー使用開始日(交換日)

無停電電源装置(UPS)をはじめて使用開始した日付やバッテリー交換を行った日付を記録することができます。記録することにより次回のバッテリー交換日がいつ頃になるのかなどの日付を管理把握することができます。

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ブザーテスト

無停電電源装置(UPS)のブザーを数秒間ならすことができます。

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ブザー

無停電電源装置(UPS)のブザーの設定(なる/ならない)ができます。

バックアップ中にブザーをならしたくない場合は、ブザー設定を[ならない]にして下さい。

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バッテリー自動テスト

4週間1回に自動的に実施するバッテリー自動テスト(バッテリー劣化診断する機能)を設定(する/しない)できます。

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出力電圧/入力電圧感度設定

出力電圧(AC100V/115V)と停電検出電圧感度(標準感度/低感度)を切替えることができます。
この機能は、BNシリーズの無停電電源装置(UPS)のみ操作することができます。
また、その他の無停電電源装置(UPS)は、出力電圧AC100Vで停電検出電圧感度は標準感度設定となります。
[注意]
停電検出電圧感度は、各無停電電源装置(UPS)の機種に依存しています。

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